焼き物、塗り物、ラブ。
今年もバレンタインズ・デーには、チョコレート・フォンデュを。。。アメリカの不味い苺はこうして食べるのが、一番?!バナナ、パインアップル、マシュマロ、パウンドケーキなどと一緒に。いくらあっても困らない、むしろもっと欲しくなる・・・ってモノに何がありますかね?!やはりお金は入りますけど、そしてもちろんそれは私も同じですが(苦笑)、でも、もうちょっと現実的なことで言えば、いつも頭に”今度はあれが・・・”って思い描いてるのが大好きな器たち。結婚当初はさして興味もなく、大して手の込んだモノも作らなかった料理全般にちょっとずつ気持ちが入り始めた辺りから、妙に気になってきたのが、やはりそれらを盛り付けるお皿や器。ある時期から憑かれたように?あれこれ買い求めた食器も、日本での生活の長さに比例してけっこう集まったと思います。が。。。それでも欲しいんです。あれやこれやが・・・別に興味のない人には、どうでもよい話題でしょうが、ちょっとリストアップしてみます。(長くなりそうなので、興味のない方は退散した方が良さそうですね*汗)素朴な風合いが魅力な、粉引き。いろんなモノが出回っているけど、私は大好きな作家、花岡隆さんの粉引きの器が断然好き。彼の味のある風貌も、人柄ももう何とも言えず素敵で、これぞ、職人!!って感じが漂っています。ブログも運営されてるので、ちょくちょくチェックしてます*笑。一本、筋の通った頑固者って感じもこれまた職人ぽいような。。。刷毛目のついた粉引きも、個性的で好きな器です。実際に取り扱ってるお店で手にとってみたら、すごく使い易そうで、手にしっくり来る温かい印象がしました。そして少しずつ集まってきた”塗り物”。津軽塗りは、私の地元青森の伝統工芸と言う事もあって、あれこれ手元に集まりましたが、同じ塗り物でも”漆塗り“の世界では好きなのは赤木明登さんの漆塗りの器。器屋さんで、そして雑誌で漆塗りの食器を見てて“あ、これいいなぁ”と思うと、大抵が赤木さんの作品だったので自分の好みにピッタリなのだと思います。最初は鈍い輝きだったのが、使い込むうちにどんどん艶が出てくるのが漆塗りの魅力だそうですが、飯椀なんて一個12,000円などと平気でしますからこれを家族分揃えるとなったら、一体いくらするのやら。。。(汗)ただ、津軽塗りにも同じ事が言えまずが、この漆塗りも高価だけあって、修繕も可能なので痛んできたら、塗り直しもしてもらえ、一生使う事が出来るので、大事に使い込むなら賢い買い物と言えるのかも?!そして風合いが大好きな木の器。これに関しては、三谷龍二さんの作品が好きです。木のバター入れで、かなり有名な方ですが平皿など、ダイナミックで素敵な作品がかなりあります。私生活もオシャレな方で、絵や文章、アートの方面にもかなり多才な才能を魅せてくれます。・・・個人的に、ちょっと好みな感じの男性です(笑)。あと、これはずっと狙ってて、未だにそのお値段の高さに飛び込めずにいる”おひつ”。私の欲しいのは、秋田杉の曲げわっぱの”おひつ”。”おひつ”を買うなら、絶対にここのが欲しい。希少価値の秋田杉の木の水分が焚きたてのご飯の水分を吸い取って、ご飯が”おひつ”の中で良い感じに育ち、それはそれは美味しいご飯になるそうな。毎日食べるご飯・・・出来れば美味しい状態で食べたいではないですか。これはもうちょっと、老後の楽しみにでもとっておこうかな?!そして最後に・・・・焼締や備前などの渋い土肌の持つ、独特な感じも好きですが、基本的に今でも変わらずに惹かれているのが、染付けの器。特に深みのある藍色と白のコンビネーション。これはいくら持ってても、もうこれで充分!