カテゴリ:嗚呼なつかしのテレビドラマ♪
こんにちは、映画狂のモイラでございます。
昨日、テレビドラマや映画、ヴァラエティなどで活躍していた名バイプレーヤーの斎藤洋介氏が 69歳の若さで亡くなりました。 咽頭がんを患い、俳優業の傍ら、治療を続けていたのですが、 急に体調が悪化して、還らぬ人となってしまったようですね…… 残念です。残念でたまりません…… 名作の数々に出演していた斎藤洋介氏は、あの独特な面長の風貌で、 悪役から善玉役まで、数多くの役をこなし、 その演技力は抜群でした。 今日は、そんな斎藤洋介氏を偲んで、 彼の代表的な出演ドラマ 「聖者の行進」を、ご紹介します。 水戸市で実際に起こった知的障害者虐待事件をモチーフにした、シリアスなドラマで、 斎藤洋介氏は、若い知的障害者達が助成金目当てに雇用されている町工場の現場監督役を 好演しておりました。 町工場の社長(段田安則)やその妻(水沢アキ)、息子(篠原俊晴)らは、 知的障害を持つ工員の永遠(いしだ壱成)や妙子(雛形あきこ)、辰雄(小林正寛)らを蔑み、 徹底的にいじめ抜き、搾取するのですが、 現場監督の間中(斎藤洋介)だけは、そんな知的障害者たちに好意を表し、 彼らの相談役みたいなものになります。 しかし、医学部に進学した息子のための借金と、生来の人の善さにつけこまれ、 段田鬼社長の悪事に、やむなく加担してしまうのです…… そんな結構難しい役柄を、見事に熱演していましたねえ…… 脚本は当時超売れっ子だった野島伸司氏。 そうそう、酒井法子も、知的障害者達に楽器を教える 高校の音楽教師役で出演していました。 障害者いじめのシーンがあまりにも凄惨だということで、 スポンサーの一社が降りちゃったことでも知られたドラマでしたね。 そういえば、いしだ壱成も酒井法子も、 21世紀に入ってから、大麻・LSD所持、覚せい剤所持使用容疑で、それぞれ逮捕されましたね。 つまりは、いわくつきのドラマってわけ……(笑) おっと、話が斎藤洋介氏からそれてしまいました…… 彼はNHKの人気ドラマ「男たちの旅路」でも 「トルコ風呂に行って女を抱いてみたい」と両親に懇願する車椅子の青年役を、上手に演じてました。 ドラマでは、車椅子に乗っているという理由だけで、どこのトルコ(当時の呼び名)でも 丁重に入店を断られるわけですが、 帰宅して、両親に「女を抱いてきたよ」とウソを言い、そのあとワーッと泣くのです。 あの名演は、アメリカでならオスカー賞ものだと思いましたよ。 斎藤洋介さん、どうぞ安らかにお眠りください……アーメン にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 10, 2023 01:55:13 PM
コメント(0) | コメントを書く
[嗚呼なつかしのテレビドラマ♪] カテゴリの最新記事
|
|