満月の夜、モディ・ディックが (片山 恭一) 本
『世界の中心で・・・』の作者なので、少し期待したけれど、あんまり。1人の少年の恋が書かれているんだけど、いまいち本に入れなかった。でも、作者は本当はこういう本が書きたいんだろうなぁと思った。人を信じるのは、1度傷ついた人には大変な事だ。誰かを愛するという事も。人はいろいろな事を年を重ねながら経験する。知らぬ間に、誰かを傷つけ、傷付けられ、誰かを愛し、裏切られ、その中からいろいろな事を学んで、自分というものが、何者か分かってくるのかもしれない。私は前に進めているのだろうか?今までの、人との出会いの中で感じて、学んだ事を、今に生かせているのだろうか?もっと、もっと、自分を信じてみよう。そうじゃなきゃ、今までの私が可哀想だもの。