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カテゴリ:時事関係
小泉内閣メールマガジン第237号
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2006/0608.html 先週の木曜日に発行された内容について、思うことがあったので書いてみる。 6月8日付けの「第237号 野口英世博士のふるさと」で、[大臣のほんねとーく]という枠に今回は、防災担当大臣(沓掛哲男)の意見が掲載されていた。 私にとってこの枠は、いろいろな大臣が書く割には、当たり障りの無いことしか書かれていないことが多いので、流し読みしただけで終わる場合が殆どなのだが、今回は引っかかることが書いてあったのだ。 ----------------引用開始 毎年多くの方が、強い雨・風の最中に屋根の修理や田んぼや水路などの点 検に行って亡くなっています。「診る」「知る」はあくまで大雨や台風が接 近する前の備えの話です。早めに点検・修理を済ませて、雨や風が強くなっ てきましたら、むやみに外出をしないようお願いします。 ----------------引用終了 何故、いうに事欠いて、むやみな外出などという表現を使うのだろうか。 壊れた屋根を修理するのは、その場所から被害が広がることを防ぐためであろう。 田や水路を点検に行くのは、被害を最小限に食い止めたいという思いからであろう。 強い雨・風の最中に行動をしなければならないのは、 「家や家具を水浸しにしたくない」、「田を駄目にしたくない」 というような思いに突き動かされた結果であり、当事者にとっては決して「むやみな行為」ではないのである。 その思いに対して、それでも命の方が大事だと、人身に重点を置いて言及するのであれば、素人でも出来る家屋の補強方法や、田や水路にはどのような対応策が有効であったのか、というような 情報提供が先ではないか、と私は思うのだ。 「災害時要援護者の避難支援ガイドライン」を作成するのも結構だし、その広報も良いのだが、その前に、防災担当だというのであれば、防災の為のガイドラインはどうしたのかと聞きたい。 毎年、同じような事故が発生するのであれば、外出を自粛する要請などという消極的な呼びかけだけではなく、未然に防ぐ手立てを考案提供するのが、「防災担当」の仕事だと私は思うのだが、これは間違った考えなのだろうか? もし、そうであるなら、防災担当大臣とは、一体どのような職務なのであろう。 高い給料を払うだけの価値がある職務であることを望むばかりだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 13, 2006 09:20:15 PM
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