カテゴリ:独断と偏見に満ちた映画評
溝口健二作品の中では、あまり評価が高くないようですが、
モイラは大好きなんですよね‥‥'55年の「新・平家物語」 モノクロがまだ主流だった当時では、際立って美しい総天然色の歴史劇です。 吉川英治不朽の名作の映画化!平安時代末期を舞台に若き武将・平清盛の恋と野望を”巨匠”溝口健二が絢爛に描く活劇時代絵巻!DVD未発売。■新・平家物語■ 藤原一族の貴族政権が風前の灯火となり、武士階級が台頭し始めた頃、 京都の武士・平忠盛は長男・清盛(市川雷蔵)とともに、海賊討伐で手柄を立てたものの、 派手好きで浪費家の妻・泰子(木暮実千代)のために、家は火の車だった。 そんな時、清盛は酒場で、実の父が忠盛ではないと聞かされて‥‥ 青年時代の清盛の苦悩や恋、野望を描いた傑作。 自分の出生の秘密を知って苦悩する姿‥‥ 公卿の娘でありながら、紅ひとつつけない飾り気のない時子(久我美子)を 最初、下女と勘違いし、あとで姫君と知って、バツ悪く赤面する姿‥‥ 今も昔も若者は変わりません。 悩める青年・清盛を、雷蔵様が好演していましたね。 母・泰子役の木暮実千代さんも見事でした。 もう結構な年なのに、胸元まで開いた着物を着て、若作りをして‥‥ 母よりも女でいたい泰子を熱演していましたね。 ただひとつ‥‥溝口監督は戦のシーンを撮るのが本当に下手です。 あれはカットしても良かったんじゃ‥‥ 半世紀以上前の映画ですが、今観ても美しい映像ですよ。 衣装も、小道具も、大道具も、緻密に計算されています。 ”巨匠”溝口健二が京都の花街・祇園を舞台に芸妓とそれを取り巻く人々の生態を徹底的に描き出した人間ドラマの傑作!【DVD特別セール】◆祇園囃子 <PD版>◆ 依田義賢が脚本を書いた「雨月物語」と同じく後世の映画作家達に多大な影響を与えた溝口健二監督作品。日本映画【西鶴一代女】DVD 船橋聖一が「小説新潮」に連載した小説の映画化、滝村プロの滝村和男が製作、溝口健二が監督した作品である。日本映画【雪夫人絵図】DVD お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 1, 2009 10:22:08 PM
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