カテゴリ:独断と偏見に満ちた映画評
「悪役の怪獣が全然怪獣らしくない」、「東宝特撮でお約束のぶっこわしシーンが少なすぎ」などなど、
怪獣映画ファンの間では評判がイマイチみたいな、'64年東宝の「宇宙大怪獣ドゴラ」‥‥ 【中古】特撮DVD 宇宙怪獣ドゴラ 確かに、怪獣の造形にこだわる怪獣ファン(いわゆる特撮マニアとはまた別物)の目には、 空に浮かぶ巨大クラゲみたいなドゴラは、怪獣大スター級のゴジラ、モスラと違って、外見的にも性格的にもキャラクター性が乏しく、 モイラも十代の時、名画座で初めてこの映画を観た時は、ちょっと失望しましたが、 大人になってから観ると、なかなか味わい深く、人間ドラマも結構きちっと描けているという、新しい発見をしました。 打ち上げられたテレビ衛星が次々姿を消すという怪事件が起こり、 加えて、世界を股にかけた宝石強盗団によるダイヤモンド強奪事件が相次ぐわけですが、 ある夜、銀座の宝石店に押し込んだ強盗団が、青いアメーバのような浮遊物体に遭遇し、 街のヨッパライもろとも宙に浮き上がってしまうという椿事が勃発。 宝石強盗犯を追う、ちょっと間抜けな若き刑事・駒井(夏木陽介)。 ひょんなことから駒井と知り合うダイヤモンドの研究の第一人者・宗方博士(中村伸郎) 駒井や宝石強盗団にからんでくる、変な日本語をあやつる謎の外国人・マーク・ジャクソン(ダン・ユマ)。 そんな中、強盗団が見かけた青い浮遊物体は、炭素を摂取して巨大化する化物らしきことが判明するのだった‥‥! 夏木さん演じる駒井刑事は今ひとつ、ドゴラ誕生の謎を解く科学者・小泉博も影が薄く、 ヒロインの宗方博士の秘書・昌代役の藤山陽子に至っては、活躍も何もせず、ただ出演しているだけでしたが、 強盗団の顔ぶれがとても個性的でしたね。 ボスには貫禄たっぷりの河津清三郎、 やたらすごんでいる二番手には田島義文、 どう見ても日本人なのに、なぜかドイツ語なまりの日本語を操るわけのわからん天本英世、 チビで臆病者の加藤春哉、 そして、紅一点の若林映子。男どもが銀座の宝石店を狙っている最中、派手なスポーツカーに乗って見張りをするのですが、 あのさあ、見張りにしちゃ目立ちすぎやしないかい‥‥?ってなツッコミを入れたくなります。 ドゴラは不定形怪獣で、街をのっしのっしと歩いて、巨大な足や尻尾で建物を倒壊させたり、 口から不気味な光線を吐いて、石油コンビナートを一瞬のうちに火の海にしたりはしません。 全くの「不定形怪獣」ってやつです。 これまでの怪獣映画の常識を打ち破った、いわば変化球的な怪獣映画と言えるでしょう。 この作品、主役を演じる役者が違っていたら、もっと面白くなったかもしれません。 主人公の夏木陽介。謎の外国人マークとの微妙なかけひきをするには、ちょっと青二才すぎる‥‥どうせなら、もっとイケメンで英語の堪能な宝田明に演じてもらいたかったです。 しかし'64年に、本多猪四郎監督は、「モスラ対ゴジラ」、「三大怪獣 地上最大の決戦」、そして本作品と、 実に3本も撮っているんですよね。すごい! 我らが世界に誇る特撮の帝王・円谷英二大先生も、すごい! 【送料無料】【入手困難品】ミレニアムゴジラ ひな型 ソフビフィギュア 全長70cm 彩色済み【1999年製/非売品/ゴジラ/フィギュア ソフビ】 【送料無料】 加湿王 バーニングゴジラ 加湿器 【送料無料】初代ゴジラソフビフィギュア円谷英二展生誕100年記念スモーククリア ゴジラ ムービーモンスターシリーズ キングギドラ2019おもちゃ こども 子供 男の子 3歳 ゴジラ ムービーモンスターシリーズ ラドン おもちゃ こども 子供 男の子 3歳 にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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