カテゴリ:独断と偏見に満ちた映画評
霊感商法、SF商法(別名ハイハイ学校)など
年金暮らしのお年寄りを食い物にする悪徳商法が、今も後を絶ちません。 近頃じゃ、円天なんてのもありましたね(楽天を真似たのかな?まさかね) そんな老人を食い物にする悪党どもを、 老人たちが文字通りぶった斬る、かなり強烈な作品があります。 2000年の「忘れられぬ人々」です。 忘れられぬ人々【邦画 中古 DVD】送料無料 メール便可 レンタル落ち 一人暮らしの木島(三橋達也)、飲み屋のおやじ村田(大木実)、 息子夫婦、孫と同居しているが、家に居場所のない伊藤(青木富夫)は、 太平洋戦争時代の戦友。 木島は死んだ戦友の孫娘に、祖父の最期の様子を話し、 村田は、妻(内海桂子)が癌で余命いくばくもないことに心を痛め、 伊藤は華道の師匠・小春(風見章子)に心を寄せていた。 そんな時、老人を食い物にする悪徳商法の魔の手が彼らに‥‥ 前半は、シニア向けのほのぼのお茶の間テレビドラマのノリで、 ちょっとかったるいなあと思っていたのですが‥‥ いやー、後半から俄然面白くなります! ウルトラマンタロウの篠田三郎が、悪徳商法の親玉を演じているのが、 あんまり似合ってなかったけど、 三婆ならぬ三爺の老人パワーには、仰天しましたね! 戦争という修羅場をくぐりぬけてきた方たちを、なめてはいけないということです。 監督は、「おかえり」、「忘れられぬ刑事たち」の篠崎誠。 春の庭先で日なたぼっこしているような、あったかな演出が持ち味です。 ところで、ある精神科のドクターから聞いたのですが、 老人ホームでも色恋沙汰というのは、結構多いそうです。 いやはや‥‥人間はすばらしい。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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