助産婦メモルの日常～Happy Birthな毎日～

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• 続・つわり地獄

  またまたごぶさたです。たくさんのお祝いのお言葉、ありがとうございました♪♪お一人お一人にお返事できなくてごめんなさい。でも本当に嬉しいです。（＾▽＾）で、まだまだ続くつわり地獄。一体いつ解放されるのでしょう？無事に予定日も決まったのですが、思い返して逆算するとメモルの場合、妊娠３週からつわり症状が始まったことになるのよね。早すぎないかい？？みるみるうちに体重が減って、６kg減。尿中ケトンは４＋。食べても飲んでも吐いちゃう。「ここまでくると『重症悪阻』だねぇ。」と先生に言われ、ついには点滴をされてしまいました。同期の友達に点滴を刺してもらったんだけど、どうやらかなりの脱水だったらしく血管にうまく入らない。ブスブスと刺され、４回目でやっととれた。いつもの元気なメモルなら、「何やってんのよ、早くとってよ。もう、自分でやった方が早いんちゃうんっ！！」なんて言っちゃいそうだけど、今のメモルは弱りまくり。「ありがとう、でも痛かったよぉ・・・。」と誰にも聞こえない、蚊の鳴くような声でつぶやくのが精一杯。つらいんだね、つわりって。（T T）今までつわりで苦しむ妊婦さんは何人も見てきたけど、メモル、そのつらさを全然分かってあげてなかった。これからはもっとそのつらさを分かってあげられそうだよぉ・・・。それにしてもこのつわり地獄はいつ終わる？教科書的には１２週くらいにはほとんどの人が落ち着いて、１５、６週くらいにはなくなってるんだよね。落ち着くまで、あと２週・・・。長いぃぃぃぃ・・・。そんなメモルの唯一の楽しみは、仕事のヒマな時にこっそり１人で超音波診察で赤ちゃんの生存確認。でも今の時期は経膣でなければ見えないもんだから、パンツをずらして、１人で診察。しかも超音波画像が見やすいように診察室の電気を消してして暗闇の中でしてるから、誰かに見られようものならかーなーり恥ずかしい姿。赤ちゃんの姿を見て、１人でにやにやしてるし・・・。早くお腹の上から見えるようになるといいな。・・・その前に早くつわりが落ち着くといいな。あー、ところで話は全然変わるのですが、メモルのこの日記サイト2/4から急激にアクセス数が増えたのですが、なぜでふか？？2/3までは１日100前後のアクセス数が2/4は3400、2/5は2800。なんかで紹介された？

  2005年02月08日

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• できました。

  ごぶさたです。元々のろのろ更新の【Happy Birth】・・・、それがここ最近より一層のろのろになっています。日記すら書いてない・・・。というか、メモル自身サイトをのぞけない毎日です。なぜなら・・・。できたんです。（*＾＾*）できたんですよ～、赤ちゃんが。もう見事なまでにつわり地獄にはまってます。食べると吐く、食べなくても吐く、空腹のまま吐いても胃液しか出なくてますます気持ち悪くなるので頑張って食べる、でも吐く。そして寝づわりもあり。気持ち悪いからとりあえず寝ようと思ってこたつで横になると、恐ろしいくらい寝れる。いつもだんなに布団で寝なさいと起こされるんだけど、多分ほっておいたら３０時間くらいぶっ続けで寝れるでしょう。幸いにも（？）脱水でほとんどトイレにも行かないし。寝てる間は吐き気がなくて、ほんと幸せ～♪でもこんな吐きづわり、寝づわりも仕事中はびっくりするくらい消え失せます。なんでだろ～？気が紛れてるのかな。気合いかな。でも助産婦と言えども、しょせん初妊婦です。いざ自分の身に起こってみると、何が何だか分かりません。知識が余計に多い分、心配事も増えてる気もします・・・。こんなに吐いて、本当に大丈夫なの？お腹にすごい力を入れて、吐いちゃうけど赤ちゃん出てこない？？１日２回しかおしっこ出ないけど、これってかなりの脱水なんじゃ？？　ウェルニッケ脳症とかなる？？おりものがなんだか茶色い・・・、これって出血？？ふいにつわりがおさまっている時は、赤ちゃん死んじゃった？！と不安にかられ・・・。診察で赤ちゃんの心拍を確認して、先生に「大丈夫」と言われ、ほっと一安心。メモルもふつーの妊婦だな、と実感してます。というわけで、もうしばらくサイト更新も日記更新も手のつけられない日が続くと思います。ま、今のところ、妊娠経過は順調みたいなので、心配しないでね。

  2005年01月22日

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• 明けました。

  ２００５年が明けました。今年もどうぞよろしくお願いします♪メモルの仕事始めは２日朝からでした。今年はたまたま元旦はお休みでした。病院は２４時間営業。しかも産婦人科は、いつ陣痛がやってきてお産になるのか、いつ緊急事態で帝王切開になるのか、何とも予測がつけられません。まさに年中無休の２４時間営業。そーれーはー、もちろん分かっているのだけど・・・。まだ正月三が日、世間の人々はおせちを食べながらこたつでぬくぬくテレビを見てるんだろーなぁ、初詣に行っておみくじ引いて一喜一憂してるんだろーなぁ。それなのに、メモルは仕事・・・なんて思うと、ずっしりと気が重くなっちゃう・・・。でーも、病棟に着いたら嬉しいことがあった。わー、赤ちゃんがいっぱい♪♪なんと１月１日生まれの赤ちゃんが５人もおりました。まぁ～、何てめでたい。♪~♪ d(⌒o⌒)b♪~♪ランランかわいい赤ちゃんのためなら、仕事だって頑張るさ。今年１年もまた頑張るぞ。

  2005年01月03日

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• こたつでゆっくりと紅白を見ながら今年を振り返る

  ２００４年もいよいよ終わろうとしています。今、メモルはこたつで、だんな様と一緒にゆっくりと紅白を見ています。何年ぶりの紅白だろう？ここ数年、こんなにゆっくりと年末を過ごしたことなんてなかったな。学生時代は実習と記録に追われ・・・、働き始めてからは大晦日はいつも仕事だった・・・。今年もいろいろありました。個人的なところでは、結婚しましたっ！（＊＾＾＊）月並みな言葉ですが、幸せを感じる毎日です。仕事でもいろいろあったなぁ。かわいい赤ちゃんにいっぱい出会えました。素敵なママさん、パパさんにいっぱい出会えました。・・・そして、お空に見送った赤ちゃんもいました。３年半一緒に助産婦をしていた同期が先々月退職しました。でも今月新しい助産婦が入って来ました。ネット上でもたくさんのお友達ができました。でも、残念ながらサイトを閉鎖された方もいました。たくさんの出会いと別れ、嬉しいこともあり、悲しいこともあり、でもそれぞれがそこからまた新たに出発しているんですよね。２００５年、メモルにとってどんな年になるでしょう。きっと、また嬉しいことも悲しいこともあるんでしょうね。でも、そのすべてを宝物にしていきたいです。２００５年も素敵な出会いがたくさんありますように。かわいい赤ちゃんがいっぱい生まれますように。素敵な笑顔で世の中があふれますように・・・。っていうか、平成１７年かぁ。もう平成生まれも１７才になっちゃうわけね・・・。そろそろ平成生まれが、出産に来るわね・・・。小渕さんが「新しい年号は『平成』」と掲げた。メモルの記憶に鮮明に残ってる・・・。しっかり物心もついてた、あの頃に生まれた子が母になるのねぇ。あー、年を感じてしまう・・・。ちと複雑。そんなこんなで、２００５年、平成１７年も助産婦メモルは頑張ります。仕事もプライベートも、そしてサイト運営も。どうぞどうぞよろしくお願い致します。

  2004年12月31日

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• 守りたかった命

  すごく、すごく、すごくすごくすごく守りたかったのに、守りきれなかった命があった。あんなにパパとママに愛されて・・・、絶対に守りたかった。でも守りきれなかった・・・。守ってあげることができなかった・・・。今でもメモルは、あなたのことを忘れられない。あなたのママと一緒に泣いたあの夜を忘れられない。あなたのママがメモルの勤める病院にやってきたのは、妊娠２２週の時だったよね。あなたのママはその時すでに１ヶ月以上、ベッド上安静をしてたんだよね。ごはんも寝たまま、シャワーも入れず、トイレすらベッドの上だったよね。それでもあなたのママは笑ってた。それはお腹の中であなたが元気に動いていたからだよね。妊娠１５週で破水。メモルの勤める病院だったら、１００％中絶を勧めてると思う。ううん、あなたのママも中絶を勧められたんだよ。だけど、あなたのママは絶対に嫌だと言ったんだよ。たとえ、これから先、見通しのつかない絶対安静の生活が続くとしても。たとえ、長い長い安静生活をしても、あなたが亡くなってしまうかもしれないとしても。たとえ、あなたが助かっても大きな障害が残るかもしれないとしても。たとえ、子宮内感染で最悪の場合子宮を摘出しなくてはいけないとしても。・・・あなたのママはあなたと一緒にいたかったんだよね。あなたと一緒に歩んでいきたかったんだよね。妊娠２２週を越えて、蘇生の対象となる週数となり、メモルの病院にやって来たね。初めての診察で見せてくれた姿は、もうほとんどない羊水の中だったけど、あなたは元気に動いてたよね。「この赤ちゃんは絶対に守りたいっ！」メモルは強くそう思った。何でだろ？いつも常に思っていることなんだけど、このとき程強く思ったことはないよ。産科の先生と小児科の先生たちは毎日相談してたよね。あなたのお誕生日をいつにするかって。あなたは羊水がほとんどない中で頑張ってたから、肺がとっても未熟だったんだよ。それでなくても、妊娠２２週。蘇生も難しい週数。少しでもお腹の中にいて、少しでも成長してくれるのを待つのがいいのか、今後のママの子宮やあなたの状態を考えると感染が悪化する前にあなたを生んだ方がいいのか・・・。あなたのママのお腹はすっごい張っていて、張り止めの点滴は最高量だったね。ママはかなりしんどいはずなのに、弱音ひとつ吐かずに頑張ってたよね。結局感染も少しずつ悪化してきて、お腹の張りも止められなくなって、妊娠２４週、帝王切開であなたは産まれたね。泣き声をあげることはなかったけど、確かにあなたは生きてたね。ちょっとだけ動いた指先をメモルは見のがさなかったよ。・・・だけど、あなたは産まれてからたった数時間でお空にいっちゃった。あなたのママは、あなたを抱っこして、病棟中に響き渡るほど、大きな声で泣いたね。メモルも泣いちゃったよね。メモルは自分の無力さに涙が止まらなかった。絶対に守りたかった命なのに、守りきれなかった。メモルは何もできなかった・・・。翌日、あなたはパパと一緒に火葬場に行ったね。ママは術後１日目でまだ外出ができなかった。だけど最後にママに抱っこしてもらったんだよね。その日の夜、あなたのパパは小さくなったあなたをママのところに連れて来てくれたね。ママの部屋からはまた大きな泣き声が聞こえてた。パパとあなたが帰ってからしばらくしてね、メモルはママとゆっくりお話ししたんだよ。まだ術後の傷が痛いはずなのに、出口に向かって廊下を歩くママを見かけて、「どこに行くの？」って声をかけた。そしたらママは「空が見たい。」って言ったの。メモルは少し心配になった。もしかしてママがあなたのところに行こうとしてるんじゃないかと・・・。安静もかなり長かったし、足の筋力も落ちてるはず。こけたりしないかな。「私も一緒に行くわっ！」そう言って、メモルはママに付いていったんだよ。外に出て、メモルはママと一緒にお話したよ。星空を見上げながら２人で泣いた。あなたが、あなたのパパとママにとって、本当に待望の赤ちゃんだったこと。あなたの誕生の秘密も教えてもらったよ。あなたの名前の由来も教えてもらったよ。ママもパパも本当に本当にあなたを愛してたね。きっと今もそれは変わらないはず。あなたのママが退院してから、あなたのママに会うことはないけど、外来にたまに来てるのは知ってるよ。だけど、メモルはあなたのママに会うのがちょっと怖い。ボロボロに泣いてしまいそうだから。メモルはあなたのこと、本当にすごく、すごく、すごくすごくすごく守りたかった・・・。何もできなくて、ごめんね。でもメモルは、あなたのことを忘れない。絶対に忘れない。あなたが確かに生きていたこと、あなたのパパやママだけじゃないよ、メモルも絶対ずっと覚えてるよ。ママのお腹を神様に紹介してあげてね。あなたの弟か妹が授かるように・・・。メモルはあなたのママが、あなたの弟か妹を授かって、また病棟に来てくれる日を楽しみに待ってるよ。あなたの弟か妹が産まれたら、ぜひメモルに抱っこさせてね。待ってるね。

