カテゴリ:永遠に輝け!モイラ的銀幕のスターたち
50~60年代、ハリウッドの黄金期に活躍した大スター・チャールトン・ヘストンが、84年の生涯を閉じました。
俳優のほかに、全米ライフル協会会長という顔を持ち、極右、タカ派とも呼ばれ、 彼に好印象を抱かない映画ファンもいますが、 モイラが思うに、彼がスターとして大躍進したのは、ひとえにハリウッドの黄金期、 乱暴な言い方をすれば、アメリカという国の黄金期ですので、 スターの座にしがみつくためには、保守派に回ったのも致し方ないことなのかもしれません。 いろいろ悪口も言われ、真反対の立場をとるマイケル・ムーア監督と、「ボーリング・フォー・コロンバイン」で激突し、半ば「試合放棄」でムーア監督の前から立ち去ったヘストンですが、 「十戒」「ベン・ハー」といった大スペクタクル&超名作史劇の主役として、その名を世界に知らしめ、 多くの映画ファンを魅了したことは、世界映画史に燦然と輝く功績でありましょう。 モイラの亡き母は、晩年ヘストン氏と同様、アルツハイマー病にかかり、 いつ自分がご飯を食べたのかもわからなくなっても、 「十戒」や「ベン・ハー」のビデオを見せると、もう満面の笑みをたたえ、 「紅海が割れるのよね。で、ヘストンとユダヤ人は海を渡れるけど、追ってきたエジプトの兵隊はみんな溺れて死ぬのよね」とか、 「後ろ姿のキリストから水をもらうのよね。で、ローマの兵隊がキリストを見てびっくりするの」と、 まあよく覚えていたこと! チャールトン・ヘストン/セオドラ・ロバーツ/十戒 製作50周年記念版 聖書を題材にした史劇といえば、まっさきに挙げられる名作。「見よ、神のみわざを!」と、ヘストン扮するモーゼが杖を振り、紅海が真っ二つに割れる名シーンはすごいの一言! ベン・ハー 特別版 / チャールトン・ヘストン オスカー11部門受賞の超名作!オープニングのイエスの誕生は、まるで動く聖画です。 ローマ軍のエルサレム入り、ガレー船、戦車レース、イエスの受難など、名シーン満載! ミッドウェイ 特別版 / チャールトン・ヘストン 共演は名優ヘンリー・フォンダ、日本の大スター・三船敏郎。 とはいえ、戦闘シーンの多くは、東宝映画「太平洋の嵐」からの無断拝借。 大スターたちが顔を並べる大作映画に無断拝借されるほど、日本の特撮は秀逸なのだということを、世に知らしめた一作です。 ほかにも「猿の惑星」「地上最大のショウ」など、数多くの大作に出演したヘストン。 天国ではベン・ハーみたいに、イエス様に出会えたでしょうか‥‥? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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