って事にはならず、結局は似たようなものを集めてる気が。。。以前住んでた東京は、近辺に青梅市や多摩地区、川越など骨董のお店が多く、骨董市を毎月開催していたので、染付け関連を見つけるのにはもってこい。私の持っているのは、大体が明治時代と大正時代の染付けがほとんどですが、誰が使ったかも分らない古い食器を使うのに抵抗のある人もいるでしょうけど(苦笑)、私はやっぱり新しい染付けよりも、古い時代の方に魅力を感じてしまうわけです。お気に入りのコーディネートは、キレイな藍色の器達の中に、赤(朱色)の小皿などを合わせるやり方。赤の器が一つあるだけで、藍色が逆に鮮やかに引立ちます。赤じゃなくても、マホガニー系の茶托なんかでもぐっと藍色が印象的になるような気がしますが。今は日本から離れて暮らしているので、以前のように作品展に出向くとか、実際にお店で手にとって見る事は出来ず、ちょっと寂しいけど。。。でもこういうのは、一気にどど~~んと揃えるよりも本当に好きで欲しいモノを、じっくり一つずつ集めていくことが醍醐味のような気がするので、里帰りした時とかに(一体いつ帰れるのやら・・・)機会を見つけて集めていこうかな?!と・・・それから。洋食系の盛り付けに便利なのが、揃いのラインで買ったレストラン仕様のような白いシンプルな食器。自分なりのこだわりで、ボテッとした厚めのお皿ではなくてあえて真っ白な薄~いお皿を。このライン、買ってから分ったんですが、かなり重宝してます。洋風のお料理はもちろんの事、意外にも和食のメニューを盛り付けても何となく、それなりにサマになるんです。器が自己主張していない分、盛り付けたお料理がきちんと目立ち、白のお皿のお陰で、食材の色鮮やかな感じもキレイに見えたり。これは買って良かった~と後から満足してます。ひとつ、後悔してるのが和食器に関しては、どれも4つくらいしかそれぞれ揃えてない事です。家族の人数分・・・と言う事で、4つなんですが、大勢の人を招待した時など、4つじゃ足りない時もある。。。せめて6つ、理想を言えば8つは揃えておけば良かったかな?!と。割ってしまったり、欠けたりして、3つになったり、2つしかない物もあるので、おもてなしには向かないお皿も出てきて、残念。。。飯椀などは、逆に一個一個違うモノを使ってもらうのもそれまた良いんでしょうけど。。。こういうのに興味が出てきてると言う事は、やはり歳をとった証拠でしょうかね?!(苦笑)若い頃は、ブランド品の洋服だ、バッグだ、はたまた高級化粧品だと散財したものだけど、今は、あまり興味が出ない・・・もしまとまったお金があったら、迷わず上に挙げたリストの中の器を買うだろうな。とりあえず、上のリストは置いといて今、(上のリストに比べて金銭的に)手が出そうなモノ。今まで使ってたお椀がだいぶ古くなってきたので、この辺りで新しい物を・・・を探していたら、こんな素敵なモノを発見!外側は朱塗りの刷毛目模様、内側は木目の綺麗なスリ漆塗りになっています。こちらも気になる。外側の上の部分が私の好きな根来塗りで、なんともたまらない風合い。下地の黒が見え隠れする、根来塗りの感じが好きです。下の部分が木目になってるので、扱い易そう。残念ながら、赤木さんの作品ではないですが、でもお値段は今の私でも手が出そうな感じなので、ちょっと狙っています(笑)最近、カメラの調子が悪くて本当はこの辺で新しいカメラを購入したい所なんですが、今はまだちょっと無理そうです。デジカメも5年以上経てば、どこかガタが来るものなんですかね~・・・という事で、長々と私のどうでもいい?お喋りにお付き合いくださり、ありがとうございました(ペコリ)。