カテゴリ:嗚呼なつかしのテレビドラマ♪
70年代後半、NHKで放映されるや、大反響を呼んだ社会派ドラマがありました。
山田太一脚本、鶴田浩二主演の「男たちの旅路」です! 男たちの旅路 第1部 全集(DVD) ◆20%OFF! 男たちの旅路 第2部 全集(DVD) ◆20%OFF! 男たちの旅路 第3部 全集(DVD) ◆20%OFF! 男たちの旅路 第4部 全集(DVD) ◆20%OFF! ドラマは一話完結で、舞台は東京都内の警備会社。 ベテラン警備員・吉岡晋太郎(鶴田浩二)は、 特攻隊の生き残りで、まだ戦争の傷を引きずり、恋も知らずに若い命を散らした戦友たちへの断ち切れぬ思いから、 50を過ぎても妻をめとらず、ひとり東京の片隅にひっそりと生きる男。 そんな彼の部下は、戦争を全く知らない若ものたち水谷豊、森田健作、桃井かおり、清水健太郎、柴俊夫、岸本加世子)。 吉岡は時に能天気なくせに無感動な彼らと激しくぶつかりあうが、 若い者には若い者の苦悩があることも知り、両者は次第に理解しあってゆくのだが‥‥ 高齢者問題、十代の非行、若者の理由なき自殺、通り魔事件など、 今日なお社会問題とされているテーマを毎回とりあげていたのが、 ドラマにリアリティと重厚さを加えていました。 鶴田浩二演じる吉岡という男が、「お説教好きのおせっかいおじさんだなあ‥‥」と やや鼻につくところもありましたが、 変に物分りのよい、若者に迎合したオヤジと違って、一本筋の通った言動が魅力的でした。 鶴田浩二以外には演じられない役どころでしょうね。 警備員のくせにふにゃふにゃした言葉遣いの悦子(桃井かおり)、 飄々として屈託のない陽平(水谷豊)も、名演でした。 モイラが印象に残っているのは、 老人ホームのお年寄りが、都電ジャックをする「シルバー・シート」です。 電車内にたてこもる老人たちに、吉岡がいろいろ説得しますが、 「吉岡さん、我々はあんたの20年後なんですよ」と、とてつもない説得力で反論されると、 さすがの吉岡も返す言葉がなくなる場面に、ぐっときました。 このドラマはシリーズ化され、今なお多くの世代から支持されております。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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