カテゴリ:独断と偏見に満ちた映画評
今夜も韓国映画を字幕オフで観ました。
モイラ自身の韓国語能力を試すためです。 観た映画は、キム・ギドク監督の第三作「悪い女~青い門~」です。 【中古】 悪い女 /キム・ギドク(脚本、監督),イ・ジウン,イ・ヘウン,アン・ジェモ,チョン・ヒョンギ,ソン・ミンソク,チャン・ドンジク,イ・イノク 【中古】afb ソウルからキョンサンポクドの海辺の町・ポハン(浦項)に流れてきた売春婦のジナ(イ・ジウン)は、 ヨインスク(旅人宿‥‥韓国独特の民宿のような宿)に宿を借り、 そこで夜な夜な客をとるようになった。 ヨインスクには、初老の主人とその妻、男のようなベリーショートの女子大生の娘ヘミ(イ・ヘウン)、高校生で写真家になるのが夢の息子ヒョンウがいた。 ヘミには恋人がいて、彼のことを愛しているが、彼女はセックスに対して潔癖で、どうしても一線を踏み切れなかった。 そんなヘミは、露骨に性的に奔放なジナを軽蔑するのだが‥‥ この映画の台詞は、六割くらいは聞き取れました。 でも映画の出来は今ひとつだなあと思いました。 まず、ジナが描く人物画や金魚という小道具の使い方が下手。もっと何か伏線があると思ったんですがね。 ヘミがセックスに目覚める過程も、描写が今ひとつ不足していました。 それと、ビーチのボート屋で働く兄ちゃんが、よくわからない。あんな人物、必要なのかなあ? だいたい、飛び込み板の上でセックスなんかするかあ?! 危ないよ‥‥落ちたらどうする? 結構グラマーなくせに、女を感じさせないベリーショートで、服装も男みたいなヘミは、なかなかいい感じだったけど、 彼女の恋人役は全然ダメ。背こそ高いけど、ブサイクすぎる! あれじゃ求められても、たいていの女は拒みたくなるわな。 不自然な描写も多かったですね。 男女が留置場の同じ部屋に入ったり(ありえね~!)、 びっくりしたのは、ラスト近く、雪が降っているのに、ジナとヘミがラグランスリーブのシャツを着て、外に出ていたシーン。 モイラも冬の韓国に行ったことがありますが、それはもう底冷えがするほど寒かったものです。ソウルなんか冬はたいてい零下ですよ!あんな格好で外に出たら、たちまち凍死です。 それとも、ポハンではあたたかい雪でも降るんでしょうかね? ジナに筆おろしをしてもらうヒョンウが撮影した彼女のヌード写真も、ひどい出来でした。あんな腕前で、よく雑誌のグラビアなどに載せてもらったなと思います。 一番ダメなのは「悪い女」という日本版のタイトル、なんとかならないのかと思いました。 「悪い男」のヒットにあやかって、くだらない邦題をつけたものです。 ジナのどこが「悪い女」なんだ? いいじゃん、原題通り「青い門」でさ。 なんか今夜は言いたい放題ですね。まあいいか。 悲夢 【字幕・吹替え】オダギリ・ジョー イ・ナヨン キム・ギドク【中古】【洋画】中古DVD 春夏秋冬 そして春【洋画 中古 DVD】メール便可 レンタル落ち 悪い男 /チョ・ジェヒョン キム・ギドク 【吹き替え・字幕】【中古】【洋画】中古DVD にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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