  2004年12月23日

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• 名前ランキング

  今年も発表されましたね、明治安田生命の名前ランキング２００４。明治安田生命の保険加入者の中から、２００４年生まれの男の子、女の子それぞれ５０００人弱の名前からランキング化してます。えーーと、年間に生まれる赤ちゃんはだいたい１００万人くらいです。・・・単純計算で男の子５０万人、女の子５０万人くらい？？（あくまでも単純計算ね。）えっ？！　５０００人弱って全然足りないや～ん。と思っちゃいますが、統計学的なサンプル数としては十分に信頼性のある統計になるそうです。統計学のことはメモルには聞かないで。分からないからー。（＞＜）つまり～、疑うことなく、何も考えずに、このランキングを楽しめっ！ということです。ということで、メモルは疑うことなく、何も考えずに、このランキングを楽しんでます。ランキングを見ながら、「あー、いるいる、この名前♪」なんて思いながら、今年生まれた赤ちゃんたちを思い出します。今年の１位（漢字）は、男の子「蓮」、女の子「美咲」「さくら」でしたね。でも、メモルの記憶にある限りではこの１位の名前たちは、メモルの勤める病院の赤ちゃんたちにはいなかったかなぁ・・・。でも入院中に名前が決まってる赤ちゃんって少ないし、退院してからの赤ちゃんの名前は分からない場合もあるので、もしかしたらいるのかなぁ・・・。でも、「翔太、いたいた。」「陸もいた。」「陽菜ちゃんも葵ちゃんもいた。」、１人でニタニタしながらランキングを見るのは本当に楽しい♪ちなみに読み方の１位は、男の子「ユウキ」、女の子「モモカ」。「ユウキ」はほんとに多いですね。思い出せるだけでも何人もいます。メモルが勝手に思う最近の名前傾向は、男の子も女の子も「陽」が結構使われているように思う。「ヨウ」「ヒ」「ハル」「ヒカル」・・・、いろいろな読み方で。あとはー、「○○キ」という男の子の名前は本当に多いと思うんだけど、その中でも「輝」で「キ」ってのが多いですね～。このランキング、「生まれ年別ベスト１０」もあるんです。例えば～、メモルの生まれた年は１位から「陽子」「久美子」「智子」「裕子」・・・。１位～１０位、すべて同級生や友達にいます。ちなみにメモルの本名はランキングに入ってませんでした～。名前って、親がいろいろな思いを込めて名付けてるんですよね♪　そう考えると、たとえば同じ「蓮くん」であっても、その名前に込められた思いはきっとそれぞれ違うんですよね。名前の漢字や読み方は、ランキング化できるけど、もっと奥深いものはきっとランキング化できないよね。あー、名前とは何て感慨深いもんなんだろ～。で、ここでひとつ宣伝。メモルの本サイト【Happy Birth】では「うちの子、名前自慢っ！！」として、「お子さまの名前、名付けた際のエピソード」を随時募集しております♪現在投稿いただいた、かわいいお名前は１００人を越えてます。お子さまのかわいい名前、ぜひ自慢しちゃってください♪

  2004年12月18日

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• 「安産」とはなんぞや？？

  誰しもがよく聞く言葉、「安産」。同じく「難産」。パッと聞けばもちろんイメージはわいてくるんだけど、よくよくよくよーく考えてみると、「安産」とはなんぞや？　「難産」とはなんぞや？？　という疑問がわいてくる。助産婦として働いていると、ますます疑問にかられることがある。陣痛が発来して、病院に来てもらった初産婦さん。病院に着いた時にはすでに赤ちゃんの頭が見えかくれしてる状態。分娩室に入って３０分もしないうちに「オギャー。」　全体の分娩所要時間は３時間に満たなかった。家族に「初めてなのに、安産だったね～。」と言われ、複雑な顔。あとで聞いてみると「何が何だか分からないうちに生まれちゃった。まだ実感がないわぁ。呼吸法も練習してたのに。これって安産だったのかなぁ。」と言っていた。むむむ、あっという間に生まれるなんて理想的なことのように思えるけど、「安産」とは言い切れないわけかぁ。陣痛中の産婦さんに「こんなに苦しいのになかなか生まれないなんてこれって難産になるんですよね？」と聞かれたこともある。うーん、どうだろ？　お産に陣痛はつきものだし・・・。でも確かに時間的には長期戦になってきてるかなぁ。だからと言って、これを「難産」と言うんだろうか？？長い長い陣痛の末に結局赤ちゃんの回旋異常で緊急帝王切開になった方は、「帝王切開にしてもらえてよかった。あれ以上頑張っても難産になっただけですよね？よかった～、難産じゃなくて。」と言った。ふーむ。ということは、長い陣痛の後での帝王切開でも「難産」ではないわけか。他にもいろいろと思い悩むことがあるわけです。「安産」にも「難産」にも定義がない。感覚で決めるものなんだと思う。でも、助産婦が思う「安産」「難産」、医師が思う「安産」「難産」、産婦さんが思う「安産」「難産」、家族が思う「安産」「難産」・・・、はそれぞれ違う。と言うか、個人個人によって違うんだろうな。短時間で生まれれば「安産」というわけではないし、帝王切開であっても「難産」というわけでもない。最終的にママも赤ちゃんも元気なら、「安産」だった、と言えるかなー？なんて思うけど、必ずしもそうじゃない気がする・・・。少なくとも、お産の主体は産婦さん。産婦さんが「安産」だったと思えるなら、それでいいかなと思う。メモルは自分から「安産だったね～。」と声をかけることはしない。だって分からないんだもーん。メモルが「安産」だと思っていても、産婦さんは「超難産」だと思ってるかもしれない。簡単に言ってしまうことは無責任のようにも思う。たまに「私って、安産でしたか？難産でしたか？？」と聞かれることもある。その時は一緒に考えてみる。でも結局は「私は安産だったと思うよ。」とか「どちらかと言えば、安産だったと思うよ。」とあいまいにしてしまう。だって分からないんだも－ん。あ、ちなみに「難産だったと思う。」なんてことは絶対に言いません。お産を否定的に捉えて、次の妊娠や出産に恐怖を感じたりしたら困るから。万が一、育児に響くようなことがあっても困ります。何が何でも、「安産」だと思える要素を前面に押し出します♪

  2004年12月16日

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• 死産は男の子に多い？

  ちょっと前のニュースなんですが、とある記事をネット上で見つけました。「死産の胎児のうち、男児の占める割合が、妊娠初期の１２～１５週では女児の１０倍を超え、妊娠全期間でも２倍以上に達していることが、４大学の研究グループの調査で分かった。死産に男児が多いのは従来、知られていたが、妊娠初期の極端な偏りが判明したのは初めて。」理由は環境ホルモンの影響？とか、いろいろ言われてるようですが、この記事に対してメモルは思います。妊娠１２～１５週くらいの赤ちゃんの性別を判断するのは非常に難しいんですよね。生殖隆起と言うんでしたっけ、男の子の陰茎と女の子の陰核、ちょうどこの頃は男女ともに外陰部が盛り上がってきて、ゴマツブくらいの大きさのチョンって感じの盛り上がりがある時期なので、目で見ての性別判断はアテにならないんですよね。みんな男の子のように見えることもあるんです。理論上は１２、３週くらいでは外性器は完成しているんですが、実際には見た目では分からないこともあるんです。実際のところは解剖をして精巣や卵巣・子宮・膣の確認をするか、染色体検査をしないと性別は分かりません。死産後解剖を断る方は多いですし、この調査はどういった形で性別判断をしたか分かりません。もうちょっと週数を重ねれば、男の子は睾丸ができてきますし、女の子は陰唇ができてくるので、性別判断が可能です。実はメモルも１２～１５週くらいの赤ちゃんの外陰部が男女共に同じように見えることがあるということは助産婦２年目まで知りませんでした。それを知った時はかなりショックを受けました。だって、メモルが死産に立ち会って、「男の子」と判断した赤ちゃんは実は女の子だったかもしれないんですから。「あ、おちんちんついてる。男の子。」と判断してました。「違うよー。女の子だよー。」と赤ちゃんは言ってたかもしれません。「男の子でした。」と伝えられ、パパもママも当然男の子だったんだ、と思ってることでしょう。「違うよー。女の子だよー。」　そう言って、赤ちゃんは泣いてるんじゃなかろうかと思い、ずいぶん思い悩みました。埋葬もすんで、その赤ちゃんの性別を知る術はもうないんですから。本当に「男の子」だったのかもしれないし・・・、でも「女の子」だったのかもしれない・・・。今でもこの時期の死産に立ち会った時には、性別判断に悩みます。明らかに「男の子」「女の子」と判別ができる時もありますが、分からない時も確かにあるんです。医師と一緒に確認したりもしますが、「分からない」か「男の子」という判断になっちゃうんですよね。「性別不明」とするべきなのか、見たまま「男の子」とすべきなのか・・・。パパやママの気持ちを考えると、「分かりません。」というよりは「男の子でした。」と伝える方がいいんだろうか？今後、その赤ちゃんの性別を知る術はないんです。だったら、パパやママが疑うことなく「男の子」と信じていれば、何ら問題はないんだろうか？？医師や助産師ですら悩むところなので、実際にパパやママに赤ちゃんに会ってもらっても、絶対に「男の子」と思うはずなんです。この話を日記に残しておくのも、ちょっと悩みました。もしもこの時期に死産をされ、男の子と聞いている方は、「え？女の子だったかもしれないの？！」と思い、余計に悩むことになるかもしれません。でも「男の子」と聞いているなら、「男の子」なんです。もちろん「女の子」と聞いているなら、「女の子」です。毎回絶対性別が判断できないということはありません。明らかに判断できることもあります。それより何より、パパとママが信じてることが大切なのでは、とメモルは思っています。

  2004年12月11日

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• 赤ちゃん大好き

  メモルは、赤ちゃん大好き。２頭身で、でも人間の形なところとか、だんだん大きくなって超音波に全身像が映らなくっちゃうところとか、なかなかおまたを見せてくれなくてママをうずうずさせちゃうところとか、ママのお腹が波打っちゃうくらい暴れてるところとか、心音をなかなか聞かせてくれなくてメモルを困らせちゃうところとか、ママが疲れちゃうくらいのんびり生まれてくるところも、メモルが冷や汗タラタラなくらい急いで生まれてくるところも、生まれた瞬間のちょっと血まみれなところも、たまに自分のうんこつけて生まれてきちゃうところも、まぶしそうに新しい世界を見ているところも、必死こいておっぱいをさがしているところも、「大丈夫。ちゃんと生えてくるからね～。」と思わず声をかけちゃうツルツルの頭も、目があってるようであってない、つぶらなおめめも、思わず「何個あるんだろう？」と数えたくなっちゃう鼻のプツプツも、「猿の子みたい」とママに心配されちゃうくらいの背中の産毛も、「パーして。」と言っても、触れば触るほどグーになっちゃうおてても、思わずかぶりつきたくなっちゃうふくらはぎも、ふいに天使の羽に見えちゃう足の裏も、もうほとんど眠りかけだったくせにおっぱいを離そうとしたら、また吸い付いちゃう欲張りなところも、真っ赤になってうんこをきばりながら、ついでに吐いちゃうところも、１人でへらっと笑ってる、かわいいようなちょっと無気味なところも、ギャンギャン泣いてたのに、抱っこした瞬間泣き止んでくれるところも、おむつをはずした瞬間、放射線状におしっこを飛ばしちゃう男の子も、われめのうんこがなかなか拭き取れない女の子も、暴れたら保育器の壁にガンガン当たっちゃうビッグちゃんも、新生児用の服ではすぐに腕と肩が出ちゃって、遠山の金さんしちゃうおちびちゃんも、みんなみんな、みーんな大好き。メモルは、赤ちゃん大好き。

