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カテゴリ:講演会・演奏会
本日は、岡山サンクリニックでの勉強会でした。 最初、私がホリスティック医学についての説明をした後、 綜學社綜主 林英臣(綜観)先生のご講義を受けました。 林先生は、松下政経塾 第一期生で、林英臣政経塾などを主宰、 政治家の育成などにご尽力しておられます。 今回は、佐藤一斎についてのご講義でした。 佐藤一斎は江戸末期の高名な儒学者で、門下に 山田方谷、佐久間象山、渡辺崋山、横井小楠など、 いずれも幕末に活躍した人材を輩出しています。 太上は天を師とし、其の次は人を師とし、 其の次は経を師とす。(「言志録二」) 最上の人物は天(宇宙の真理)を師とし、 第二級の人物は聖人や賢人を師とし、 第三級の人物は聖賢の書を師として学ぶ。 (訳「佐藤一斎一日一言」より) 「言志四録」は、「論語」とともに、 人生についてのすぐれた指南書です。 ひきつづき、勉強していきたいものです。 林先生は、綜學講座を開催しておられます。 綜學とは、林綜観が研究・講義する綜合學門の名称です。 綜學には三つの柱があり、「知」「情」「意」に分けられます。 「知」は文明論です。文明周期論から、リーダーに必要な 大局観を学びます。「情」は日本学です。大和言葉から、 日本人の感性と情愛を養います。「意」は東洋思想です。 中国思想や武士道から、覚悟と本氣を身につけます。 現代文明の危機も、日本が抱える諸問題も、部分観による 弊害がその原因となっております。全体としてどうなのかを忘れ、 私利を追求しすぎたのです。これを変えるのが綜學です。 また、綜學の「綜」には、「まとめ集める」という意味があります。 これからの世界にとって、最も必要となる全体感が「綜學」です。 (「綜學講座」パンフレットより) 林先生には、昨年来お世話になっております。 先生のご講義には、いつも感銘を受けております。 今後の医療のあり方を考えるためにも、勉強したいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 3, 2010 10:50:59 AM
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