新生活スタート!
瓦屋根と桜の折り重なる、この町に来てはや12日。言葉のイントネーションが夫婦しておかしくなっている。関西の抑揚は影響力が強いらしい。5人の関東人と1人の関西人が1日一緒にいたら関東人のイントネーションの方がおかしくなるだろう、と思う。引越しと掃除と挨拶と子守りの嵐。我ながらよく動いた。手洗いに立つ間もないほどの忙しさを10日以上体験したのは何年ぶりだろう。昨年夏の劇的な高山さん体験によって体を動かし始めていなかったら、とうにダウンしていたであろう。(高山さん体験・・・オリンピックで高山投手を見て感動して以来筋トレをしたり夫婦キャッチボールをし始めたこと)神の山に備えあり。出会いにも神の配慮あり、と感心する。付け加えれば、危険物が山積している引越し荷物の間をちょろちょろしていた娘のかめ(1歳10ヶ月)が事故怪我なかったのも、たくさんの方が祈ってくださっているおかげだろう。奇跡だ。なんと言っても好奇心と無鉄砲のかたまりなのだから。合宿後のように爽快な気分である。が、しかし、身体は爽快というわけにはいかない。。。花粉かハウスダストか、多分その両方。独特の咳と、あちこちのむずがゆさ。わたくし、実はハウスダストメーターなのです。自身の引越し16回、教会建設・移転経験4回。特に年季の入った教会の引越しは開かずの間を開けたり、山積する資料・書籍を整理したり。古くなった建物の解体をのぞいたら、壁紙はがれたところに黒かびがびっしり、ということもありました。引越しのたびに風邪をひいて、変だな、と思っていたら、先の教会の新会堂への引越しの際には激しい咳と共に、全身発疹・発熱し、完治するまで三ヶ月。以来、埃っぽいところにいると鼻のまわりが赤くなったり、あちこちかゆくなったり。でも、きっちり掃除して空気を入れ替えて入浴すればすぐ良くなります。そんなわけで新居でもダンボールの山を開き、隅々まで掃除し終わるまでが死活問題。今やっと、腰をおろせるようになったわけです。このハウスダストメーターの身体、神さまからのプレゼント。だって、ずぼらなわたしが掃除魔にならざるを得ないでしょう。教会は安らぎの空間であってほしいもの。身体の弱い方の負担にならないように見えないところもきれいにしてほしい御心でしょ。アレルギーの人にとっては見えるゴミよりも家具の隙間の隠れた埃が危険。そういう埃は必ず湿気を帯びてカビの巣になっているんです。かめの散らかしたおもちゃをまたぎながら本棚の隙間にネットかぶせたハンガーを差し込んでいるのはそのため。整頓されて見えないところに埃があるより、散らかっていてもかびていない部屋が大切。え?散らかっていて埃まみれの部屋に住んでいる?でも、住民がそれで元気ならその部屋もいい部屋ですよ!おまけのつけたし:教会の牧師というとひょろりとやさしそうでデスクワークしかしなさそうな人を思い浮かべる人が多いようです。でも、実際には「何でも屋」。今回の引越しは遠方だったので搬送だけ業者に頼みましたが、近場での引越しでは牧師家族と教会員だけで引越しをすることも多いんです。誰かがトラックを借りてきてみんなで運ぶ。やはり神さまへのささげもので経済を動かしているのでしめるところはしめる、というわけで、牧師先生方、見た目よりもタフで働き者です!(やせ我慢もあるかもしれませんが!?)先日悪事がバレた牧師のニュースが新聞をにぎわしていましたが、信徒さんにお茶を入れるように命じるなんてわたしのまわりの牧師には考えられません!夫は来客接待時の打ち合わせ以外、妻であるわたしにすらお茶を入れろとは言いません。むしろ自分がコーヒーをわたしに入れてすすめてくれます。(しかし。これが愛の行為なのか、単なる恐妻家なのかは一考の余地があるかもしれません・・・。)今回の事件、牧師があがめられすぎて傲慢になって、おかしくなったのでしょうね。牧師を神のようにあがめるのは牧師先生自身の魂を害することですし、信徒さんにとっても何の祝福にもなりません。時々、尊敬する先生の話ばかりする人をお見かけします。ほほえましくもありますが、それより、神さまはあなたにどんなことをしてくださったの、と寂しくも思えます。お世話になった牧師先生への最大の贈り物は、私自身、あなた自身が神さまとなかよしになることだと、夫を見ていてつくづく思います。牧師には神さまを喜ぶ喜びをプレゼントしましょう。どこかで牧師とつきあう機会があったら、よろしくお願いしますね!