  2004年12月03日

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• 多胎にまつわる「へぇ～」

  以前本サイトで発行していたメルマガでもちらりと書いたことのある話題なのですが、「多胎にまつわる『へぇ～』」です。メルマガに書いたときよりもレベルアーップしましたよ。まずは「多胎」という言葉、これは双子ちゃん、三つ子ちゃん、四つ子ちゃん・・・のことだというのはご存じですよね？？では、それぞれは専門的には何と言うのでしょう？？双子は「双胎（そうたい）」と言います。これは知ってる人も多いでしょう。では、三つ子はどうでしょう？　知ってますか～？？正解は「品胎（ひんたい）」と言います。ふむふむ、「品」ね・・・、赤ちゃんが３人だからだな。なんとなく分かる気がしますね。ではでは、四つ子、五つ子は～？？　これを知っている人は少ないでしょう。正解は四つ子は「要胎（ようたい）」、五つ子は「周胎（しゅうたい）」と言います。むっ（ー”ー）、「要」「周」・・・？？　なぜ？？よう、よう、よ、よ、四つ子のよ？　・・・え？　しゅう？！むー、分かりませんねぇ。でもちゃんとこの漢字になったのには理由があるんですよ。では、ヒントっ！！「要」　「周」でっかくなっちゃった～っ！！はい、よく見て。よぉーーーく見てー。分からない？んぢゃ、もひとつヒントっ！！「品胎」は「口」の数が赤ちゃんの数を表してましたね～。っていうか、これほぼ答え。そうです、「要」「周」という漢字の中に「口」を探してください。「要」は上の「西」に似た部分をよーく見ましょう。ほらほら「口」が４個ありますねぇ～。「周」は「土」の縦線はかまえにくっつくまで上に伸ばす、横棒も左右に伸ばす。するとー、そこで４つの「口」ができますねぇ～。プラス下にある「口」、計５個ですね。はい、みんなでボタンを押しましょう。「へぇ～」「へぇ～」「へぇ～」「へぇ～」「へぇ～」おもしろいでしょ？　メモル的には９０へぇ～、くらいかな。でもね、この考え方でいくと、「双胎」だけがおかしいんですよね。だーかーらー、「双胎」でなく「呂胎（ろたい）」とするとＯＫ！！o(⌒▽⌒)ツ☆ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ

  2004年12月01日

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• いいお空

  メモルは仕事に向かうため、テクテク早歩きで歩いていた。すると、正面から１人の女の子が走ってきた。ふたつに分けた髪を揺らしながら。ランドセルも上下に激しく揺れている。小学生・・・、低学年くらいだろうか？おそらく近くの養護学校の子だろうな、そう思った。女の子はメモルの数メートル前くらいでピタっと止まり、空を見上げ、こう言った。「あー、いいお空だなー。」その声に促されるように、メモルも空を見上げた。そこには、雲ひとつない秋の空。高くて青い、秋の空。ほんとだー、いいお空だー。ん？　そういえばメモルに話しかけたんかいな？？そう思って前をみると、女の子はすでにメモルの横を駆け抜けていた。振り返ると、また髪を揺らし、ランドセルを揺らし、女の子は走って行った。もう一度、空を見た。そこにはやっぱり雲ひとつない秋の空。高くて青い、いいお空。そういえば、ここ最近空を見上げることすら忘れてたな。仕事に向かうことに必死で、ただ前を見て歩いてたな。もうすっかり秋だったんだね。そういえば、いいものをいいと・・・、きれいなものをきれいと・・・、素直に言える純粋な心も忘れてたかな。今の季節、観光客の車がいっぱいで、バスが進まない。バイクでもなかなか進めない。自転車ですら、歩道にあふれる観光客でなかなかスムーズに進めない。せっかく歩く機会が増えてるんだから、たまに空を見上げてみるのもいいな。きっととてもいいお空に出会えるはず。

  2004年11月24日

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• ごぶさたですっ！！

  しばらく日記を書けずにいました。何をしていたかというと・・・、いや、別に何もしてないんです。そうですねぇ、強いて言えば、看護師としての新潟派遣のお話を婦長さんとしてました。うちの病院からも医師と看護師と薬剤師と理学療法士等々数名ずつ、新潟にお手伝いに行くことになりそうなんです。で、数名と言う枠の中で、何科の医師と看護師が行くべきなのかー、でいろんな科の婦長さんたちで、ちょっとモメモメ。助産師も必要だろうと言う話もあったので、「あ、私行きたいです～。」と立候補してみた。が、結局他の科の看護師さんたちが行くことになりそうです。うー、残念です。でもメモルより経験豊富な方と思われるので、その方がいいのかな。ちなみに保健所で保健師をしているメモルの友人はすでに新潟入りしています。

  2004年11月12日

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• 自己満足？

  マスコミの威力は驚異的で、ネット上にもいろいろな情報が氾濫し過ぎていて、もうメモルは混乱してきた。救援物資は足りているのか、いないのかとか。○○の地域では足りているけど、××の地域では足りていないとか。・・・でもメモルには、○○も××も一度や二度聞いたくらいでは覚えられないよ。新潟の地域の名前は、もともと一つも知らないんだもん。どこに何を送ればいいのか、もう分からない・・・。と、思っていたら、イーバンクから義援金受付口座を開設したとのメールが来た。義援金を依頼の詐欺も横行していると言うが、イーバンクのホームページを見ても、受付口座はちゃんと開設されているようだ。お小遣いかせぎと思って始めたネット上での収入だけど、何らかの役に立ってくれることだろう。そう思って、今までのネット上での収入を全部振り込んだ。このお金は何に使われるのだろう・・・。阪神大震災のことを振り返ってみると・・・、お見舞金になったり、仮設住宅の工事費なんかになるのかな。そういや、どういう形でどういう人たちに、このお金が使われるのか、よく分からないままに振り込んでしまった・・・。しまった・・・。これじゃ、ただメモルの自己満足・・・？メモルのお友達、おかよさんも新潟中越震災に関して情報を発信しています。http://naitewaratte-okayo.blogzine.jp/littlehappy/何をすべきか、迷う方はぜひ訪れてみてください。

  2004年10月30日

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• 忘れてはいけないこと～台風２３号の被害～

  先日、ここの日記で中越地方の震災について書きました。阪神大震災の被災経験のあるメモルとしては、決して他人事ではない出来事。阪神大震災は１月、真冬でした。今回も１０月とは言え、新潟。どんどん冷え込む毎日でしょう。避難所の体育館はさぞかし寒いだろうな、暖房器具は足りてるんだろうか、食料は本当に十分あるんだろうか・・・、メモルに何ができるだろうか・・・、心配は絶えません。マスコミもそれは同じようで、余震の恐怖に震える中越の報道は毎日報道されています。先日、４日ぶりの２才の男の子の救出劇にはメモルも涙しました。・・・でも、忘れてはいけないことがあります。この地震の３日前、兵庫県北部、京都府北部が台風２３号の被害に遭っています。兵庫県豊岡市では川が決壊し、多くの家が床上浸水となりました。台風２３号の被害者としては７９名もの方が亡くなっています。未だ行方不明の方もいるようです。ドロドロになってしまった我が家・・・、家で眠ることの出来ない人たちは学校の体育館で眠る姿がテレビで報道されていました。ところが、中越の震災後はほとんど報道されなくなりました。マスコミの威力は驚異的です。新潟には多くのボランティアが行き、多くの救援物資が寄せられているようです。・・・で、豊岡は？　みんな忘れてるんじゃないでしょうねぇ・・・。メモルは疑問に思いました。ねぇねぇ、どう思う？　メモルはだんなに問いかけました。・・・実はメモルのだんな、昨日まで３日間、豊岡にボランティアに行っていました。新潟に行きたいという思いもあったようですが、３日間という休みでは何もできないままに帰って来なければならないかもしれない・・・、ということで、同じ関西の豊岡に出向きました。何かできることを、という思いで行ったわけですが、もう一つ理由があります。豊岡にはメモルとだんなの共通の友人が住んでいます。台風の去った朝、友人に「大丈夫？」とメールを送りました。すると、「自宅は水浸しで近付けないけど、元気にしてるよ。ありがとう★」と返事が来ました。でもそれ以来、連絡が途絶えました。おそらく携帯の充電が切れたのだと思いますが、心配で心配で・・・。メモルが毎日ひたすらメールを送り、電話をし、「つながらないーっ！！」と騒いでいる姿を見て、だんなも親しい友人なので、心配になったようです。メモルは仕事で、一緒には行けなかったのですが、だんなは豊岡で友人の無事を確認してくれました。友人宅は床上浸水で泥だらけ。少しずつ、泥を流し、家具を搬出して、何とか２階で住める状態にはなっていたようです。でも近所にはまだまだ泥だらけのお家がいっぱいで、泥かき作業と家具の搬出をお手伝いしてきたようです。５人ずつで作業したみたいですが、みんなボランティアだと思ってたら、その家の人と隣の人と向いの人とボランティア２人だったようです。自分の家も大変なはずなのに・・・、とだんなは言ってました。メモルの問いかけにだんなは、「ボランティアが足りてないと思うわ。」といいました。やっぱりそうなんだ。世間の関心はみんな震災に向いてしまったような気がします・・・。

  2004年10月29日

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• 新しい命の誕生

  中越地方の皆様、今回の被災、心よりお見舞い申し上げます。阪神大震災を経験したものとして、被災者の不安や苦労、悲しみ、そして喜びも分かります。遠く離れていて直接お手伝いすることはできませんが、応援しております。メモルにできることを探します。ところで、たった今、Yahooニュースで嬉しい情報を目にしました。『震度６強乗り越え、産声あがる』そう、余震に震える中、病院の天井が落ちたりしている中でも新しい命が誕生しています。ここまで書けば、分かる方は分かると思いますが、そうですっ！　これはまさに阪神大震災を経験したメモルが助産婦を目指すきっかけとなった出来事と同じなのです。神戸でも同じでした。分娩台がなくても、電気がなくても、水がなくても、一方で命の灯火が消えていても、一方では命の灯火がともるのです。命は強いです。赤ちゃんは強いです。その命に感動して、少しでも小さな命の誕生を守りたくて、メモルは助産婦になりました。そして・・・、このニュースを見て、きっと新たに助産婦を志す決心をしている人が全国には必ずいることと思います。一緒に頑張りましょう。仲間になりましょう。待ってます♪

