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カテゴリ:健康・ダイエット
親父も回復に向かい、食事、リハビリに励んでいる 自分の状態も理解し、目標がはっきり見えてきたように思う
11月の初旬、詰所の前を通り掛かったとき 看護師さんから、『もうそろそろ退院する方向で考えてください』 と告げられた
療養病棟に入院すると言うことは、特に治療の必要がなくなり、 家に帰っても、生活できるようにする訓練の意味を持っている
親父を見ていて、自宅での生活も可能だと思っていた
病室に行って、親父に告げた 『そろそろ、退院できるようやな』 『よかったな・・今月の末ぐらい予定かな?』
親父の表情は曇った 『まだ、心の準備も出来ていないのに、追い出されるのか?』 と切り出してきた・・・ 『食事も、病院のような物は作れないし・・・』 『ベッドを置くために、部屋の家具の処分もして欲しいし・・』
私は、親父の不安が読取れなかった 『別に、明日退院しろ!と言うことではないで』 『一旦、何日か外泊して、それから家の環境にも慣れてからやで?』 『それに、食事の作り方は、栄養士さんがレシピをくれるし・・』 『親父の家のことは、一緒に住んでる息子に頼んだらいいやん』
親父の表情は、益々苛立ちを見せていた 『周りにとやかく言われたくない』 『自分の事は自分で決める』 『息子は、何もできない!』 『お前と話すとイライラしてくる!』 『帰れ!!』
私は、なんとも言えない寂しさを覚えた・・・ 『親父は、何に腹を立てているんや?』 『あなたの息子も大人やろ?親父の家のことは、家族ですれば?』 『俺は、悲しいは・・・』 『じゃあ、帰るから』 そう言って、病室を出た・・・
何が起きたのか?全く理解できない・・ 私は、今まで親父に何をしてきたのか・・ 家族と疎遠になっていった、過去を思い出していた・・ 何故? 何も浮かばない・・ただ、虚しさだけを受取った お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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