お隣さんはアーティスト
暑い夏が過ぎ、涼しくなってくると(ここはまだ暑いですけどね*苦笑)それまでのひんやりとした触感の瀬戸物のお茶碗から土器のぽてっとした素朴な、温かな手触りが恋しくなります。祥見知生さんの鎌倉にあるお店には、いつか行ってみたいなぁと夢見てます。引っ越して来てからすぐに親しくなったお隣さん。この30代のご夫婦には、高校生を筆頭に5年生、そしてニコールと同じクラスのキンダーと3人の女の子がいます。知り合ってすぐの頃、自己紹介の中でご主人のデレックさんが職業は”アーティスト”と言うのを聞いて”ほぅ、どんなタイプのアーティストなんだろう?”と興味はありました。同時にかなり活躍されてるに違いない、とも。だって(我が家と違って)2階建ての大きな豪邸に住み、草刈りやプールのメインテナンスは自分達でやらず、定期的に業者を雇ってケアしてもらってるくらいですから下世話な話ですが(汗)、頭の中で計算機がカチャカチャとなる訳です(苦笑)。そんな中。先日、デレックさんから”ダウンタウンのギャラリーで個展を開いているから良かったら観に来てください”とお誘いを受けたので、家族で行ってきました。私達が行った日は最終日でしたが、彼自身も奥さんと一緒にあとから登場して一緒に見学。アーティストという方達は時々、作品の画風を変えてみたり、いろんなジャンルの世界に挑戦していくものとは理解していましたが、彼もそれにもれず、いろんなタイプの作品を作り上げていました。代表的な作品は、広告や雑誌などを破ってそれをキャンバスに一つの絵として仕上げていくパターン。彼は”コラージュ”と呼んでいましたが。ギャラリー内、写真撮影もOKでした。シャボン玉を吹く子供。よ~く見ると、個人的な写真なども貼られていたり、なかなか面白い作品です。お隣のよしみで何か小さめのモノでも買おうか、と思ったのもつかの間、お値段を見てビックリ!!なんと14,000ドル(140万円相当)もしました!これは大きな作品だから、ですが、ギャラリー内に展示されてる作品、一番お安いものでも3,000~5,000ドルはしました。とっても手の出る代物ではありませんでした。。。(汗)犬の散歩をする女性。よく近くで見てみると、いろんな切れ端が集まって一つの絵になっています。顧客は全米各地に拡がっていてNYやDCなどからの買い付けもあるようです。近々、作品を集めた本も出版されると言う事でじゃぁ、その本でも買いましょうか、と思ったのもまたつかの間(苦笑)、そちらも300ドルはしました(涙)。どれも貧乏夫婦には手が出ない代物ばかりでした。最後にこれをご覧下さい。こちらは現アメリカ大統領オバマ氏のHealth Care Reformキャンペーンの一環としてポスターを作成したらしいのですが、これが全米内で入賞し、オバマ大統領ご本人の直筆サインの入った栄誉ある作品です。見えますか?左端にあるのがサインです。残念ながらギャラリーに飾られていたこの作品はオリジナルではなく、印刷物なのでサイン自体は直筆と言う事にはならないんですが、当のオリジナル作品(直筆のサイン入り)はどなたかが購入されて手元にはないようです。そして誰が購入したかはデレックさんご本人も知らされていないようです。購入者の希望で”匿名”と言う事になっているからだそうですが。それにしても、オリジナル作品だと3,000~14,000ドルはする彼の作品。このオバマ氏のキャンペーン用の作品、一体幾らするのだろう??と想像するだけでも溜め息が出ます。(そしてお値段は幾ら?とはとても聞けませんでした*苦笑)こんなスゴイ方がお隣に住んでるなんてちょっと光栄な気もしたりして。当のご本人はと言えば、子供達の学校のバス停への送り迎えに靴も履かず、いつも裸足で歩いて来るようなラフな人ですけどね(笑)。興味のある方は彼のサイトをご覧になってください。サムライや、他にも大作がいっぱいです。Bioをクリックすると、彼のプロフィール(過去の活躍も読めます。超有名人の作品も手がけていたようです)や彼自身のセルフ・コラージュもご覧になれます。なかなか若い方でしょう?そうそう。彼は最近、新聞にも取り上げられていましたが、その記事の中で、今回のオバマ氏の作品について”自分はアーティストであって、politician(政治家)ではない。もしも前大統領のブッシュ陣営(共和党)の時に、縁があり、依頼があったのなら今回と同様に有難く仕事として引き受けていただろう”と書かれていました。あくまでも、彼にとってはアート(仕事)の一環なんでしょうね。*********************************************さて。我が家の小さなアーティスト、ニコール(別名をエキセントリック・ニコールとも言う。エキセントリックにかけては、なんたってプリスクールの先生からのお墨付き*爆)将来は”アーティスト”になりたいそうです。先日、「ママ、ニッキ、大きくなったらアーティストになってもいい?」と聞かれました!!最初、猫娘かと思った・・・(爆)この続きはこちらで。・・・面白い&ちょっとビックリですよ~(笑)。