  2004年10月24日

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  たったひとつのたからもの

  明治生命のＣＭは好きだ。「あなたに会えて本当によかった。嬉しくて嬉しくて言葉にできない。ラララ、ラララ・・・。」小田和正の優しい歌声と、家族や恋人・・・、笑顔のあふれるぬくもりのある写真。思わず微笑んでしまったり、涙がうるんでしまったり・・・。そんなＣＭで秋雪くんに会った。ダウン症の秋雪くんは合併症のため、余命１年と言われた。それでも、ただ精一杯生きる・・・。先生と一緒に運動会のテープを切る秋雪くん。プールで笑顔ではしゃぐ秋雪くん。そして、お父さんにしっかりと抱き締められる秋雪くん。涙がこぼれた。こんなにかわいくて、こんなに頑張っていて、こんなにお父さんとお母さんに愛されてるのに、神様は連れていっちゃうんだね・・・。時に神様は意地悪だよね・・・。ほどなくして、秋雪くんのお父さんの書いた「たったひとつのたからもの」が発売された。本屋さんで立ち読みをした。涙がうるんできた。いけないいけない、と思い、購入し、家で読んだ。思った通り涙がこぼれた。ＣＭにはなかった写真もいっぱいあった。一気に読んだ。中でもメモルは、秋雪くんとおじいちゃんとの交流の部分がとっても好きだ。一緒に歌を歌ってたことも、「秋雪もずっと苦しい思いをしてるんだよな。」というおじいちゃんの言葉も、最期に秋雪に会いたがっているとお母さんが気付いたことも、お葬式の日、なぜか秋雪くんが大人しくしていたことも。全部いい。「いい」っていう言葉はありふれすぎてて何だか違う気もするが、でもそれしか思い付かない、いいっ！↓これがその本。読むべし。そんな秋雪くんと家族の交流がドラマになる。お母さん役は何と松田聖子。10年ぶりのドラマ出演だそうだ。これはナイスなキャスティングなんだろうか・・・？　それはドラマを見てみないことには分からない・・・。このドラマの注目すべきところは、ダウン症の秋雪くん役をダウン症の子が演じるところ。「注目すべき」なんて書いちゃったけど、わざわざ注目しなくてもいいかも。別に不自然なことではないし。でもまぁ特筆すべきことかな。ちなみに実際の秋雪くんは「加藤秋雪」くん、でもドラマでは「佐藤秋雪」くん。　・・・ビミョーに違うのよね。もひとつちなみにお母さんの名前等は、下の名前もビミョーに変えられてます。でも秋雪くんは秋雪くん。これはやっぱりお父さんとお母さんの思い入れが強いだろうから、変えられないとこなんだろうね。ほいで、大きくなった秋雪くんの役をするのが翼くんというダウン症の男の子。翼くんは３人兄弟のまん中っこ。ダンス教室にも通うアクティブな男の子。さ、１０月２６日（火）夜９時～。みんなでドラマを見るべし。

  2004年10月22日

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• 旅行記：京都（銀閣寺）

  まぁ旅行ってほどでもないんだけど、ちょっと京都散策をしてみました。すっかり秋めいて来た今日この頃。これから紅葉見物にどどどどっと観光客が増えるこの京都。そうなるとお寺の写真を撮ろうと思っても、他の観光客がうつっちまう。あっちでもこっちでも写真撮影をしているので、メモルの写真に全然知らない人が笑顔でポーズをとってたりする・・・。目線は自分たちのカメラに向いているから、これまた不自然・・・。まぁそんなことのないように、一足先に行ってみたわけです。哲学の道を歩いて、銀閣寺へ。途中法然院に寄って、南禅寺、永観堂に至る・・・、そしてついでに平安神宮へ行ってもよい。このコース、京都観光コースとしてはきっと地味め。でもメモルは好きなんですよねぇ。気が向いた時に、ふらふらふらーと銀閣寺に行ったりしてますね。銀閣寺に初めて行った時には驚きましたね～。第一声は、「え？　これ？！」絶対に金閣寺の仲間だとか兄弟だとかイメージを持って、行ってはいけませんっ！！そうとにかく地味なんですよ。まぁよく言えば趣きがあると言うのかしら・・・。銀閣寺内では「良い苔（こけ）」「好ましくない苔」「悪い苔」なんてのも展示されてます。この展示に気付いたら、苔ばっかり見てしまいます。っていうか、それ以外に見るとこがないっていうか・・・、寺が一瞬で終わり過ぎっていうか・・・。それでもメモルが銀閣寺マニアなのは、やっぱり心癒されるから。大好きです。大好きと言えば、法然院も大好きです。銀閣寺からは徒歩１０分くらい？　哲学の道から少しそれたところです。法然院を知ったのは、患者さんに教えてもらったから。看護学生時代に受け持ちをさせていただいた患者さんは元タクシー運転手さんだった。「そんな華やかなとこではないけどなー、法然院はええでー。わしはタクシーに乗せた観光客には必ず勧めてるわ。」そう話してくれた。メモルも法然院に行って、法然院を好きになった。これまた地味めなんだけど、心癒される場所なんですねぇ。「ほんま、ええとこでしたわ～。」そう伝えたかったけど、その患者さんは亡くなりました。もう伝えることもできないんだな・・・。心を癒され、ついでにちょっとせつなくなっちゃう法然院もメモルがついふらふらふらーと行っちゃう場所です。京都には他にもお寺や神社がいっぱいいっぱいあります。制覇できるかな。次はどこに行こう・・・。

  2004年10月15日

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• 312gで生まれた結偉ちゃん

  NHKのホリデーにっぽんという番組で、広島の病院で312gで生まれた女の子、結偉（ゆい）ちゃんの成長がドキュメントとして紹介されていた。広島で300g台で生まれた赤ちゃんがいる、ということはメモルも知ってました。退院したときにニュースになっていたので。その時の赤ちゃん、結偉ちゃんは2才になり、家族と元気に過ごしています。「広島で300g台で生まれた赤ちゃんが退院した」というニュースは、当時メモルの勤める病院でも話題になった。NICUの先生たちがいつも言うのは・・・、「妊娠28週を越えていれば、後遺症なく救命できる可能性も高い。体重はできれば、500gはあって欲しい・・・。」まぁ、そうは言っても、実際は28週より早く生まれたり、500g以下で生まれる赤ちゃんもいるのだけど。メモルの知っている中では、24週で420g台で生まれた赤ちゃんが一番小さいかな。弱視なので1才頃から眼鏡っこですが、ゆっくり健やかに成長してます。学生時代には398gで生まれた赤ちゃんを見たなぁ。あの子は今どうしてるんだろう？元気にしてるのかなぁ。でも結偉ちゃんの元気な姿を見て、あー、あの時の子もきっとパパとママにかわいがられて元気に育ってるに違いない、と確信にも似た思いを持った。あ、ついでに番組内で「結偉ちゃんは日本で救命できた２番目に小さい赤ちゃん」と言っていたので、１番小さい赤ちゃんは？と思って調べてみたら、289gでした。これまたびっくり。そういえば、未熟児ちゃんは体重だけでなく、在胎週数がとても大事なのですが、この結偉ちゃんと289gの赤ちゃんが何週で生まれたか、知ってる方いませんかー？番組内で言ってたかなぁ・・・。

  2004年10月11日

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• ホストから看護師へ～華麗なる転身～

  先日、研修に参加した。そこで、たまたま隣の席になったのは、外科で看護師をしている男性。看護師としては、まだ３年目だが年は３０代だと言う。「看護師になるまで、何してたんですか？」素朴な疑問を投げかけてみた。「え・・・？　ホスト・・・。」ちょっと照れくさそうに彼が言った。えぇー、ホストぉっ！！目からウロコと言うのか、目が点と言うのか、棚からぼた餅と言うのか（これは違うか）、とにかくびっくり。ホストと看護師・・・、看護をサービスや接客と考えるなら１８０°違うとも言いがたいが、でも全然違うじゃないかーっ！！彼は高校を卒業して、とある大学に進んだが中退。ホストになったそうだ。ホストとして数年働いたが、結婚を機に退職。今後のことをいろいろ考えて看護の道に進んだそうだ。もともと医師か救急救命士を目指していたが、受験に失敗。入学した大学はまったく意に沿わない学校だったようだ。それにしても、大いなる転身。でも彼は看護師の仕事は楽しいと言っていた。大いなる転身・・・、華麗なる転身・・・。メモルにはできるだろうか・・・。ふと考えてみた。主婦はできるだろうか？　ＯＬはできるだろうか？突然イルカの調教師とか？　突然女優を目指してみるとか？彼がホストからの転身なら、メモルはホステスへ転身してみるとか？いやいや、どれもあり得ない。想像もつかない。メモルには助産婦しかないんだ。と、改めて思った。でも一方で、いやいや切羽詰まれば何だってできるだろう。いつまでもぬくぬくと同じ環境にいられるわけないし、一言に助産婦と言ってもその中で職種はいろいろある。いつか華麗なる転身を遂げる日がくるかも・・・。とも、思う。

  2004年10月05日

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• １＋１＝・・・

  ９月２５日の日記『難しすぎた質問』に多くの意見をいただきました。コメント、トラックバックの他、メールでも意見をいただき、本当にありがとうございました。いろいろな意見を聞いて、思ったこと・・・。母になることって、本当に素敵なことですね。メモルが難しすぎた質問にはいまだ答えを出せずにいますが、それぞれお母さん方がそれぞれの答えを見つけています。きっとあのとき、メモルに質問を投げかけたお母さんもあのお母さんなりの答えを見つけていることでしょう。１＋１のイコールは絶対２。だけど、２イコールの答えは必ずしも１＋１ではないんですよね。２＋０かもしれないし、１×２かもしれないし、１．５＋０．５かもしれないし、６÷３かもしれない。時にはもっと長いややこしい計算式になるかもしれない。いや、時には長い長い計算式の末に２にならなくてもいいのかもしれません。何ごとにおいても、決して答えはひとつではないんですよね。いろいろな人がいて、いろいろな考え方があれば、いろいろな答えが出てきて当然です。そう思えるようになりました。メモルはこれからも時間をかけて、答えを見つけだしていきます。ところで、ネットを始めてメモルがとても心を動かされた言葉があります。「それでも、あなたが欲しかった」長女のゆうちゃんが二分脊椎という病気を持って生まれてきた華織さんの言葉です。「明日香がよかったよ。明日香じゃなきゃだめだよ。」次女の明日香ちゃんが同じく二分脊椎のkunさんの言葉です。お子ちゃまに対するお母さんの愛情を痛い程に感じます。これからもメモルはたくさんのお母さん方とたくさんの赤ちゃんの少しでも力になれるよう、頑張りたいと思います。

  2004年10月04日

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• オリックスへの思い

  いろいろともめた末に、オリックスと近鉄の合併が決定し、先日それぞれの球団がそれぞれの球団としての最後の試合が行なわれた。メモルはオリックスの本拠地神戸の出身です。ファンと言う程でもないのですが、オリックスに関する思い出は数えきれないくらいあり、合併によって「オリックス・ブルーウェーブ」という球団がなくなってしまうことに寂しい思いをしています。阪急ブレーブスという球団がオリックスという名前で神戸にやってきたのはメモルがまだ小学生の頃でした。「オリックス」という名前は決まってたのですが、それに続く名前を一般公募。メモルも実は応募しました。（何と応募したのかは覚えていないのですが・・・。）神戸と言えば、海。「ブルーウェーブ」に決定しました。神戸にやって来た頃のオリックスはこれと言った人気選手がいたわけでもなく、当時のグリーンスタジアム、今のYahooBBスタジアムはいつもガラガラ・・・。土日は市内の小学生に外野席を無料開放。メモルもよく行ってました。球場は結構家の近くでしたから。他にも先着○○名様に○○プレゼント、とかいう企画もあって、メモルは無料席に行ってるにも関わらず、キャップとかメガホンだとか、なぜか野菜だとかいただいてたりもしました。そんなオリックスが変わったのはやはりイチローの登場ですねぇ。今までガラガラだった球場が平日でも人がいっぱいになって、無料開放もプレゼント企画もなくなりました。まぁイチローは、まだ鈴木一朗という名前で２軍で活躍してた頃から人気はあったんですよね。かなりローカルネタですが、学園都市駅近くのダイエーのタカラブネにイチローがよくシュークリームを買いに来る、とファンの間では有名でした。メモルもかなり至近距離で見たことがあります。短パン姿の若かりしイチロー。顔の黒さに比べて、足が白くてびっくりしたのを覚えてます。今や世界のイチローですからね。すごいもんです。そういえば中学生のときには、ずっと好きだった男の子と一緒に野球の試合を見に行きました。これ淡い初恋の思い出ですねぇ。そんなオリックスとの一番の思い出はやっぱり阪神大震災の年のことですかね。「がんばろう　KOBE」と書かれたユニフォームを来て、オリックスはリーグ優勝。日本シリーズはもちろん見に行きました。サンバのおはなしにも書いてますが、残念ながらその試合、オリックスは負けてしまったんです。でも相手チームのヒーローインタビューでオマリーが「がんばろや、神戸！」と言ってくれたんですよね。嬉しくて涙があふれました。進学により神戸を離れてからは試合も見に行けなくなってしまいましたが、いつもオリックスの成績は気にとめてました。でもここ数年は万年Ｂクラス（・・・っていうか最下位・・・。）。心の中でいつも応援してました。そんなオリックスがなくなってしまうんだ・・・。とても寂しい気持ちです。「オリックス・バッファローズ」と名を変え、神戸と大阪を本拠地にして新しい球団が来年からスタートします。メモルの思い出がいっぱい、思い入れのある「オリックス」とは少し違うけど、それでもやっぱり、神戸の「オリックス」。これからもひそかに応援を続けます。そしてきっと、この新しい球団「オリックス・バッファローズ」に、メモルのように思い出を積み重ねていく人がいっぱいいることでしょう。平和の街、神戸。すべての方の幸せを祈ります。

