ぢい散歩12「北千住・芭蕉碑めぐり」:その3「千住神社」
「ぢい散歩、北千住で芭蕉の句碑をめぐっております」「写真には神社が出ましたが……」「八幡神社」「ここは何です」「さあ、道端にあったので、一応お参りを……」「何だよ」「その先にあるのが千住神社」「こちらが今日報告するメインですね」「境内」「本当に手抜きだなあ。説明しなさい」「今を去ること千年前、この地は千崎という丘陵であった、森林であった。開拓民がこの地に住みつき、延長四年に稲荷を勧請、千崎稲荷神社として五穀豊穣が祈願された……パン」「それじゃあ講釈だよ」「ま、とにかく、延長四年というのは926年。その後1279年に氷川神社が並ぶと、二ツ森と呼ばれて人気になった。江戸時代に日光街道の最初の宿場となると、宿場の西にあるところから、西の森と呼ばれ、明治になって二つの神社が合祀されて西森神社となった。大正四年、千住神社という名になったのじゃ……ああ、疲れた」「長いセリフは苦手なんです」「こちらが芭蕉句碑。 ひとの短を云事なかれ 己の長をとく事なかれ ものいへば唇 さむし 秋の風 改行は碑のまま」「これも有名な句ですね」「で、こちらが本堂」「芭蕉さんがメインだから、もう手抜きになるぞ」「願掛け恵比寿。願い事をして回すのじゃ」「これもお馴染みですねえ」「これから次の目的地まで近道。こんな細道を通る」「あら……自転車だとすれ違えませんね」「これも」「ううん……例によって手抜きになったね」「ということで、続きは次回」