テーマ:時計NEWS(281)
カテゴリ:IWC
ブランド創立140周年に当たる今年、なんと言ってもインパクトが大きかったのはヴィンテージコレクションです。
上段左からパイロットウォッチ、ポルトギーゼ、インジュニア、下段左からアクアタイマー、ダ・ヴィンチ、ポートフィノ(スペック等はこちら) 現行ラインナップの主力を構成する各シリーズの原点となったモデルを復刻したこのシリーズは、手巻き、自動巻きともIWC自社開発ムーブメントを搭載しています。どれもオリジナルのモデルをかなり忠実に再現しつつも、古臭くならず最新機械式時計としても魅力的な仕上がりになっています。こういうのは古い歴史を持つブランドの強みですねぇ。 パイロットウォッチシリーズでは3モデルが追加されました。1つ目は「ファーザー&サン」。父と息子のためのペアウォッチで、ビッグパイロット(父)とマーク16(息子)のセットで、セット販売のみです。 父用のはプラチナケースで息子用の10倍近い価格です。1個ずつのセットで約600万円ですから、本当にお金持ちの親子用ですね・・・(まあ機械式時計そのものがお金持ち用、みたいな時代ですが) 2つ目はUTCの限定モデル「アントワーヌ・ド・サンテグジュペリ」。 フランスの作家・飛行機乗りで郵便輸送のためのパイロットとして、欧州-南米間の飛行航路開拓などにも携わったアントワーヌ・ド・サンテグジュペリの著書「人間の土地」(1939年出版)にちなんで1939本の限定モデルです。 3つ目は「クロノ・オートマチック”トップガン”」です。 昨年発売されたダブルクロノグラフからスプリットセコンド機能を廃した、弟分的なモデルです。ブラックのセラミックケースにチタン製の操作ボタンと裏蓋により軽量かつ堅牢な造りです。 (パイロットウォッチシリーズのスペック等はこちら) アクアタイマーシリーズは恒例の限定モデル「クストーダイバーズ」です。 毎年カラーリングを変えてきますが、今年のは深いブルーとイエローのコントラストがとても綺麗な印象です。このクストーモデルは収益金の一部がクストー財団に寄付されます。ところで「クストー」って誰?(何?)という話ですが、フランスの海洋学者でジャック=イヴ・クストーといい、アクアラングを発明した一人です。調査船カリプソ号で海や海洋生物の研究を行ったり、それを書籍や映画にするなどしていたことで有名です。本人は既に故人となっていおりますが、クストー財団では寄付金を集めてカリプソ号の修復を行っているそうです。(スペック等はこちら) 残りは次回... IWC一覧へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.07.22 19:11:33
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