月館の殺人
月館の殺人(上巻) 月館の殺人(下巻)原作 綾辻行人漫画 佐々木倫子鉄道というものに乗ったことのない主人公は、母の死を契機に祖父の招きで列車「幻夜」号に乗車。そこには主人公以外に6人の乗客が。しかし列車の中で死体が見つかり・・・綾辻氏といえば「十角館の殺人」を初めとする、「館」シリーズで人気を博す作家。この「月館の殺人」も綾辻氏らしいストーリーと仕掛けで楽しめた。犯人を推理できる情報も本編中にあるので、わかる人はわかるのでは?ワタシはわかりませんでした。一時期クリスティを読み、その後しばらくは推理モノを読まなくなったが、「十角館~」で復活。これにも衝撃を受けた。確かノベルスのあらすじで、何々ページの一行で衝撃を受けるとか何とか。ワタシに関しては、「そのとうり!」だった。以来、講談社をメインに本格系作品(あくまで好みに合いそうなモノだけ)を読みちらし、今に至る。もともと横溝正史のTVシリーズや映画の放送を怖がりながらも観てたので、こういうのが好きなんだね。名探偵が謎を解いていく過程がなんともいえない。そういや犬神家リメイクだねぇ。