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テーマ:ゲーム日記(30993)
カテゴリ:ゲームレビュー
実におよそ1か月ぶりのブログです。
とは言っても、別にその間ブログを書けないほど忙殺されていたというワケでもなく、 ただなんとなく「書く気が起きなかった」だけ・・・。 なんかこういうのって、私の場合、どうも「周期的に訪れる」ようで、 書きたい時は毎日でも書きたく、頻繁に更新するのに、少し経つと 突然パッタリと書く気が起きなくなってしまうのです。 そして今回、また「書く気が起きてきた」ので、書いてみた次第です。 今更ながら、非常に「気まぐれ」なブログで恐縮ですが、 お付き合いいただければ幸いです。 さて、久々の更新は、あの「タイトーメモリーズ」の個別レビューなんですが、 今までメモリーズ1と2は一応「別物扱い」ということで、記事の 通し番号となる「その××」も別々にカウントしていたのですが、 やはり「メモリーズシリーズ」として統一した方がいいかなと思ったので、 メモリーズ1・2に係わらず共通で通し番号を付けることにしました。 ・・・「そんな細かいこと、どうでもいいや」と思われるかも知れませんが(笑)、 一応これで目標が個別レビュー「その100」まで、と明確になるので、 少しは「張り」にでもなるのではないかと(笑)。 ということで、今回の個別レビューは「第19弾」となりますので、どうぞよろしく! タイトーメモリーズシリーズ個別レビュー、第19弾は メモリーズ2・上巻の「グランドチャンピオン」。 アーケードゲームにおいて、「レースゲーム」というのは割と歴史が古く、 世間に「TVゲームというもの」を広く認知させたあの「スペースインベーダー」以前も、 結構な数のレースゲームが各メーカーからリリースされていた。 しかし、当時は、ハードのスペックはもちろん、開発陣のノウハウも 「まだまだこれから」という時代であり、レースゲームと名のつくもののほとんどが、 直線コースを上空から見下ろした「2D画面」で、画面上部から「降ってくる」敵車に 当たらないようにマイカーを左右に操作する、という類のものばかりであった。 その後、時代が進むに連れ、画面は相変わらず同じ2Dながらも、 背景を華やかにしてより臨場感を増す工夫も見られるようになり、 ゲームの「システム」の方でも、直線コースだけではなくコースが左右に蛇行したり、 ただ走行して得点を上げるだけではなく「順位」の要素も入ってきたりなど、 レースゲーム全体がより楽しめるものへと発展していく。 そして、1982年についに「革命」とも言える「本格的な3D視点」を実現させた ナムコの「ポールポジション」へとたどり着き、レースゲームはさらに 1段高いステップへと上がっていくわけだが・・・。 この「グランドチャンピオン」は、オリジナルが1981年のリリース。 正に、レースゲームがその「ポールポジション」という最初の大きなステップに たどり着くまでの「発展途上の様子」を、如実に窺わせてくれるゲームである。 画面は、最初にも触れたとおり、見下ろし型の2D画面で、前方(つまり画面上部)より 現れる敵車にぶつからないよう、マイカーを左右に操作する。 ただし、後方からマイカーよりも速いスピードで迫ってくる敵車もいるので、 後方にも気を配らなくてはならない。 画面左側には、現在のスコア、過去のトップ5のスコア、残り時間、 そしてスピードメーターが表示されている。 メモリーズ2では、便宜上このように表示されているが、 実機ではモニターで表示していたのはレース画面のみで、 得点は7セグメントのデジタル表示板、スピードメーターは 実車そっくりのメーターが、モニターとは別にゲーム筐体に設けられていた。 当時は、このゲームに限らず得点表示とゲーム画面が 分けられていたものは(特に大型筐体もので)割と目にしたものである。 参考までに、以下は同じタイトーの「スピードレース」の筐体である。 表示部が分かれているのが、お分かりになるかと思う。 なお、この写真はおよそ6年前、秋葉原のとあるゲーセンにあったものを 撮影したものである。 ちなみに、本来は縦画面のこのゲーム。メモリーズ2でも 「縦画面モード」というのがあり、そのモードにした際には、 このように表示される。 ・・・もちろん普通の横画面TVで観る時は、 首を90度横に傾けなければならないのだが(笑)。 コース途中には敵車以外にも様々な障害が行く手を阻む。 「トンネル」・・・入るとヘッドライトの範囲しか見えず、あとは真っ暗。 「雷雨」・・・雨で左右に滑りやすくなる。また、雷に当たると 跳ね飛ばされて(!)大幅にスピードダウンしてしまう。 「霧」・・・画面上半分が白っぽくなり視界が悪くなる。 ・・・などなど。 敵車に当たって「クラッシュ」してしまうと、マイカーは強制的にピットに 連れて行かれてしまい、大幅なタイムロスとなってしまう。 ゴールした時点で規定順位以内(初期設定では6位以内)に入っていると、 次のラウンドに進むことが出来る。 規定順位未満でゴールするか、ゴール前に持ち時間がなくなってしまうと、 ゲームオーバーとなる。 さて、実際にプレイしてみての感想だが・・・これが結構「難しい」。 何十回とプレイはしたものの、次のラウンドに進めたのはほんの数回のみで、 あとは、ゴールはするものの「規定順位未満でゲームオーバー」という 形がほとんどであった。 ちなみに、ゴール前にタイムオーバーというのは、一度もなかった。 難しさの原因としては、もちろん「私の腕のなさ」も一つにあるとは思うのだが(笑)、 やはり「操作性の問題」が、その大きな要素の一つであるように考えられる。 実機では、「ハンドル」という「アナログコントローラ」により、 マイカーを自在に操作することができるが、 PS2は、十字キーの左右での操作。キーを押している間、 「一定速度」でその方向にマイカーが移動するので、どうしても 「俊敏な動き」ができない。なので、いざという時でもなかなか対応ができず、 クラッシュしてしまうことが多くなってしまうのである。 これは、アナログスティックでも同様で、「倒した分だけマイカーがその位置に行く」 のではなく、「倒している間だけ、その方向に一定速度で動く」という、 あくまでも「十字キーの代用」的なものにしか過ぎないので、 設定変更により、アナログスティックによる「アナログ操作」ができるように しておいても良かったのでは・・・とも思った。 もちろん、「アナログスティックで倒しただけ動く」というのも、 「緻密」すぎて、これはこれで難しい面もあると思うが、 やはり「プレイヤーの選択肢」は一つでも多い方が良いと思うので、 そのような仕様も取り入れて欲しかったように思う。 タイトーメモリーズでは、他にもアナログ系の操作をデジタルで代用しているものが いくつか見られるのだが、それらは特に大きな違和感は感じなかった。 この「グランドチャンピオン」は、デジタルでの代用操作による違和感が、 一番目立ってしまっているように思った次第である。 ゲーム自体は、古き良き時代のレースゲームを味わえるので、悪くはないのだが・・・。 「タイトーメモリーズ2・上巻」 [メーカー]タイトー [機種]プレイステーション2 [発売日]2007年1月25日 人気blogランキング、よろしければクリックを! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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