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テーマ:映画レビュー(894)
カテゴリ:映画
CSにて『誰も知らない』を観ました。
あの2004年度カンヌ国際映画祭主演男優賞に柳楽優弥が14歳にして 輝いたという是枝裕和監督作品。 YOUが母親役で子供が4人いる設定。 その長男が柳楽優弥。 ある日、YOUと柳楽優弥があるアパートに 引っ越してきます。 父親は長期出張でいない、そして普通は二人だけで生活していると 嘘をついて。 引越しの荷物が届くと、二人はバッグ取りにいきます。 その二つのバッグには、次女と次男がエスパー伊東ばりに 隠れています。(笑) そして、長女はあたりが暗くなって夜に駅まで長男が迎えに 行きます。 そうして5人の新しい生活がはじまります。 ほとんどの家事は長男がとりしきり長女は洗濯を。 他の子供たちは部屋から一歩も出ることができません。 というのは、いろんな事情があり子供全員が学校に 通わせてもらえておらず、母親は男遍歴がはげしく 子供の事もそっちのけで、家をずっとあけっぱなしに なったりして、お金モなく苦しい生活を虐げられます。 ある晩から全く母親が帰ってこなくなり、 お金だけが現金書留である日着き、長男は そこにかかれた住所をもとにNTTで調べて 電話をかけます。 すると母が別の苗字で電話にでて子供は絶句します。 これから、ひたすら暗く陰湿なストーリーが展開し、 ラストはかなり悲しい気分になります。 この映画はドキュメンタリータッチで描かれているだけに 子供の自然の演技がまた悲しみをさそいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 12, 2007 07:04:48 PM
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