カテゴリ:独断と偏見に満ちた映画評
特撮映画といえば、世界的な人気を誇る「ゴジラシリーズ」を思い浮かべる方が多いでしょうが、
この特撮時代劇ヒーローも、忘れてはいけません‥‥そう、大映の大魔神です。 「大魔神シリーズ」は全部で三作ありますが、 今夜とりあげるのは、'66年の三作目「大魔神逆襲」! 大魔神(DVD) ◆20%OFF! 冷酷な領主の命令で、村人たちは山の奥深い地獄谷に連れて行かれ ムチ打たれながら武器を作らせられていた。 脱走しようにも、領主の軍勢が常に目を光らせているし、 おまけに祟りがあると恐れられている魔神の山に足を踏み入れるのは、 村人たちには絶対タブーであった。 しかし、父親たちを連れて行かれ、村に残された子どもたちのうち4人が、 父を案ずるあまり、禁忌の地獄谷に向かった。 ところが、大雪や急流、そして領主の軍勢に阻まれ、彼らは絶体絶命‥‥! その時、地獄谷に祭られている柔和な顔の魔神の額から、真っ赤な鮮血が‥‥ そして魔神の像はずざざざざざざ~~~~ッと立ち上がり、その手で顔を撫でたら‥‥!! 世にも恐ろしい形相に変わった大魔神が、どしーん、どしーんと、雪山を踏み越えて 弱い村人たちを虐げる領主とその配下を恐怖に凍りつかせるわけですが、 あの地響きを招くものすごい足音を聞いただけで、ぞくぞくします。 山奥の村の子どもたちが、現代の都会っ子みたいなしゃべりかたをしていたのが、 ちょっと気になりましたが、 時代劇の名手・森一生監督の巧みな演出が、その違和感を中和していたようです。 大魔神が1作、2作では抜かなかった腰の宝刀を、 この3作で抜いて使うんですよね。 モイラが最初にこの作品を観たのはテレビで、7歳かそこらでしたから、 いや、それはもう怖かった怖かった‥‥ 柔和な埴輪の顔が、あの恐ろしい顔に変わるだけでも、怖かったです。 「大魔神シリーズ」は、大人気を博したのだから、もう少し続けてほしかったけど、 60年代、永田大映の屋台骨は揺らぎに揺らぎましたからね。 人気俳優・川口浩の退社、五社協定の弊害による山本富士子の解雇、 長谷川一夫の引退、田宮二郎の突発的解雇、そして、最後の看板スター・市川雷蔵の死‥‥ まあ時代の流れってやつですかね。 大魔神 0126PUP10F 高田美和/大魔神 本郷功次郎/大魔神怒る 大魔神 25度 720ml 「玄海酒造」[長崎県] モイラの新しいお店はこちらです 食品・生活雑貨・化粧品・洗剤などの格安まとめ買い通販 実用業務用本舗 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 10, 2009 09:47:58 PM
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