  2004年09月29日

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  陣痛促進剤あなたはどうする

  『陣痛促進剤あなたはどうする』という本を読みました。楽天アフェリエイトでは、商品画像がないので、楽天ブックス全体から検索してくださいまし。で、この中に驚くデータがあります。病院や診療所では、赤ちゃんの出生時間が午後２時頃にピークがあり、夜中に生まれる赤ちゃんは少なくなっているのです。そして曜日別には明らかに休日よりも平日の方が出生数が多いのです。これは人手の多い平日で、かつ昼間に分娩に至るように計画的に陣痛促進剤を使用してる事実があるからだろう、とのことです。でも、メモルが驚いたのはここではありません。一方、陣痛促進剤を一切使用しない助産院での赤ちゃんの出生時間は・・・、時刻的な差はほとんどないのですが、午前６、７時頃にやや多く、午後６、７時頃にやや少なくなっているのです。つまり日の出の頃にやや多く、日没の頃にやや少なくなっているのです。お産はわずかながら太陽の影響を受けている。この本にはそう書かれています。びっくりです。お産は月の満ち欠けに影響されているとはよく言われていますが、太陽の影響も受けているとはあまり聞きません。確かに朝方のお産は多い気はします。夜に陣痛が発来して入院。そして朝方に生まれる・・・。メモルは、朝の申し送りに間に合うようにー、と必死に記録を仕上げ、必死に片付けをする、という経験が思い返せば何度もあるなぁ。でも確かに新月の日や満月の日もお産が多い気がします。お産とは太陽にも月にも影響を受けている・・・、不思議ですね～。まぁ・・・、太陽が出ていない時は月が出てる、もちろん反対も同じこと、と考えられるわけですから、太陽にも月にも影響を受けていると言えるのは当然のような気もするんですが・・・。あー、なんかややこしくなってきちゃった。（TT TT）まー、とにかくお産は太陽の影響を受けている、と書かれていることに驚いたわけですがな。で、この本の主旨はそこではありません。産科医療の現実、陣痛促進剤による被害、等々が書かれています。メモルは助産婦としての責任をまたいちだんと感じずにはいられない内容です。助産師の資格を持たない人の内診や分娩介助についても書かれています。そのことについては、また今度熱く語ってみようかと思います。

  2004年09月28日

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• 少子化・・・？

  少子化、少子化、と言われてもう何年経つんだろう？？メモルが看護学生時代の卒業論文に「少子化社会における家族の役割」とかいうテーマを選んだから、その頃にはすでに・・・。いやいや、高３の時の受験対策で小論文を書かされた時も少子化について書いたなぁ・・・。あれ？　中学の時にも高齢化と少子化について討論させられた気がしてきた。んー、とにかくずぅーっと言われていることらしい。女性の晩婚化だの社会進出だの、子どもを預ける施設の不足だの、いろいろと原因は言われているようだ。平成１４年の全国合計特殊出生率は１．３２。過去最低を更新してしまったらしい。合計特殊出生率ってのは１５歳から４９歳までの女子の年齢別出生率を合計したもの。ちなみに、メモルの住む京都府は１．１７。全国で４６位。つまり下から２位らしい。最下位は東京都。で、メモルが「らしい」とか「ようだ」とか書いてるのにも、ちゃんと理由がある。メモル自身は産科で働いていて、少子化なんて感じないのです。だって、２人目、３人目という妊婦さんはいっぱいいるし、中には６人目なんて方もいる。双子ちゃんを産めば、初めてでも２人なわけだし・・・。病院の分娩件数もここ数年、微増ではあるが、確実に増えている。産まない人は０で、産む人は２とか３とか、時には６とかなんだろうね。それにしても、１．１７。なんでこんなに低いんだろう？東京が最下位なのは、何だか分かる気がする。働く女性が多そうだし、住宅事情もありそう。・・・でも京都は？　毎年東京は最下位なんだけど、京都も負けじと毎年ワースト３に入ってる。ここ数年毎年ワースト３に入っている都道府県は東京都と京都府だけ。んー。なんでだ？「なんでだろうねー？」とだんなに話しかけてみた。すると、「学生が多いからちゃう？」ほー、なるほど。　あんた、かしこいやないの。『１５歳から４９歳までの女子』の中には学生も含まれてるのか。京都は全国で最も大学が多い。もちろん短大や専門学校もいっぱいある。確かにそれは京都府の合計特殊出生率を低くする原因のひとつかもしれない。あー、すごい。なんだか嬉しい発見だ～。

  2004年09月27日

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• 難しすぎた質問

  「私は、赤ちゃんが障害を持つ可能性があると聞いて、泣きました。私は今まで障害とか異常とか・・・、それも個性だと思っていました。私自身は絶対に差別なんてしてないつもりでした。でも・・・、わが子に障害があるかも、と知った時、泣きました。この子は周りから好奇の目や同情の目で見られたりするのかな、思って泣きました。・・・でも、それって・・・、今まで自分がしてきたことなのかな、って気がついてしまったんです。自分ではそんなつもりはなかったけど、そうだ、って思ったんです。わが子が障害を持つと聞かされて泣くということは、私自身が差別の心があるからですよね？」とっさに「違うと思う。」と答えた。でもそれ以上の言葉が見つからなかった。メモル自身も、わが子に障害があるかもと聞けば泣くだろう。でもそれは差別の心があるから？　違うと思う・・・。違うと思うけど、だったらなんで？未だに答えが見つからない。

  2004年09月25日

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• 小さなお義兄さん

  俺は次男。・・・でも、それは戸籍上のこと。・・・ほんとは三男なんだ。俺も詳しく知らんけど、一番上の子どもは亡くなってるらしいわ。男の子やったらしいわ。ほんまなら３兄弟やったらしいわ。そんな話をだんなから聞かされたのは、互いの両親の顔合わせの少し前だったように思う。だんなの両親にはそれまでも何回も会ったことはあった。最初にお会いした時に「助産婦になりたいと思っています。」と伝えた。お義母さんもお義父さんも「ええ仕事や思うわ。頑張って。」と言ってくれた。助産婦学校に合格した時も、国家試験に合格した時も、就職が決まった時も、まるで本当の親のように喜んでくれた。「結婚しても子どもができても、仕事は一生続けるつもりです。」と言った時も、「うんうん。その方がいいと思う。家事も育児も分担したらいい。あんたが頑張りや～。」とだんなをけしかけてくれた。そんなお義母さんは天使ママでもあった。そんなお義父さんは天使パパでもあった。戸籍には載っていない、だんなの一番上のお兄さんの話をしてくれたのは、つい先日のこと。妊娠中も特に問題ないと言われていた。出産も初めてだから時間はかかったが、決して難産だったわけでもなかった、と言う。・・・ただ違ったことは・・・、生まれた赤ちゃんは産声をあげなかった。医師が足の裏をたたいたり、背中をたたいたりしていたが、結局一度も声をあげることなく、そのまま天使になった。原因は分からないまま。医師からは心臓か肺に問題があったのではないかと説明された。「今なら妊娠中に分かる病気も当時は分からんかったやろうし、分かってたところで同じ結果やったんかもしれん。」死産の扱いになったので、戸籍には残っていない。「だけど、一番上にお兄さんがも１人いたんよ。」そう義母は何度も繰り返していた。「初めての子どもが亡くなるなんて・・・、泣いても泣いても涙が止まらんかったわ。医者は余計につらくなるから子どもには会わん方がいいって言ったんやけど、看護婦さんが連れてきてくれてなぁ。ほんのちょっとやけど抱かせてもらった。」そんなお義母さんだから、そんなお義父さんだから、メモルが助産婦になることを、助産婦であることを応援してくれていたのだった。そして何より嬉しかったことは、お義父さんとお義母さんは今でも月命日には必ずお墓参りに行っている。２人の子どもが手のかかる頃には、２人揃って毎月はなかなか難しかったようだが、子どもたちが成人してからは、また２人で毎月行っているそうだ。初めての子どもを亡くしてから、もう３０年以上になる。その間もずっと忘れられることなく、両親に愛されていたのだ。メモルは助産婦という仕事をしながら、たくさんの天使たちに会ってきた。たくさんの天使ママ、天使パパに会ってきた。そうか、あの天使たちはこれから何年も何十年もずっとあのママとパパに愛されているんだ。そのことに今さらながらに気付いて、とても嬉しかった。来月の月命日にはぜひ一緒にお墓参りに行こうと思う。小さな小さなお義兄さんに「はじめまして。これからもよろしく。」のあいさつをしようと思う。だって、メモルも家族になったのだから。

  2004年09月23日

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• ゴールドサイン

  ゴールドサイン。知ってますか？後光が差すかのような、輝かしく、きらびやかなこの単語。昔、ゴールドサインカードと言うプロ野球選手のトレーディングカードがポテチについてた～。いえいえ、違います。ゴールドサイン。実はこれ、排卵検査薬の商品名です。排卵検査薬も最近よく薬局等でも見かけますが、ゴールドサインは市販されてないようなので、あまり知られてないと思います。正式にはゴールドサインLHワンステップと言って、排卵近くになると尿中に増加する黄体ホルモン（LH）を検出するものです。排卵検査薬を使うのは、やっぱり妊娠を望む方とか不妊症の方です。そんな方に、『ゴールドサイン』なんて素敵な商品名なんでしょー。いかにも縁起がよさそうではないですかー。でもねでもね、このゴールドサイン、尿をかけて排卵が近い時、どんなサインが出ると思いますか？当然、ゴールドのサインが出ると思いません？　それが違うんですよー。紫なんですよ、むらさき。なんでやねん。￣ ￣)ﾉ ﾊﾞｼｯ☆　名前負けしとるがな。ただつっこみたいだけで、日記に書いてみました。えへ。

  2004年09月21日

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  セックスボランティア

  他サイトさんで紹介されて気になったので購入してみました。障害者の性について書かれています。障害者だって、恋愛もしたいし、性欲もある。セックスしないで一生を終えないといけないの？　セックスしたいと思っちゃいけないの？　・・・そんな障害者の愛と性をつづるノンフィクション作品。あまり内容を具体的に書くと著作権に引っかかるのかしら？・・・んぢゃ、↓こんな内容ね。序章　画面の向こう側第１章　命がけでセックスしている―酸素ボンベを外すとき第２章　十五分だけの恋人―「性の介助者」募集第３章　障害者専門風俗店―聴力を失った女子大生の選択第４章　王子様はホスト―女性障害者の性第５章　寝ているのは誰か―知的障害者をとりまく環境第６章　鳴り止まない電話―オランダ「ＳＡＲ」の取り組み第７章　満たされぬ思い―市役所のセックス助成第８章　パートナーの夢―その先にあるもの終章　偏見と美談の間で 障害者の性、それとは別に高齢者の性についてとか、まれにマスコミで話題にのぼっていることがある。だけど、やっぱり性ってタブー視されているというか、聞きにくいことであり、話しにくいことでもあり、踏み込んだ話題にまではならない。この本を読んで、衝撃を受けてないと言ったら大嘘になる。メモルにとっちゃ衝撃的な内容も多々あった。でも一方でやっぱり性欲って健常者だとか障害者だとかじゃないな、本能なんだな、と思った。特に男の人にとっては。ところで、話は変わるけど、こう本のタイトルに「セックス」とかもろに入ってると、本屋さんで買うのはなんだか恥ずかしいね。アダルトビデオをレンタルする時の男の人の気持ちってこんなのなんかな？メモルは妊娠雑誌とか不妊症とか婦人科に関する本とかもよく買ってるけど、やっぱり本屋の従業員さんは「この人、妊娠してるのかな？」とか「この人、不妊症なのかな？」とか「この人、子宮筋腫なのかな？」思ってるのかなー。まぁ別にいいんだけどね、でもどうなんだろ？　気になるー。

