カテゴリ:独断と偏見に満ちた映画評
フランシス・フォード・コッポラ監督の大作映画「ゴッドファーザー」‥‥
シリーズ3作の中で、モイラが最も好きなのは「PART2」です。 ゴッドファーザーPARTII<デジタル・リストア版> / アル・パチーノ 第1作でマーロン・ブランド演じた初代ドン・ヴィト・コルレオーネの少年時代から 青年時代までの物語と、 二代目ドンとなったマイケルの物語が交互に展開していて、 そのシナリオの精緻な構成と、丹念に描かれたマフィア・ファミリーの愛憎劇、 ハラハラドキドキのサスペンス、ゆったりとした中にも鋭さが随所に見られる演出に、 まだほんの子どもだったモイラは、スクリーンから目が離せなかったものです。 鮮明に印象に残っているのは、シシリー島で幼いヴィトの父と兄がドンに殺され、 ドンがヴィトの命まで狙っているのを知った母親が、必死に命乞いをするけれど、 ドンがそれを拒む時に言う台詞。 「復讐に口はいらん。(中略)今、この子はまだ幼い。 しかし大人になったら、きっとこのわしを殺しに来るだろう」 そして、大人になったヴィトは‥‥ また、「恩には恩を。裏切りには死を」のマフィアの厳しい掟を、 身内にまで向けなければならないマイケルの苦悩が、見ていてぐっときました。 マフィアのドンとして成功をおさめればおさめるほど、妻ケイとの間はガタガタになり、 孤独になり、外にも多くの敵を作り、何度も命を狙われ‥‥ それでも、一旦二代目となった以上は、その立場をまっとうしなければならない。 大学まで卒業して、本当はマフィアのドンなんかになりたくなかった悲劇の男マイケルを 名優アル・パチーノが熱演していました。 重厚で丹念なコッポラの演出に、脱帽です! 【中古DVD】ドラキュラ(F・コッポラ) <期間限定版>/ホラー 映画ポスター:劇場用フランシス・コッポラ監督「ランブル・フィッシュ」ミッキー・ロークマット・ディロン 初版 1枚限り 【送料全国一律500円】 地獄の黙示録 ポスター お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 10, 2009 10:53:28 PM
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