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めんたいこ国際結婚劇場

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隣のミケ猫

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Oct 4, 2007
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テーマ:国際恋愛(198)
カテゴリ:結婚を迫る女

こちらからの続きです

次の日、私はすぐに彼にあやまりました。

その時彼は・・・・

「もう、俺の気持ちを試すようなことはするな。
それから俺が結婚するときはビザの為に結婚するのではなくて、
心から愛し合っているからという理由で結婚したいんだ。

君は一度だって、俺の事が好きでしょうがないから結婚したいとは口にだしたことはないんだよ。
だから君みたいにビザが切れるから・・・というと、君がビザが欲しいから結婚してくれといっているように聞こえるんだよ。」

ハンマーで頭を叩かれたような気分でした。

私は確かに彼が何も未来の事を言ってくれないこと、結婚の事を口にしなかった事に対して、心のどこかで不満に思っていました。やはく私を安心させてよ。なんておもっていました。

そしてビザと結婚の不安を分別がつかなく思っていました。


でもこれは間違いだったんです。不安なのは彼のせいでもビザのせいでも何でもない。
今はまだ結婚できない彼でも受け入れられるのかどうか、
先がわからなくても一緒にいたいかどうかということだったんです。

もう私は絶対結婚なんて口にださない。
彼がお願いだから、結婚してと頼んでくるような女性でいよう。
そう決心したのでした。

その後、結婚のことやビザという不安にエネルギーを注ぐのではなく、もっと、彼への信頼、愛情や毎日の生活のために注ごう。と思うようになりました。

彼からのもらうだけの愛だけではなく、もっと愛を与える事も念頭に置くようになりました。

二人の関係はそのあたりからますます良くなっていったとおもいます。
まず不安にならなくなった。そうして初めて彼の”心配するな”という意味がわかるようになったのです。

彼に出会った時には既に三十路で結婚願望の強かった私には、結婚の事を考えられない人と一緒に居て、何になるのか?という考えが頭にありました。

でも彼にとってはつき合う事や同棲することは、結婚する為にという理由なのではなくて、それ以前にふさわしい人間関係と愛情を築きたかったのでしょう。

結婚の約束よりも、いかに毎日を幸せに、そして穏やかに二人で過していけるか、という事のほうが重要だったのです。それが出来た上で、結婚はやがてやってくる単なる人生の通過点のようなものだったのです。

そのうちに私にとっても結婚するか、しないかということが、なんだかどうでもよくなっていたのです。
あんなに結婚したかった私が、まあ、いいっか~。こんな生活がずっと続いて、彼と毎日一緒に居られるならそれだけですごく嬉しい、という風に感じていました。



結局プロポーズまで彼はまったく結婚の話しを持ち出しませんでした。

なぜ彼が結婚のことを口にださないのだろう。
私にとってはパズルのように解けなかった疑問。

その答えは封を開けるとこんな単純な事だったのです。

”君を驚かせたかったから”






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Last updated  Oct 5, 2007 03:50:02 AM
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