ランエボ9を試乗してみたよー
今日は三菱ランエボ9をディーラーで試乗させてもらったちなみにランエボ9は正確には”LANCER Evolution IX" ランサー エボリューション ナイン といいますランサーエボリューションは、ローマ数字を使用しているのですが、紛らわしいので英数字で書きますしかも機種依存文字なので使えないみたいですIとXでなんとなくIXに見えるような....(笑)ちなみに新型はIX(9)ですハッキリ言って超有名な車種なので、雑誌なんかで見たことあると思います車の好きな方はすでにチェック済みかも知れませんね (=^_^=)外観はこれです(GSR)改造車ではなく、販売する標準車(ノーマル)ですよ フロントのバンパー形状とボンネットの穴、そして大きなリアスポイラーが目立ちますボンネットの穴は空気を吸い込むのではなく、エンジンルーム内の熱気を抜くためのものなのですこれはエボ1(エボ1は単にランサーエボリューションともいわれます)から付いてる物ですこれって、勘違いしている方がいます私もここから空気入るの?と聞かれたことありますからフロントグリル一体型バンパーです冷却効率の追求からラジエーター、インタークーラー、オイルクーラーに空気をあてるために開口部がものすごく大きいのです楕円の穴は今回モデルで新採用のインタークーラーパイプを冷やすための通風孔...・・・そこまでやってしまうのね ( ̄□ ̄|||)リアです大きなリアスポイラーです リアウィングともいわれますなぜこんな巨大なのか? 車はある程度スピードが出ると、車体が浮き上がろうとします(リフトするといいます)これは車を横から見ると、翼を逆にした形なのですからあたりまえなのですこの浮き上がりの揚力を抑制するためのものです風洞実験やレースでの経験から、ゼロリフトにはこれだけの大きさが必要なのですスポイラーの黒い部分を拡大ですCFRP(カーボン繊維強化樹脂)ですエボ8から採用されてますエボ8はフルカーボンでしたが、エボ9は翼端版は樹脂製に変更されてますこの辺は軽量化等を考慮したもので非常に難しいようですわかりにくいですが、リアの下側です新採用のスポイラーがいい感じです気になるマフラー部を写すのを忘れちゃいました f(^^;)運転席です小さめのスピードメーターです260キロまで目盛りがありますランエボを公道で試乗して何がわかる?たしかに4WDスポーツとしてのランエボの能力を体験するのは無理です実際はサーキット等で車の限界付近を体験したいところですが、なかなか乗れる機会も少ないので公道試乗させてもらいました試乗の感想は、あくまで私の個人的な感想であるので真に受けないで下さいそれは違うだろ? とかのツッコミ入れられてもこまるので....私の車がエボ6T.M.E(GSR)なので、比較するような感想になってますまずシートに座る最近のエボのシートはレカロ社製ですが、これがまたいい...あきらかに今までで最高のシートである気がします硬すぎず柔らかすぎず、ホールド感も抜群でしたT.M.Eからシートも進化してました一般的な車から初めて座った方はたぶん硬いと思うかもしれませんエンジン始動!! と思いきやすでにかかっていたそれでは発進!! と思いきやエンスト....あはは...初めての車なので緊張するんですよ(笑)営業さん:「クラッチ軽くないですか?みんなそう言ってるのですが?」(試乗では営業マンさんが同乗しくれます) 私 :「えっ!! そーいえば少し軽いような、そーでもないような」(ものすごくあいまいな返答をする私)一般的な車から比べると、初めはクラッチが重いと感じるかもしれませんが、慣れてしまうとあまり感じないのですひょっとしたら丁度良い硬さなのかもしれません 私 :「んっ?! 大きく感じますよ車が...」営業さん:「えっ!! そうですか?」車幅はWRC(世界ラリー選手権)の規定から、エボ5以降は1770ミリとなっているのですが、私のCP9A型と今のCT9A型では基本ボディーが違うのでこのように感じてしまいますちなみにT.M.Eと比べてうらやましいのが、前部座席と後部座席の間のスペースが広いことだったりしますさすがに公道....スピードを65キロ程度しか出せないのでわかりませんエボ9のエンジンは今回からMIVEC化(連続可変バルブタイミング)最高出力 :280馬力/6500回転 (280PS/6500rpm)最大トルク:41.5キロ/3000回転(41.5kg・m/3000rpm)これを体験するのは公道ではごく一瞬だったりしますなにせ0~100キロまで加速するのに5秒くらいなのですからトルクがT.M.Eより3.5キロ多いのですが、なんとなくそんな気がするかな・・くらいにしか感じませんでしたエボからエボに乗っているので、あまりエンジンでは驚かないんですよね初めて乗る方はさぞかし驚かれるでしょう全開で加速するとGと前がかすむような感覚があると思いますランエボといえば”三菱独自のオールホイールコントール理念”にもとづいたフルタイム4WD電子制御が魅力の一つなのですが、試乗では急激なブレーキングや、激しいコーナリング等はまったく行えなかったので、この辺はまったくわからなかったですACD(アクティブセンターデフ)スーパーAYC(スーパーアクティブヨーコントロールシステム)ABS(スポーツアンチロックブレーキシステム)これらの統合制御は、ある程度の競技レベルなら十分対応できるものだと思いますそんなこんなで試乗は終わりました20分程度だったので深い部分までは分かりませんでしたが、ランエボ9は車の剛性が格段に優れているというのが一番印象的でした私の場合は、自分の旧型ランエボから新型ランエボを乗ったので、ある程度ランエボとはどういった車なのか知っていたので、それほど強烈なインパクトはなかったです(そもそも公道試乗でしたので)リコール隠しで信用を落としてしまった三菱自動車ですが、これから先は良い自動車を造ってほしいと思いましたそれと私的には、人間が造るものには100%なモノなど無いと思っているので、もし造った車に欠陥があったら速やかに対処してほしいと思いました隠さずにさらけ出すことも信用に繋がるのではないかと思います今回、お世話になった販売店ですが、こちらになります山梨三菱自動車販売(株)竜王店お近くの方は行ってみてはいかがでしょうか?ちなみに竜王は”リュウオウ”と読みます山梨にはおもしろい地名があるんですよねそーいえば車体価格ですが、GSRグレード: ¥3,570,000GT グレード: ¥3,318,000RS グレード: ¥2,940,000となってますメーカー希望小売価格であり参考価格です高いと思われるかもしれませんが、車は1千万クラスのスポーツカー並みの能力をもっているのです