「緑のダム」の検証方法をさぐる<公開学習会>に参加
長野市の「もんぜんぷら座」で14日開催された学習会に参加しました。話題提供者として吉野川可動堰問題の住民運動で、ご活躍されている姫野雅義さんが、お見えになるとの事で期待して参加しました。2001年4月にジャーナリストの今井一さんのご紹介で吉野川を視察した折、姫野さんには大変お世話になっていたので、御礼を申し上げたいことでもありました。須坂市における総合体育館建設をめぐる住民運動の原点は、吉野川第十堰を守る住民運動から学んだのです。姫野さんのお話によると、吉野川を守る住民運動は可動堰の建設中止運動に止まらず、更にバージョンアップしていました。行政主導でなく市民が主役で、吉野川第十堰保全と吉野川流域の森林整備事業を推進しているのです。森林整備事業のスタートにあたり、治水機能すなわち浸透能の調査、分析により適正な森林整備計画(緑のダム建設計画)を策定するとのことでした。調査、研究費用3,000万円かけた、立派な調査報告書が完成し発売されました。「緑のダム」とは植林をすることと思っていましたが、まず既存の人工林を適正に間伐することが重要であることを知りました。吉野川においては流域の人工林を適正に間伐することにより、150年に一度の洪水に充分対応できることが判明したそうです。更に保水力を高めるには、針葉樹と広葉樹の混交林の育成が効果的との事でした。今回の公開学習会は、長野県議会議員の有志が主催したものですが、会派に縛られない改革派を目指す有望な県議の皆さんに敬意を表します。政務調査費が使われたとのことでしたが、このような使われ方なら大歓迎です。主催者の皆さんを下記紹介します。(敬称略)北山早苗、田口哲男、田中清一、永井一雄、林 奉文、丸山賢二、宮川速雄、