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走り続けるmazra日記

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2009.01.06
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イスラエルのガザ侵攻の現地リポートをたまたまネットで見つけてしまいました。
以下は、その概略です。
日本の平和もこんな紙一重なものかも知れませんね。

2008年12月27日「想像を絶する死と破壊」

 まもなく正午になるという時、最初の爆発音が聞こえた。私は窓に突進した。まだ窓の前に達せず、外の様子も見極められないでいるうちに、第二の爆発が起こり、猛烈な爆風に押し戻された。しばし、何が起こったのかわからなかったが、次の瞬間には、イスラエルが予告していたガザ地区に対する大規模攻撃が始まったのだと思い至った。一昨日、イスラエルの外相が、エジプトのムバラク大統領との会談後に述べたことは、口先だけの脅しではなかったということだ。

 引き続いて起こったことは、今でも、超現実世界の出来事としか思えない。こんなことは私たちの誰も想像していなかった。すべてがあまりにも短時間のうちに起こった。現場にいた私にとってさえ、この大量の死と破壊は想像を絶している。私は今も事態のまっただなかにいる。最初の攻撃から、すでに数時間が経過した。ガザ市への空爆で6か所が攻撃された。アメリカのニュース番組ではたぶん、この映像は流されていないだろう。爆撃を受けた場所には死体の山ができていた。映像を見ていると、何人か、まだ生きている若者がいるのがわかった。手を上げる者、頭をもたげる者。でも、彼らもまもなく死んだはずだ。全身が焼けただれ、大半が手足を失っていた。腸がはみ出して垂れ下がっている者もいた。全員がおびただしい血の海に転がっていた。

 ガザで最も大きい2つの大学のすぐ近くにある私の家の前で、ミサイルが、学生たち、大勢の若者が集まっている中に撃ち込まれた。学生たちは、標的になりやすいから集団にならないようにと注意されてはいたが、その時は帰宅するためにバスを待っているところだった。7人が死んだ。4人は学生で、3人は近所の子供。レイエス家の少年たちで、とても仲のいい3人だった。

 これを書いている今、外を通っていく葬列の音が聞こえる。窓から覗いてみると、レイエス家の3人の少年の葬列だった。生きている時、この3人はいつも一緒だった。3人は一緒に死に、そして今また一緒に同じ葬列の中にいる。3人が殺されたあと、14歳になる私の弟は家から飛び出して、路上に横たわる友達の死体を確かめにいった。弟を止められるものはなかった。その後、弟はひとことも言葉を発していない。

 イスラエルの首相は、私たちガザ市民は敵ではない、標的はハマスとイスラム聖戦だと言った。いったいどういうつもりなのか。私たちを怒らせてショック状態から抜け出させてやろうというのか? 怒りや報復の感情をなだめようというのか? 私たちをからかおうというのか? 学校から帰る途中の、今は死者・負傷者となった大勢の子供たちが、ハマースの武装メンバーだというのか? 

 最初の空爆から 30分ほどたったころ、帰宅中の3人の女の子が、通りの少し手前にある警備隊司令本部の前を通りかかった。その時、司令本部にミサイルが撃ち込まれた。少女たちの体はバラバラに引きちぎられ、通りの端から端まで飛び散った。

 空爆されたすべての場所で、大勢の人が死体の間を歩き、自分の家族を見つけてはこのうえないショックに襲われている。通りにも死体が、腕が、脚が散らばっている。靴をはいている足、はいていない足。ガザ市全域が恐怖とパニックと混乱に包まれている。携帯電話はつながらない。病院と死体安置所は満杯状態で、いまだ通りに横たわったままの遺体もあり、その遺体を家族が取り巻いて、顔にキスしたり、とりすがったりしている。破壊されたビルの外では、年配の男たちが地べたに膝をつき、泣いている。息子が働いていたビルの惨状をひとめ見たとたん、息子が生きているかもしれないという一縷の望みも消え失せてしまったからだ。

 遺体の身元が判明したのちも、医師たちは、バラバラの体を正しくつなぎ合わせて家族のもとに返すという、たいへんな時間を過ごしている。病院の廊下はまるで屠畜場だ。いかなる想像も及ばない、どんなホラー映画もしのぐ光景。床は一面、血の海で、負傷者は壁にもたせかけられたり、死んだ人と隣合わせで床に寝かされたりしている。医師たちは死にもの狂いで治療にあたり、怪我をした者でも、命に別状がなければ、そのまま家に帰される。