  2004年09月20日

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• 新人名漢字

  いよいよ、新漢字でお名前をつけてあげられるようになりましたね。27日の届け出からＯＫなので、9月14日生まれ以降の赤ちゃんなら新漢字でお名前をつけてあげられるんですね。新しいお名前例としては『林檎ちゃん』『蜜柑ちゃん』『葡萄ちゃん』『苺ちゃん』なんて、果物系はかわいいですね。『豹くん』『湊くん』『雫ちゃん』『撫子ちゃん』なんてのもかわいい。ところで、今回採用された新漢字を見てて、あれ？と思った。以前、入院された方が「赤ちゃんの名前決まりました～。『つぼみ』っていうんです。響きはいいけど漢字で書くと、草かんむりに雷なんですよね～。カミナリってどうなん？って思うけど、画数もいいんで、決めたんです。」と、言っておりました。でも今回採用された新漢字に『蕾』ってあるんですよね。ということはー、あの赤ちゃんは『蕾ちゃん』にはなれなかったのかー。ひらがなにしたのかなー？？？本サイト、『うちの子、名前自慢っ！！』http://memoru.babymilk.jp/ninnsinn/namae/namaejimann.htmlの中でも『椛（もみじ）』とつけたかったのに、漢字が人名使用に認められていなくて役所で却下されてしまって・・・・泣く泣く諦めたー、なんてエピソード投稿があったりもします。ちなみに『椛』も今回の新人名漢字に採用されてます。今までって、わりとこういうこともあったのかなー？488文字も増えたので、これからは役所で却下なんてことは少なくなるのでしょうか。『糞』『癌』『呪』等の明らかに人名にふさわしくない漢字は今回の採用から削除されましたが、それ以外にも「え？」っていう漢字も含まれてるんですよね。『爪』とか『誰』とか・・・。どんな名前に使えるんだろう・・・？

  2004年09月18日

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• どうでもいい自慢

  誰にでも、どうでもいい自慢というか、「へぇ、すごいねぇ。で、それが何の役に立つの？」と思われる自慢ってあるはず。メモルのどうでもいい自慢：パート１。・・・それは、百人一首を全首おぼえてることーっ！！　えっへん。・・・今、「へぇ、すごいねぇ。で、それが何の役に立つの？」って思った？ええ、ええ、何の役にも立ちません。（ーー）でも中学生の頃、カルタ大会で学年１位になったよ♪　その時だけみんながメモルを羨望のまなざしで見ていたわ♪　表彰状もらったよ♪でもそれ以外、何の役にも立たず・・・。すごいと思ってもらえるという期待も薄いため、自慢もしておりません・・・。でも、でもでもでも、世の中には円周率をいつまでも延々と言える人もいたり、まつげの上にマッチ棒を乗せれる人がいたり・・・、メモル的には全然すごいと思わないことができる人っているんだよね。そんな人から見ればどうでもいい、でも自分にとってはささやかな自慢が自分に自信を持たせてるんだろうか？　自分を嫌いにならないひそかな理由なんだろうか？なんて思ってみて、またひそかに「えっへん」ってしてみる。あ、ちなみに百人一首って意味を知るととってもおもしろいよー。せつない恋の歌もあれば、景色をみながらの歌もあり・・・。メモル、意味まで知ってたりなんかする・・・。あ、ほんでちなみにカルタ大会対策もあるんだよ。上の句と下の句を短縮して覚えるのね。例えば～、「うかりけるひとをはつせのやまおろしよ　はげしかれとはいのらぬものを」という句は『うかりはげ』と覚える。「ながらえばまたこのごろやしのばれん　うしとみしよぞいまはこいしき」という句は『ながらうし』と覚える。これなら全部覚えなくても、「うかり・・・」と聞けば、「はげ、はげ、はげ・・・」と探せばよいわけです。他にもあるよ。『なげきいか』、『たれ松』『たち松』、『あしなが』、『うらみ恋』、『忍ぶもの』、『春の貝』、『かささぎ白』とかね。意味は全く無視して、ただ覚えやすく短縮。まぁ、全部が全部短縮できるわけではないのですが・・・。え？　こんな詳しく説明されても役に立たない？？だってここでしか自慢できないんだも－ん。ぶぅ。っていうか、最近の小中学校、高校ではカルタ大会とかってあるの？？

  2004年09月17日

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• くちばし・・・

  入院中の患者さんが言いました。「あの診察のときのくちばし、たまに痛いですよね～。冷たくてびっくりすることもあるし。」え？くちばし？　・・・くちばし・・・？あー、くちばしっ！！　あはははははー。てなわけで、クスコ膣鏡のことでした。知ってますか？　クスコ。内診の時に膣に入れて、膣とか子宮口とかを診るための器具です。産婦人科を受診したことのある人ならきっと経験したことがあるはず。確かに鳥のくちばしみたいですよね～。しかし、「くちばし」という言葉自体、聞いたのはひさびさで、反応がかなり遅れてしまったわ～。患者さんの表現って、とても新鮮でおもしろいっ！

  2004年09月14日

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• 照英とSAYAKAとエビちゃん

  今日、京都駅で照英とSAYAKA他を見ました。『スクールウォーズ』という映画の宣伝らしい。なんでまた京都で？？　と思ったら、スクールウォーズの舞台が京都伏見の工業高校だかららしいね。知らなかったけど、これ有名なことみたいね。それとは別に京都伊勢丹の中では、モデルのエビちゃんがトークショーしてた。エビちゃん・・・、蛯原友里さんね。顔小さい～、足ほそ～い、足なが～い。どうでもいいけど、なぜファンでもないのに、芸能人を見るとこう興奮してしまうんだろう？？今まで何とも思ってなかったのに、「あら、照英、ステキ☆」なんて思っちゃって、恥ずかしいわ。高校生の頃、オーロラ輝子（知ってる？？）を生で見て、あまりにかわいくて、にわかに輝ちゃんファンになってしまった。でも京都と言えども、なかなか芸能人なんて見ないのが現実です。映画村近くとかにはわりといるみたいだけど、それ以外にはいませんねぇ。でもドラマとか見てると、よく見る風景んとこで撮影してたりするんだよね。一体いつ撮影してるんだろ？？

  2004年09月11日

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• できちゃった結婚で・・・

  「できちゃった結婚で、赤ちゃん死んじゃったら最悪やな・・・。結婚した意味ないやん。」と、友人がつぶやいた。・・・最悪・・・？　意味がない・・・？うーん、そうかなぁ。うーーーーーーーーーーーーーん。確かに赤ちゃんができたから夫婦になった。その赤ちゃんが亡くなったら・・・、何のために夫婦になったんだか。ってことなのかなぁ。うーん、そう言われればそうなんだけどぉ・・・。でも結婚なんて何かのきっかけが必要なわけで、赤ちゃんはたとえ亡くなっても、赤ちゃんはきっとパパとママにずっと一緒にいてもらいたいという思いがあったから、この世に生を受けたんだと思う。同じ悲しみを乗り越え、同じ思い出を大切にしていく、そして２人が愛し合った証の命は確かに存在したという事実、それだけでも、これからも夫婦であり続ける意味は十分にある。そう、メモルは思うけどー。・・・と反論したかったんだけど、これだけの考えをまとめながらしゃべることはできなくて、黙ったままだった。でも、メモルはそう思うのー。

  2004年09月08日

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• 地震、こわいねぇ。

  あー、どうして日記って続かないんだろう。毎日書こうと思ってるのになぁ・・・。（＾＾；）ところで、地震っ！　地震っ！！　続いてるねぇ。怖いねぇ。一昨日は友人宅で食事中。震度３だったらしいけど、揺れてる時間がすごく長くて、「友達の家に遊びに行くってだんなに言ってないや。ここで死んだら発見されないかもー。」と本気で思った。今日は仕事中。多分震度３。それほど強くは感じなかった。わりとすぐにおさまったからかな。メモルは阪神大震災を経験しているので、本当の地震の怖さも知ってるつもり。ほんのちょっとの揺れ、たとえ震度１でもほんとすごい怖い。あー、死にたくないよーって思う。こんなメモルが仕事中に、あの阪神大震災のような地震に襲われたら・・・、果たして妊産婦さんや赤ちゃんのことを一番に考えられるだろうか？　自分のことばかり考えて、逃げてしまうんじゃないだろうか？もともと震災を経験したから助産婦を目指すようになったのに、こうも地震が続くと、そんなこともふと考えてしまう・・・。

  2004年09月07日

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• 母児別室（母児異室）

  たまに育児雑誌なんかを読んでると、「産院は完全母児別室だったから、退院してからおむつ交換の仕方が分からなくて友達に電話して聞いた。」なんて書いてあることがあります。えー、おむつ交換もできなくて帰しちゃうの？え・・。まじ？　まじ？？　うそでしょ？？と、思っちゃうのですが、意外と母児別室の産院もあるらしいですね。３時間毎の授乳時間になったら、ママさんは新生児室に行き、おっぱいを吸わせる。それも１５分だの２０分だの決まってて、その時間で終了。あとはスタッフがミルクを飲ませる・・・、とか。新生児室すらなくて、帝王切開後であっても、産後すぐに母児同室をさせる産院もあるというし、この差は何？っていうか、同室を経験しとくのはやっぱ大事でしょ。産後の疲れは確かにあると思うけど、産院で育児をしてみて、分からないことはその都度聞いて解決しとかないと家に帰ってから大変でしょう・・・。おむつ交換したことないってことは、ウンコの正常な色も異常な色も分からないやん。血便とか白色便とかママさんが気付かなかったらどうするのさ。メモルの勤める病院は母児同室をできるだけ勧めてます。一応新生児室もあるので、お預かりすることも可能です。産後０日目、１日目はママさんに昼間だけ同室してもらって、夜間はお預かりすることもありますが、２日目以降は終日母児同室をしてもらうことが多いです。というか、２日目以降くらいはおっぱいが張ってきちゃうことも多いので、いずれにしてもゆっくり寝るなんてできなくなっちゃうんですよね。授乳した方が楽なわけです。母児別室より、母児同室の方がメリットが明らかに多いとメモルは思ってるのですが、どうなんでしょう？

  2004年08月30日

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• 日本母性衛生学会

  今年も日本母性衛生学会が近付いてきました。略してニチボ学会・・・。そして学会の抄録が届きました。メモル、学会でいろいろな研究発表を聞くの、結構好きなんですよね、勉強になるし。自分の勤める病院では当たり前のことが、他の病院では当たり前ではなくって、あー、そんな考え方もあるのかー、とほんと勉強になります。助産婦としてますますスキルアップを目指すためには絶対に行きたい学会のひとつです。でもいろいろな演題が同時進行で別の会場で発表されるので、どの演題を聞くか、セレクトするのが大変。友人と一緒に行っても、それぞれ聞きたい演題が違うので、結局個人行動になったりします。あとおもしろいのは、企業のパビリオンですねぇ。産婦人科に関わるいろいろな企業・・・（カネソンとかピジョンとかアトムとかね）・・・が、商品を並べて説明してくれるんです。そして試供品をもらったりもできちゃいます。今までには母乳バックや哺乳瓶用乳首、葉酸サプリメント、ベビー石鹸等々もらっちゃいました。文房具類も配ってます。ボールペンとかメモ帳とかね。でも、昨年もらったメモ帳は子宮の絵がドーン書いてあった・・・。ちと使いにくい・・・。今年は東京で学会が行なわれます。昨年は栃木。行ってきました。餃子を食べました。一昨年は北海道。行ってきました。旭川ラーメンを食べました。その前は大阪。行ってきました。何食べたっけ・・・。まぁ旅行感覚で行ってるって感じですね。しかーし、今年はどうも休みがとれなさそうで、行けないかもっ！！（＞＜）抄録を見てると、あーこの発表が聞きたいっ！って思うのもあるんですが・・・。婦長さん、休みをください。

