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カテゴリ:毛筆
今日は仮名書道の日。 昨日までに書いた物の中から数枚選んで持って行った。 「お!ようなっとるで。まだ幼稚園くらいじゃけどな。練習あるのみじゃ!」との先生の言葉。 そうなのだ、全くおっしゃる通りで、 小筆を使うのもままならないから、筆に慣れるのが第一で、 字を書くどころではないのだ。 ただ、前回の稽古日に先生が手本を書いてくださっていた時、ふと気づいた事があった。 それは、先生は、小筆を持った手を紙に付けて書いていた事。 それまでの私は、小筆の時も大筆と同じように手を浮かせて書いていたから 筆が不安定で、力の加減もできなかった。 「そうだった。昔々子どもの頃も、小筆で名前を書く時は手首を付けたり 左手を下に置いたりしたじゃあないの!」と思い出した。 もう、目から鱗の気分で喜んで帰って、遊びに来ていた長女に話したら、 「えー、母さん、そんな難しい書き方してたの? だから字がブルブルしてたんだ。 でもそれで毎日練習してたとは、ある意味すごいね~。」と、大爆笑された。 毛筆を使う事の多い僧職の友達にも話したら、「あはは、それは難しいわ。」と笑われた。 しかし、これに気づいてからは、かなり書きやすくなった。 私の字が、これまでの三歳児から幼稚園児に進化したのは、そのために違いないが、 先生には黙ってた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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