ゲーム雑記

早い話が「マジカル頭脳パワー！！」をパクったソフト。
しかし、ゲームのデキは、先に紹介した
「マジカル頭脳パワー！！パーティーセレクション」より数倍ヒドい。
あちらは、クイズそのものはしっかりと作られていたので
楽しめたのだが、こっちは肝腎のクイズ部分のデキがヒドいのである。

まず、不正解でも正解が表示されない。
しかも、正解しても「正解の理由」が表示されないので、
もし勘で正解した場合、「なんで正解したのかわからない」という、
とにかくプレイヤーが「腑に落ちない状態のまま」次へと進んでしまう。
これはクイズゲームとしては致命的である。

また、「？」に入る１文字を当てる「？文字クイズ」は、その存在自体が疑問。
出てくるジャンルは、「動物・植物・物」の３つ。
最後の「物（モノ）」って・・・幅広すぎやしませんかい？
で、出てくる問題が、例をあげると

「こ？」「？か」「う？」「？ま」「す？」、「？」に共通して入る１文字は？

てな感じ。・・・普通さぁ、？の他に少なくても２文字はヒントあるよねぇ。
１文字ってちょっと不親切すぎ。
で、？に入るのは「濁点・半濁点のつかない平仮名１文字」なので、
これ一応答えは「し」だと思うんだけど、
そうなると「しか」「うし」は動物だけど、それ以外は動物じゃなくなるし、
かといって、他に当てはまる文字も思いつかないし・・・
私、迷っているうちにタイムオーバーになってしまったので、
正解がわからないままなのである。

・・・なんだ？！このゲーム。

で、トドメを刺すのが、ムービークイズ「記憶力を試せ！」。
これは、数十秒の実写ムービーが流れた後、そのムービーの内容に関する問題に
答えるというクイズなのだが、このムービーがまた「噴飯もの」なのである。
出演しているのは、おそらく開発スタッフなのであろう。
ムービーの主な目的は「出題」だから演技は二の次と考えたのかも知れないが、
そのあまりのお粗末ぶりに、とてもムービーを記憶している余裕などないのである。


パッケージの裏にデカデカと書いてある「お茶の間ゲームの決定版！」の文字。
・・・・・　ウソつけ、この野郎！



「ミラクルワールド」
［メーカー］ウィザード
［機種］プレイステーション
［発売日］1995年12月8日