  2004年08月27日

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• 槇原敬之

  メモルは槇原敬之が好きです。中学生の頃からなので、かれこれ１０年以上のファンです。CDもいっぱい持ってます。逮捕された時にはショックを受け、「マッキ－ファン」と公言できなくなってましたが、SMAPの「世界にひとつだけの花」の大ヒットのおかげで、また「マッキーファン」を公言できるようになりました。あんなに心に響く詩とメロディー、恋愛に悩む微妙な心を歌えるアーティストは他にはいないと思います。そして最近、またテレビによく出るようになりましたね。メモルはビデオにとって、かかさず見てますよ～。ドラマの主題歌になったり、アルバムも出たりして、また活躍してきてるので、とっても嬉しいです。で、先日友人と「コンサートに行くなら、誰に行きたい？」なんて話題になりました。「山崎まさよし」とか「浜崎あゆみ」とか「GLAY」とか「Gackt」とかとか・・・、いろんな意見が出ましたが、メモルは迷わず「槇原敬之っ！！」すると、友人のひとりが「あー、あのカバみたいな人？」カ、カ、カ、カバッ？！　　(￣ ￣ﾒ)・・・そんな表現をされたのは初めてだ・・・。「覚せい剤で逮捕された人」とか言われるのは、よくある。これは事実なのでしゃーない。しかし・・・、カバとな・・・。むぅー。メモルはわりとあの顔も好きなんだけどなぁ。今日もビデオに撮っていたマッキーを見てた。ノリさんと出てた番組。「んー、カバねぇ・・・。」と思いながら見てると、何だかカバっぽく見えてきてしまって、そんな自分が悲しかった・・・。（T T）いえいえ、決して侮辱しているわけではないのですよ。だってメモルはマッキーが大好きなんですから。これからもマッキーの応援よろしく。

  2004年08月26日

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• 元ちとせ　流産

  元ちとせさんが流産していた・・・、というニュースをYahooニュースで見ました。１月に結婚し、同時に妊娠も発表。夏頃に家族が増える予定だと言っていました。・・・それが叶わなくなってしまった、と公式サイトの日記で発表したようです。実際にお腹の赤ちゃんがいつ亡くなってしまったかには触れてないので、ニュースでは「流産」となってますが、もしかすると死産なのかもしれないな、と思いました。流産にしろ、死産にしろ、悲しいことです。芸能人ってつらいな、とこういう時思います。マスコミに妊娠を報道されると、もちろん全国の人が出産を楽しみにしちゃうわけですもんね。でも芸能人と言っても、私たちと同じ・・・、普通に女性であり、妊娠経過が順調だとは限らないし、流産も死産もあり得ることです。そしたら、やはりその事実も発表しなくてはいけない。つらいですよね、やっぱり。菊池桃子さんとか、上原さくらさんとか、国生さゆりさんとか、西村知美さんとか、記憶にあるだけでも流産や死産を報道された芸能人の方はいっぱいいますよね。この人たちはつらい悲しい思いを乗り越えた人たちなんだな、と思うと、テレビを見ていても何だか応援したくなります。でも報道だけがすべてではないし、きっと他にもいるんでしょう。産科に勤めていて、幸せなお産につくこともあれば、悲しいお産につくこともあって、せつない思いをすることは多々あります。こんな芸能人のニュースを見てもせつない思いになっちゃって・・・。他にもいっぱい思うところがあるのですが、なかなか文章にするのは難しいですね。とにかくメモルはこれからも頑張ります。（訳の分からないシメでごめんなさいね・・・。）

  2004年08月20日

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• 

  母体死亡

  「日本の母体死亡」という本があります。本サイト【Happy Birth】、『メモルのおすすめ本』でも紹介しているのですが、妊娠・出産・産後のあらゆる母体死亡例を文字ばかりでひたすら紹介している本です。一般の方が読むには、ちょっと刺激が強すぎというか、難しすぎるかもしれません。バイタルサイン、血液データ、薬剤名が経時的にかかれてる部分もあったりするので・・・。カルテか看護記録のようです・・・。でも産科に関わる方は読んだ方がいいでしょう。この本に紹介されている症例の中には、医師もしくは助産師が異常に早く気付き、対処すれば助けられた命もあるように思います。でもこの本、絶版になってて、手に入れるのは難しいです。↑今は楽天ブックスで在庫ありになっていますが、多分ないと思います。メモルは在庫ありの状態で何度も注文しましたが、いつも在庫がなくなりました、と返事が来てました。この本の存在を知ってから手に入れるまで１年以上かかりました。あらゆる本屋、古本屋さんを巡って、ネットショップやオークションでも探しましたが、なかなか見つからず・・・。いろいろ取り寄せ依頼もしてみたけど、在庫なしの返事ばかり。でもネット上の丸善ショッピングでやっと在庫があって、手に入れました。もともと高い本なのに送料は無料じゃなかったけど、どうしても欲しかったから注文しました。でもこれ、あとあと考えてみると、メモルんちからそれ程遠くないとこに丸善の本屋さんがあるんだよねー。お店で取り寄せしてもらったら、送料かからなかったかも。で、なんでこの本のことをわざわざ日記に書いたかというとー、メモルがほんとに苦労して１年以上かけて探しまくったこの本が、なんとブックオフで売ってた・・・。しかも半額以下で・・・。あまりに悔しくて、買っちゃおうかと思ったけど、冷静に考え直したら２冊もいらない・・・。それにしても、母体死亡って怖い。めったにないことだけど、めったにないだけに対処が遅れちゃったりもするのかな。母体死亡・・・、メモルは経験ありません。でも・・・、とてもとっても不謹慎なことですが、「この人、死ぬんじゃなかろうか・・・。」と本気で思ったことはあります。個人病院から運ばれてきた帝王切開後の大出血（弛緩出血、産科的DIC）の方でした。運ばれてきた時の血圧は上が30台、下は計れず。意識なし。顔面蒼白。無尿。創部出血も性器出血も多量。血中カリウム７台。ヘモグロビン４台。凝固系のデータは乱れまくり。聴診では血圧が計れず、触診でひたすら計りました。滝のように輸血と血液製剤と輸液を流しました。運ばれてきてからだけで出血は4000を越えてました。でも、助かりましたよ。母は強し、と思いました。きっと赤ちゃんを残して死ぬことなんてできない、と無意識のうちに思ったんだとメモルは思います。後に元気になったその方は、意識のなかった時に三途の川を見たと言ってました。川の向こうでたくさんの人が手招く中、亡くなったおばあちゃんがいてすごい怖い顔で見ていたそうです。その顔が怖くて、後ろに戻ろうとしたところで目が覚めたそうです。赤ちゃんとおばあちゃんがこの方を救ってくれたんですね。

  2004年08月19日

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• 骨髄バンク

  骨髄バンクに登録しようか・・・、と悩み続けて、もうかれこれ数年経つ。看護学生時代、骨髄バンク登録のハガキが学校に置かれていた。友人はパンフレットを取り寄せ、同級生数人が登録していた。登録自体は採血だけですみ、献血よりもはるかに簡単らしい・・・。看護学生時代の小児科実習で、白血病の女の子の受け持ちをした。後にその子は骨髄バンクに登録されたドナーからの骨髄移植で、今も再発することなく元気にしている。・・・それを分かってるだけに、骨髄バンクの重要性も分かっているつもり・・・。でも、なかなか決心がつかない。ドナー依頼が来たときに、仕事がとても忙しかったらどうしよう・・・。その時に父が危篤とかだったらどうしよう・・・。その時に妊娠中だったらどうしよう・・・。なんて、あるかないか分からない可能性を心配して、登録の決心がつかない。ドナー登録をしていても、骨髄提供は断ることもできる、となっているが、私の骨髄で助かる命があるのに断ることなんてできるんだろうか・・・。もしも断ったとして、後に罪悪感にさいなまれることもあるだろうな・・・。何か・・・、あと一押しのきっかけがあれば、登録できるんだけど。そのきっかけがなかなかない・・・。こう悩みながら、また数年が経ってしまうんだろうか・・・。

  2004年08月17日

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• 小銭貯金

  妊娠・出産・育児系・・・、産婦人科のお話からは大きく離れますが、メモルは小銭貯金が好きです。メモルはめんどくさがりなのか、それとも頭が悪いのか、・・・、買い物をしてもお札でばかり支払いをしてしまうんですよね。まぁ、例えば562円の買い物をした場合、1062円払ったり、602円払ったり、612円払ったりしてみると、財布の小銭がすっきりするわけですよね。しかしメモルは1000円払っちゃう。財布の中の小銭を必死に探すのが好きではないのかも・・・。そうすると、438円のお釣りがきて、財布の中はジャラジャラになります・・・。おうちに帰ると、財布の中を整理します。スヌーピーの貯金箱（でかいっ！）にひたすら入れていきます。できる限り貯金していきたいので、500円玉を中心に入れていってます。これが意外と貯まるんだ。3,4ヶ月に一度くらい銀行に入金に行くと、小銭ばかりなのに、多いときには2万以上になってたりするんです。臨時収入のようで、ちょっと嬉しい♪ここで問題になってくるのが、銀行によるのかもしれませんが、貯まった小銭を両替してくれません。手数料をとられたりするんです。なので、メモルはいつもATMで入金してます。がっ！！ATMは1回の入金は硬貨50枚までなんですよねぇ。1度、適当に小銭をATMに入れたら、「限度枚数を超えています」と1枚の1円玉が返ってきました。なんと、ユーヅーがきかないのだろう・・・。（ーー）そんなこんなで、ちまちまと貯めてきた小銭貯金もいまや銀行には10万を越えてます。（＾▽＾）ところで、たんまり小銭がたまると、何回もATMへの入金を繰り返さなければいけない・・・。しかも2万円以上の小銭って持ち歩くには結構重いんだぁ・・・。何かもっと効率的にならないものだろうかぁ？小銭貯金をしてる人ってわりといると思うんだけど、みんな貯まった小銭はどうしてるんだろう・・・？

  2004年08月13日

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• カランコエ（子宝草）

  今日、ニックホビーショップ（・・・京都ローカルですかね・・・？）で、『カランコエ』を２９８円で購入しました。『カランコエ』は多肉植物で、上手に育てていけば葉っぱに小さな子株がどんどん増えて株分けしていけるので、『子宝草』とも言われてます。少し乾燥ぎみに育てていく方がいいので、めんどくさがり屋さんでも強く生きてくれる植物です。繁殖力がすごいので、赤ちゃんが欲しいと頑張っている方々にも人気の植物です。で、なぜメモルが『カランコエ』を買ったかというと・・・。ま、一番の理由はニックに行ったら安く売ってたからですね。でも、以前からベランダやお部屋で植物とかちょっとした野菜なんかを育ててみたいと思ってたんです。『カランコエ』は花も咲くし、ちょっとした癒しになるかなー、とも思ってます。そして、メモル自身が赤ちゃんが欲しいという思いよりも、この世の中に赤ちゃんがいっぱい生まれるように、なんていう願いを込めて大切に育てていこうと思っています。子株がわんさか増えたら、病棟や外来に置いたり、里親さんを探したりなんかもしてみたいです。

  2004年08月12日

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• 100円ショップ

  最近の100円ショップに行くと、驚く。ほんと何でもあるのねぇ。新生児用肌着・長着なんかも売ってて、ほんとにびっくりしちゃいました。赤ちゃんってすぐに大きくなっちゃうから、すぐサイズが変わるからお金がかかっちゃうんだよね。でも、吐いたり、おしっこ飛ばしたりしたら着替えないといけないから、それなりの枚数はいるし・・・。ミキハウ○やファミリ○なんかはあんなに高いのに、どうして100円で売ってるんだろう？？100円ショップものは、ちょっと薄手な気もするけど今の季節なら何の問題もなさそう。重ね着すれば冬でもいいだろうし。綿100％だし、素材も問題なし。100円ショップには、授乳用・沐浴ガーゼに使えそうなガーゼタオルも売ってますね。ベビーバスに使えそうなたらいもあるし、おしりふきやおしゃぶり、赤ちゃん用おもちゃまでもが売ってましたね。赤ちゃん用品ってお金をかければ、どんだけでもかけられるけど、節約しようと思えば意外とできそう・・・。

