エルリック王国物語3-9
※ロイエド嘘んこファンタジーです登場人物☆エドワード・エルリック…エルリック王国の国王。自覚なし。まだ子供。魔女の呪いで半分ネコの姿にされてしまう。☆ロイ・マスタング…エドワードが生まれた時から世話をしている、1番の家来。実はエドワードのことが好き。魔女の呪いで半分オオカミの姿にされてしまう。☆アルフォンス・エルリック…エドワードの弟。兄よりしっかりしている。魔女の呪いで完全なネコの姿にされてしまう。☆ラスト…悪い魔女その他色々登場してもらう予定です。完全なるパラレルですので、そういったものがお嫌いな方、またBLが嫌いな方も読まれない方が身のためです。うっかり読まれてしまった場合の苦情は受付けておりませんので、あしからずご了承下さい。★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆3.不思議の森で-9それはいけません!と言おうとして…マスタングは考えました。確かにエドワードやヒューズの言うとおり、国王であることを隠しての旅であるのに、自分が思い切り彼を敬っていたのでは変に思われそうです。さすがに国王であることはバレなかったとしても、どこか身分の高い人間であるということは一目瞭然。今、エルリック王国は大変な混乱状態にあるので、よからぬ人間が彼を誘拐でもしたら大変なことになってしまいます。それに…――エド、なんて…――元の姿に戻ったら一生呼ぶことはできないだろう…そう思ったら、この旅の間だけでも自分の気持ちに正直になろうと勝手に決めたマスタングでした。「分かりました。これからはエドと…そう呼ばせていただきます」「それでいいにゃん!あと言葉遣いももっと友達っぽくていいからにゃ!」エドワードの言葉に頷くと、なんだかこの旅がとても楽しいものに思えてきたマスタング。この緊急事態になんとも不謹慎ではあるけれど…国王と家臣。絶対に崩れることのないエドワードとの関係が少しいい風に変わるのではないかと、ほんの少しだけ夢を見てしまうのでした。「ロイぃぃ。俺の気のせいか?お前の顔がずい分崩れてるように見えるんだが…」「はっ!」ヒューズの声で我に返ったマスタング。この先彼は本当にエドワードに手を出すことなく、無事元の姿に戻れるのでしょうか…ルルゼへの道はまだもう少しかかりそうです。*はぁぁ。やっと3章が終わりました。この後どうするか全く考えてません(^_^Aぁは☆おわり