 私の親族もひとり、居間の窓が割れて飛んできたガラスの破片で怪我をした。顔の中央付近が深く切れてしまったのだが、もっと緊急の治療を必要とする人は限りなくいて、彼女は家に帰された。歯科医のご主人が自分のクリニックに連れていき、局所麻酔をして顔の傷を縫った。

 今日の空爆で200人を超える人が死んだ。つまり、200以上の葬儀が行なわれるということだ。今日、葬儀が行なわれたのはわずかで、たぶん、大半が明日になるだろう。昨日、この家族たちはみな、食べ物と暖房と電気の心配で頭がいっぱいだった。でも、と私は思う。この人たちも、こんなことが起こるのを絶対に阻止できていたというのなら、この数か月間、私たちが必死に求めつづけてきた本当に基本的な生活物資の供給をハマスがやめたとしても、喜んで受け入れていたはずだ。

 爆撃は私の家のすぐ近くで起こった。私の一族の大半がこのエリアで暮らしている。私の家族は無事だったが、叔父たちの家が2軒、損傷を受けた。今日は静かに休めるだろう。ガザ市民は今夜、死んだ者たちを追悼することができるだろう。イスラエルは、当座、これ以上の空爆は行なわないと約束したそうだから。だが、誰もが、標的を定めた次の殺戮のステップがやってくると考えている。これが意味するのは、すでに完全に封鎖されたガザで暮らす宿命を強いられている罪のない一般市民が、さらに大勢巻き込まれるということなのだ。

2008年12月28日「果てしない爆撃の夜」 今、ここで何が起こっているか。攻撃2日目、28日未明のイスラエル軍のガザに対する空爆と海上攻撃について伝えます。 午前1時半。でも、私には、もう陽が昇っているように思えた。この数時間、ガザ市とガザ地区北部のいたるところで激しい空爆が続き、空は赤々と輝いていた。生まれてこのかた、こんなに長い夜は経験したことがない。
 1時間ほど前にはイスラミック大学が爆撃を受け、研究棟が破壊された。私の家はすぐそばにある。最初の爆弾の炸裂で窓が激しく震え、壁が大きく揺れた時には、本当に心臓が口から跳び出してきそうな気がした。両親と兄弟姉妹、昨日の空爆で家が破壊されてうちに来ていたいとこたちは、少しでも休もうとベッドに入っていたが、全員がこの攻撃でいっせいに、家の中で爆撃から一番遠い場所に逃げた。11歳の妹、ハラは麻痺したように動かなかったので、引きずっていかなければならなかった。その後、4回の爆発が続き、その間、13歳の従妹、アヤは必死で私の肩にしがみついていた。肩にあざができたほどだった。4回の攻撃はいずれもすさまじく、爆弾が炸裂するたびに心臓が止まる思いだった。一段落してから外をうかがってみると、夜の空は煙で青黒い汚い色になっていた。 ほんの少し前、イスラエルの戦艦がガザの唯一の港を攻撃した。15発のミサイルが炸裂し、多くの漁船と港の一部を破壊した。ラジオではまだ第一報しか流れていないので、実際の被害がどれくらいなのかはわからない。でも、これだけははっきりしている。漁業がイスラエルの安全にとって脅威であるはずがない。ラジオのレポーターが爆発の数を数えはじめた。6回以降、数え切れなくなったようだった。たった今も3回の爆発音が聞こえた。私は妹に「ヒュウウウウッシュが一番怖いね」と言った。着弾する前のミサイルの音のことだ。ヒュウウウウッシュの間は、いったいどこに落ちるのかと考えて、いても立ってもいられない気分になる。一連のヒュウウウウッシュと炸裂が一段落したところで、ラジオのレポーターが、魚市場が爆破されたと伝えた。 たった今、ガザ地区北部のモスクが爆破され、モスクのすぐ近くのバルーシャ家の4人姉妹が死んだというニュースが流れた。 私には、爆発や煙や救急車のサイレンやヒュウウウウッシュよりももっと嫌なものがある。いっときとしてやむことのないアパッチ・ヘリの、不気味な、気が狂いそうになる音だ。頭上を飛びつづけるアパッチの低いうなりは、夜となく昼となく私の頭の中から消えることがない。聞こえてもいない音が聞こえているような気分になるけれど、でも、その音は間違いなく現実に聞こえているのだ。





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Last updated  2009.01.06 20:08:10
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