ゲーム雑記

タイトーメモリーズシリーズの個別レビュー、その第24弾は、
メモリーズ2・下巻の「メガブラスト」。

オリジナル登場は1989年。
上下左右4方向への機銃を備えた自機「メガブラスト」を操り、
様々な角度から現れる敵を倒して進んでいくシューティングゲーム。
基本は横スクロールだが、「4方向攻撃」という特徴を生かすため、
上下にスクロールする場面もある。



操作は、8方向レバーと1ボタンのみ。
ボタンを押すことにより、4方向同時に発射する。
この「1ボタンで4方向同時発射」というシステムは、わかりやすくて良い。

しかし、「最初から4方向同時発射」というのは、なかなか珍しい。
パワーアップして複数方向に同時発射できるようになるゲームは多いが、
「最初から」というのは、ほとんど見かけない。
パッと思いつくところでは、前後同時に発射する
ナムコの「ボスコニアン」ぐらいだろうか（笑）。

パワーアップについてもユニークで、敵キャラを倒した際に出るアイテムを
「機銃部分」に取らせることにより、「その機銃のみ」がパワーアップする。
そのため、満遍なくパワーアップするには、上下左右4つの機銃それぞれに
アイテムを取らせる必要がある。

ゲーム中、ボスキャラとして、メカニカルなキャラに交じって
「ちゃっくん」や「バブルン」など歴代のタイトーの有名キャラが
巨大化されて登場するのが、なかなか面白い。
知っている人であれば、思わずニヤリとしてしまう場面である。

4方向同時発射ということで自機の攻撃の手数が多いせいか、
敵からの攻撃も激しく、難易度は結構高いように感じた。
全体的には、正直なところ少々大味な感じがしなくもないが、
そこそこ楽しめるレベルのシューティングゲームであるように思った。



「タイトーメモリーズ２・下巻」
［メーカー］タイトー
［機種］プレイステーション２
［発売日］2007年3月29日


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