カテゴリ:小田さん*編
本業を後回しにしていたツケがとうとう回ってきました・・・
その年の共通一次試験でわたしはとんでもない点数を取っていました。 「これじゃあ受かるとこはないね・・・。」 勉学に関してはほとんど努力してこなかった3年間だったんだから当然でした。 当然すぎて落ち込む気持ちもなかった様な気がします。 2月26日と言えばまだまだ受験シーズン中。 でも、気持ちは決まっていました。 「行かなかったら絶対絶対後悔する」 だけど、26日、出かける少し前になって、母と口ゲンカに・・・。 よく覚えてないんだけど、こんな時に出かけていくなんて非常識・・・とかって言われた様な気がするなぁ・・・。 それはそうかもしれないけど、どうして今日になってそんなこと言うの?・・・っていうのがその時のわたしの言い分。 まだまだ子どもだったな。 父に駅まで送ってもらった。 今は亡きお父さん。 切符を買ってくれて電車の中までついてきてくれた。 ホントは一人でも大丈夫だったけど、なんだか父がそうしたそうだった。 ちゃんと指定席を取ってくれたんだよね、きっと・・・で、しばらくしたら、わたしのお隣りの席に座ったのが"おじさん"(失礼(^^ゞ)だったから、父は車掌さんに言ってわたしの席を別の空いてる席に変えてくれた。 今思えばホントにそれが父らしい。 その時の優しい顔、今でも目に浮かぶ。 東京に一人で出ていったのは初めてだったけど、東京ドームには意外とすんなり着いてしまいました。 余裕見すぎでまだまだ時間があって・・・軽く食事したり、コンサートグッズ買ったり・・・太陽が傾きかけて西日がさす中、開場を待って列に並んだっけ。 わたしの席はスタンド席。 ステージまで「と、遠い・・・」 まわりの席の人も悲鳴あげてた(笑)。 でも、行きたくても行けなかった人があの会場にいた人達の何倍もいたんだろうから・・・。 1989.2.26 "The Night with Us" SONG LIST 1 緑の日々 2 君住む街へ 3 夏の日 4 LAST NIGHT 5 こころは気紛れ 6 逢いたい 7 時に愛は 8 言葉にできない 9 きかせて 10 たそがれ 11 夏の別れ 12 IT'S ALL RIGHT 13 She's so wonderful 14 君が、嘘を、ついた 15 ぜんまいじかけの嘘 16 Tiny Pretty Girl 17 YES-YES-YES 18 生まれ来る子供たちのために (Tape) 君住む街へ ENCORE-1 Yes-No ENCORE-2 1 眠れぬ夜 2 愛を止めないで 3 いつもいつも ( [1989.2.26 OFF COURSE FINAL]より ) とにかく最後、どうしても伝えたくて、届くわけないのに、一人だったのに、大きな声で叫んだ言葉・・・「小田さん、ありがとう」 帰りは夜行列車で帰路につきました。 上野駅のホームで発車を待つ間、ただ目を閉じてウォークマンに聴き入る少し年上の女の人・・・漏れ聴こえてきたのは "時に愛は" 同じ車内でもコンサートグッズを大切そうに抱えた人達が何人かいたけれど、みんな言葉少な・・・でした。 わたしも少し眠ろうと目を閉じたけど、思い浮かぶのは小田さんの声ばかり。 しばらくオフコースは聴けませんでした。 せっかく買った最後の写真集も、見られるようになったのは、やっとこの頃。 終点に着いたのはもう朝方。 駅のホームには、朝ケンカ別れした母が迎えに来ていました。 そして、春から心機一転(??)浪人生活が始まりました(笑) いえいえ、それはもう真面目に予備校とウチとを往復するだけの1年間でした。 これは、ホントです・・・(笑) こんなものが残ってました。 「僕はこれからひとりの人間で、等身大で生きていけばいいと思うんだよね。」 解散の時のこの言葉・・・その言葉通りLIFE-SIZEな小田さんが、あれからもずっと歌い続けてくれていますね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年02月26日 00時02分07秒
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