車輪 の下 ～Sous une roue
何もかもリセットしたかったのハンス・・・？ハンスは 誰にもいえなかったんじゃないの・・・。奈良の高校1年生の放火事件はとてもいたましいものがありますね。私は頭の中でテレビをみながら 高校の時読んだヘルマンヘッセの小説「車輪の下」を思い出していました。エリートを望む厳格な父に押しつぶされそうな精神状態までになりながらも神学校に進んだ 主人公「ハンス」を思い出して・・・。この『車輪』とは父であり、また社会でもありハンスはいつもその下敷きにあるという小説だった。確か最後までこの車輪の下にいるという内容だと思うのですが・・・（私の記憶が間違いなければ）でも車輪の下と違うのはここからで現実の奈良の高校生は成績が悪ければ暴力で叱りその父を激しく憎み血の違う妹弟と義理の母を放火というもっとも罪の重い事件を引き起こした。私はこの高校生の気持ちがわからなくもないと思うの。犯した罪は別としてこの子の気持ちを考えると愛情がまったくない状態で育ったのではないだろうか？物や食べることには不自由はなかったのだろうけど小さい頃から実のお母さんと別れて新しい義母というのは子供にとっては強烈なことであっただろうし・・ なおかつ自分の父との間に出来た妹と弟を可愛がるなど・・・・・この高校生はどんな気持ちだったのだろうと・・私は思いました。まずは犯した罪は重いけれど、追い詰められてゆくこの 寂しさを誰がわかってあげていたのだろうか？と私は心が痛んだのです。さまざまな意見があると思うけど・・そう思ったのです。自分の子供時代も双子であるがゆえに比べられたっけーーと思い出す。さらにその上には姉がいる。3人はいつも競り合っていたから。3人で行動すると強烈です(爆）くらべられていやだと思うこともあったけれど・・・両親は育てるのに必死だったのだと思うけど・・現在も子供の教育はとても難しいのでしょうね。純粋で傷つきやすい世代の子たちには 愛情をもって叱り、愛情を持って接し自分の力で生きる能力を身につけさせて 自分の力で就職をみつけられ自分から学ぶことのできるようになってほしいですねそしてマリーブログを見に来ているどこかで寂しい気持ちの方へ・・・・あなたは けしてひとりじゃないのよ。必ず見守っているひとがいる。多くの友、愛する人、ライバルそして自分には見えない尊い存在たち。みんな あなたと共にいる。あなたはその人々、存在たちに、報いるように生きなければならない。友には「笑顔とやる気」で報いること。愛する人には「もちろん愛」で報いる。ライバルには「向上と進化」で報いる。じゃあ、自分の命は？光の存在には「生き抜くこと」で報いること・・・・・Les chat de marie
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