Michelle garden and books

以前スーパーでとても嬉しかったことがありました。

その時、私は、缶のコーンスープ（ほら、自動販売機とかでも売ってる、ホットのです）をたった一個だけ持ってレジで並んでたんです。

スイミングを終えて、プールバスで最寄駅に着いた娘。

その３０分後に今度はピアノのレッスンがあるので(その日は忙しい）、その間にちょっとお腹押さえにいつもなにか食べさせておくんですが、まだ寒い冬の夕方のこと、コーンスープを欲しがって。

持ってきていたおにぎりを車で食べさせている間に、スーパーに寄りました。

コーンスープの缶だけ持ってレジに並んでいたのですが、夕方のちょうど込み合う時間帯・・・。

だいぶ並ばなければならなくて・・・。

仕方なく、少しでも早く進みそうなレジを探して並びました。

レッスンの時間も迫っていたし、たったこれだけのために、何分も並ばなくてはならないことが本当に時間の無駄だと思いました。

結構気が短い私・・・。

並ぶの嫌い・・・。

もう、これ返してこようかな・・・。

とか思いながら、手に持っていたコーンスープがちょっと熱かったのと、コーンが沈殿しないようにと思って、なんとなくカシャカシャカシャと、缶を振りました。

いつのまにか前の人の順番になりました。

そうしたら、その人が私のほうを向いて、

「先にどうぞ。」って。

「え？？」

すごくびっくりしました。

まさか、そんな風に順番を譲ってもらえるとは夢にも思っていなかったから。

もしかしたら、私が缶を振ったのが、すごくイライラしてるようにみえたのかもしれない。

そんなつもりは全くなかったのだけど、どこかで急いでいる自分の態度が出ていたんだろうか・・・。

「え？いいんですか？」

って言うと、にっこり笑って

「ええ、どうぞ」って・・・。

お礼を言って先にレジを通してもらって、そしてまた

「ありがとうございました！」

ってお礼を言ってその場を去りました。

多分、その時の私はスキップしていたかもしれません。

それぐらい嬉しかったんです♪

主婦になってもう何年もたつのに、こんな経験したこともなかった気が・・・。

いや、きっと譲ってもらったことはたくさんあると思うけど、気持ちに余裕がなくて、それを当然のことと受け止めていたのかもしれません。

レジで並んでいても、後ろにどんな人が並んでいるか全く気にしなかったし、たった一つしか品物を持ってない人がいても、気づかなかったし、だから当たり前なんですが、情けないことに、譲ったこともなかったです・・・。

もうドキドキして・・・。

いい人がいるんだな～。

あの人はすごく気持ちに余裕があるんだな～。

嬉しいな～。

びっくりしたな～。

早速娘に、その話を興奮しながらする私。

いつか、自分も同じような場面に遭遇したときは、絶対にそういうことをしよう、って思いました。

そうしたら、先日そんな日が！

キャンプの食料を山のように買って、レジで並んでいたとき。

後ろの人がちょっと落ち着きなく、立っている気がして、なにげなく見ると、男性が手にマヨネーズだけ持って並んでいました！

お～～～！

あの時の私ではないか！！

私の番のときまで、もし、その人がレジの場所を変わらずに私の後ろにいたら、絶対順番を譲るぞ～って・・・。

そう思うと、急に心臓がドキドキ・・・。

で、私の番。

その人は、まだ後ろにいます。

「先、どうぞ」

思い切って言いました！

「え？あ。あ、すいません・・・！」

ってその人、すごくびっくりしたような顔をして、そして、レジを済ませた後、私のほうにちゃんと向いて

「ありがとうございました」

って、はにかみながらお礼を言ってくれました。

さわやか～な空気が流れていたはずです！そのとき、そのレジ周辺には！

きっとその人は、私が前に譲られたときと同じくらい、(スキップしたいくらい)嬉しかったと思うんです。（私の自己満足？でもその人は５分は早くレジを済ませることができたから絶対嫌な気はしていないと思うんですが・・・）

それにすごく驚いて、なんだか嬉しそうだったから。

きっと、その人も、絶対、次同じような場面になったとき、順番を譲ってあげると思う。

そんな顔してました。ちょっとドキドキしたような・・・。（大げさ？）

譲った私も嬉しかったし、譲られたあの人も嬉しかったと思うんです。

こういうことって気持ちに余裕がないと絶対出来ないと思います。

疲れていたり、時間的に焦っているときは、無理ですよね。

でも、やっぱり、できるだけ気持ちに余裕を持って過ごしていたいな・・・と、改めて思う今日この頃です。

これ、何に見えますか＾＾？

娘がスパゲッティを食べた翌日、発見。

「ママ、アンド！アンド！」

は？アンド？

なんとスパゲティが、ほんとに　『＆』　の形をして、娘の椅子の下で固まって落ちていました！

面白いでしょ？

これも『ささやかな幸せ』・・・です。