  2004年08月10日

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• お母さん

  赤ちゃんがお腹の中にいる時から、お腹の外では生きることのできない赤ちゃんです・・・。自然の経過でお腹の中で亡くなってしまうかもしれません・・・。そう説明されていた。それでもＡさんは、赤ちゃんに会いたくて、会いたくて会いたくて、生きているうちに一目でも会いたくて、妊娠３３週で帝王切開にふみきった。本来帝王切開は本人希望では行わない。基本的には、帝王切開は陣痛というストレスで赤ちゃんがしんどくなってしまうと予想されるとき・・・、赤ちゃんを助けるために行う出産方法。お母さんのお腹には傷が残る。傷を見るたびに赤ちゃんを亡くした悲しみが蘇るかもしれない。また、一度帝王切開をすると次回の出産時も帝王切開を勧められることが多い。なので、赤ちゃんが助からないと分かっている場合は、できるだけ帝王切開をせずに経膣分娩を勧める。そんな中で、Ａさんの帝王切開は特例とも言えるものでした。それだけ赤ちゃんに会いたいという思いは熱いものだった。そして一縷の望みを賭けて、蘇生も希望された。そして帝王切開で生まれた赤ちゃんは６００gという小さな体。アプガ－スコアは１／１。出生後、ただちに挿管し、気道を確保した。「お母さん、おめでとうございます。今からすぐにNICUで治療をはじめますね。」医師はＡさんにそう伝え、赤ちゃんは手術室を出た。のちにＡさんはこう話していた。「あの時、赤ちゃんはあんまり見えなかったけど、すぐに手術室を出ていってくれて嬉しかった。治療をはじめると言ってくれて嬉しかった。死んでないんだ、生きてるんだ、って分かったから。」・・・６００gという小さな体で８時間も頑張った赤ちゃんはＡさんのだんなさんの腕の中で静かに亡くなった。Ａさんも病室のベッドからストレッチャーに移り、急いでNICUに入ったが、赤ちゃんはすでに亡くなっていた。小さな赤ちゃんを抱いて、Ａさんは「○○、生まれてきてくれてありがとう。」と赤ちゃんの名前を呼びながら、涙ながらに言った。経膣分娩なら５日程の入院だが、帝王切開は１０日程の入院が必要だった。ほかの赤ちゃんの泣き声が響く病棟での入院は、本当につらかったと思う。だけどＡさんは私たちの前では終始笑顔だった。「○○に会えてよかった。私たちの家族。」そう言っていた。そんなある日、廊下で１人泣いているＡさんがいた。「どうされました？」そう声をかけると、Ａさんは、「今、NICUの先生にお会いしたんです。『お母さん、お体は大丈夫ですか？』って声をかけてくれたんです。私のことを『お母さん』って・・・。NICUの先生は私を『お母さん』って呼んでくれるんです。私もお母さんなんだって思える。嬉しい・・・。」そういえば、産婦人科ではメインの対象は大人のお母さん。生まれた赤ちゃんの名前がついてないうちはＡベビーと呼ぶことになる。だから、当然のように名前で「Ａさん」と読んでいた。だけど小児科のNICUはメインの対象は赤ちゃん。Ａさんは「○○ちゃんのお母さん」なのだ。そっか、そうだね、そうだよね。たとえ赤ちゃんが亡くなっても、Ａさんはお母さんなんだよね。○○ちゃんはＡさんにお母さんになってもらいたくて、この世に生まれてきたんだね。赤ちゃんって本当にすごいね。そしてお母さんって本当にすごいね。メモルの知らないことをたくさん教えてくれるね。ありがとう、本当にありがとう。

  2004年08月07日

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• 保険選び

  最近メモルは保険選びにこっています。まだ２６とは言え、もう２６。何が起こるか分かりませんもの。と言うのも、入院患者さんから保険について質問されることも多く、自分なりにいろいろ調べてたわけです。妊娠・出産は病気ではないとは言っても、切迫早産とか妊娠中毒症とか流産とか診断名がつけば保険の適応になり、それぞれの保険内容にもよりますが、入院保険金がおりるわけです。流産手術や帝王切開も手術見舞金とやらがおりるわけです。これもそれぞれの保険内容によりますが。これがまたややこしいことに、たとえば３０週から切迫早産でずっと入院していて、３８週に出産となった場合は、３０週～３６週６日までは保険の適応で、３７週０日から産後は適応外になるんですわ。３７週以降のお産は正期産で異常ではないですから。ほとんどの保険は妊娠中～産後１ヶ月は加入できないらしい。また過去に手術歴があると数年間加入できない保険もあるらしい。流産手術も手術には変わりなく、同じ扱いになるようです。むー、流産が保険加入の壁になるとは、何だか納得がいかない。そんなこんなをいろいろと考えると、妊娠前には保険に入っておくべきだろう、と考えております。アリ○、アフラッ○、EVE○、とかまずは女性限定の保険から資料集めをしてます。でも種類が多すぎて分からんわぁ・・・。

  2004年08月03日

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• プリセプター

  ８月になりました。４月に新しく入ってきた１年目助産師さんもまる４ヶ月の経験を積んだわけです。今年もプリセプタ―をやってるメモルですが、今年も新人さんの指導には頭を悩ませています。間違ったことをしたら、そりゃ怒らなあかんけど、それでガックリ落ち込まれて、次の仕事に響くと困る。ほめて自信を持たせてあげることも大切。メモルにももちろん１年目の頃があったわけだけど、どんな気持ちで過ごしていたのか、４年目になっちゃうともう忘れちゃってるんだよな・・・。ただ覚えているのは・・・，メモルのプリセプターさんは鬼の様に怖かったです。プリセプタ―ということで、同期の中でも特にメモルに厳しかったけど、その分かわいがってもいただきました。今は違う病院で助産師として働いていますが、今でもちょこちょこ連絡をとって、仲良くしてます。メモルが最も尊敬する助産師のひとりです。今のメモルがあるのは、あのプリセプタ―さんに出会えたからだと思います。メモルもそう思ってもらえるプリセプターになりたいな。

  2004年08月02日

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• 

  「助産婦」と「助産師」

  法律上、「助産婦」が「助産師」と名称変更になって、もう数年経つ。メモルはその間もずっと「私は助産婦です。」と名乗ってきました。メモルなりに「助産婦」という呼び方にこだわりがあったから。「助産師」という呼び方には抵抗があったから。（本サイト【Happy Birth】『助産婦』参照）ちょっと前の話になっちゃうけど、『光とともに～自閉症児を抱えて～』というドラマを毎週欠かさず見てました。ちなみに、メモルは本も全部持っています。（今のところ、６巻まで発売中、以下続刊）　↓これね、これこれ。で、このドラマの最終回で、自閉症児である光くんのクラスで生徒それぞれが自分の将来の夢を発表するんだけど、光くんのお友達のもえちゃんの将来の夢・・・。「看護師さんになりたいです。」って言ったんだよね。それを聞いて、ふと思った。あー、この子たちにとってはもう「看護師さん」が普通なんだろうなー、と。光くんやもえちゃんたちは何年生の設定だったかな？　１年生だったかな？きっとどんどん「看護師」が以前は「看護婦」と呼ばれていたことすら知らない世代になっていくんだ。知っていたとしても「看護師さん」という呼び名が普通になっていくんだ。そう考えると、「助産婦」という呼び方にこだわっていても、いつかは時代の流れとともに変わっていくんだろう、と感じた。温故知新・・・。産婆と呼ばれていた時代から女性だけでやってきた職業、決してその誇りは忘れない。でも時代は確かに流れているから、ずっとここにはいられないから、少しずつ「助産師」という呼び方に慣れていこうと思う。

  2004年07月29日

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• 中絶胎児を生ゴミとして・・・。

  横浜の産婦人科で、中絶（１２週以降）胎児の手足をはさみで切り、生ゴミとして処理していた・・・。このニュースを聞いたとき、あまりのショックに涙が出た。今もまだショックだけど、やっとこの話に触れる気になった。なんでこんなことになるの？？　なんでなんでなんで？？１２週以降の赤ちゃんはもう立派に人間の形をしている。そりゃちっちゃいし、肌も赤黒いし、赤ちゃんぽくはないかもしれない。でも指はしっかり５本に分かれてて、爪もあるんだよ、目も鼻も口もあるんだよ、性別だって分かるよ、おちんちんがついてたりするんだよ・・・。１２週以降ってどこまでを言ってるんだろう？？２０週とか？　３０週とか？　そこまでも含まれるの？？想像をふくらませすぎて、また涙が出てしまう。はさみで切るって？　いくら仕事とは言え、上司からの命令とは言え、それはおかしい、あり得ない。考えられない。今回の事件は内部告発で発覚したらしい。すごく苦しんだ人がいたんだろうな。生ゴミとして捨てられた赤ちゃんたちのママは、この扱いをどう思っているんだろう？この病院では１２週以降の赤ちゃんは埋葬が必要だと教えてくれなかったのかな。それとも赤ちゃんの受け取りを拒否したのかな。いずれにしても・・・、どんな理由で中絶したにしろ、このニュースを聞いて、悲しいと思って欲しい。怒りを覚えて欲しい。避妊の失敗とか、赤ちゃんの病気だとか、ママの病気だとか、いろいろな理由での中絶があって、中にはやむを得ない理由もあるのかもしれない。決して中絶に賛成はできないけど、ただひとつ思うこと・・・、どんな理由で中絶した場合でも、確かにお腹の中で生きた命を忘れないでいてあげて欲しい。中絶したあともその命を思っていてあげて欲しい。

  2004年07月27日

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• 職業病

  助産婦にとって日常的な会話は、一般人が聞くとかなりひくものがあると思います。だって一般の人は、「会陰」だの「肛門」だの「おっぱい」だのって大きな声で言うのは、恥ずかしいものなんですよねぇ。でもメモルたちにとってはほんと日常会話です。助産学生時代、学校近くのカフェで友達と国家試験に向けての勉強をしてた時、「肛門保護の意義はー・・・」、「会陰保護のタイミングはー・・・」なんて話をしていたら、偶然学校の先生が店に入ってきて、「あなたたちっ！何て会話をしてるのっ！！」と怒られてしまいましたー。そりゃそうです。「肛門」なんて一般にはあまりおきれいではない言葉・・・、それを食事をする場所で言ってたんですから。汚いだとか恥ずかしいだとか、なかなか気付かない・・・。ま、これは職業病みたいなもんなんでしょうか？

  2004年07月26日

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• 赤ちゃん

  今日も小さな命が産声をあげました。助産婦って、お産のお手伝いをして、妊産婦さんにいろいろ指導したりもしてるけど、でもメモルは教えることより教えてもらってることの方が多いと思う。ママさんや赤ちゃんから。赤ちゃんのすごさをあげはじめるとキリがないけど、本当に赤ちゃんってすごいです。で、赤ちゃんのすごさの一例・・・。生後数日の赤ちゃんって１回の哺乳量はまぁ50ccくらいかな。赤ちゃんを3kgとして50ccを一気に飲みきる。大人で例えてみると・・・、60kgの人が1リットルを一気飲みするってことなんだよねぇ。しかも3、4時間おきに・・・。すごいことだわぁ・・・。

  2004年07月22日

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• 小さな天使

  今まで本サイト【Happy Birth】で大変お世話になっていたウェブ素材屋さん「小さな天使」さんにアクセスできなくなってとってもショックです。（T T）閉鎖しちゃったんでしょうか・・・。とってもかわいい素材がいっぱいで、サイトはすべて「小さな天使」さんの素材を使っていただけに、これからどうしよう・・・。あうー。

  2004年07月21日

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