年会の感想~「向上」
「わたしは向上したいんです」とある先生が言われた。繰返して言われた。「でも、わたしの教会のひとはそれをほんとうにのぞんでいるんだろうか」先生のもどかしさや、教会員さんへの愛を感じながらわたしはどうだろう、と思った。神学校を出て12年。いろんなところを通らされて、視点が変えられてきたと思う。でも、わたしは向上してるんだろうか。神さまがより使いやすい器になることがわたしにとっての向上であり神さまってこういうお方なんだ!ということがより証されていくことが教会の向上であると思う。でも、わたしはこの12年種々の雑用・・・主に生活に関わること・・・をこなすのに精一杯でいつも泣きべそをかきながら、力不足を感じながら来ただけだ。神学生の頃、教授にレポートの出来をほめられ、「女性は男性より言語力が強いような気がするね。 でも、卒業するとなかなかそういった女性の活躍は見られないね。」と言われたことを思い出す。時間がないからと言って自己研鑽を怠るのは言い訳だ。学生のように机に向かう時間はないけれど、違ったやり方で勉強することはできたはずだ。目的無くだらだらと過ごしてきただけなんじゃないだろうか。もちろん、わたしはまずは主婦なので、家庭第一なわけで、教会が居心地よくなるための仕事をこなさなければならないけど聖書の言葉を伝えなさいと呼ばれてきたのだからいつでも、相手の状況に応じて的確に語れるように自己訓練することを怠ってはならないはずだ。会う人、会う人「いや~いいんだよ、そのままで。神さまに愛されているんだから、まったりね」と頭をなでてくださるんだけれどわたしはわたしの最善をつくしきれていないことを知っている。居心地のいい場所を壊さないように、ということに神経がいく怠け心を知っている。「わたしらしくわたしの道」を見出し歩くのは難しい。(>_