みどりの会・山口長志

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  地球温暖化シンポに参加しました

  ２月２７日長野市のMホテルで開催された「私たちの暮らしと地球温暖化」（ノルウェーの学者を迎えて）シンポジウムに参加しました。主催は長野県環境保全協会と信州大学山岳科学総合研究所です。開会の挨拶で信州大学副学長　藤沢謙一郎さんは言いました。信州大学をエコキャンパスにしたいと。また「惜しむ心の欠如」が社会のすべてを悪くしていると。まったく同感です。講演パート１、では主催者である長野県環境保全協会の会長で、信州大学山岳科学総合研究所の所長でもある茅野實さんが環境保全協会の活動内容の説明と長野県地球温暖化防止県民計画について話されました。講演パート２、では信州大学教育学部教授の中村浩志さんが野生動物、主に「雷鳥」と地球の温暖化について話されました。世界の気温は１００年で０．６℃アップしているが、日本は１．０℃もアップしていて世界の平均より高い。特に最近の１５年間で０．３℃もアップしている。県鳥である「雷鳥」は絶滅の危機に瀕していると。長野県は「県鳥」も「県庁」も危機的状態だ！（失礼、これは私のコメント）講演パート３、ではノルウェー、オスロ大学教授のフルシチョフ・メールムさんが「北ヨーロッパにおける気候変動と生態系への影響」と題して講演されました。気温の変動で一番影響を受けるのは北極であること。雪が解けて土になると反射熱が吸収され温暖化が加速する。雪は８０～９０％の熱を反射するが、海水では１０％植生では２０％しか反射しない。永久凍土が解けるとメタンガスが増える。気温の上昇で海氷が解けるメリットは、エネルギーと時間が節約できる海運会社にしかないと。等など興味ある講演でした。私は１９９８年、環境視察で北欧に行きましたがノルウェーではオスロとベルゲンを訪問しました。当時、北極については勉強してなかったなーと反省しています。パネルディスカッションでは、コーデイネーターに高石道明さん、コメンテーターには講演した３名の講師に、信州大学教育学部教授の渡辺隆一さんと信州大学工学部ISO学生委員会前委員長の大津嘉高さんが加わり行われました。時間が少なかったのが残念でした。

  2005.02.28

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  「みどりのテーブル」設立総会に出席しました

  ２月１３日京都にて「みどりのテーブル」設立総会が開催されました。「アジア太平洋みどりの京都会議」の後に開催されたもので、主催者が驚くほど大勢の参加者があり、盛大かつ活発な会議となりました。長野からは、「みどりネット信州」として、寺平さん、松澤（幸）さん、松澤（哲）さん、と小生の４名が参加しました。宣言文、活動方針、規約、人事などが協議されました。市民派地方議員が大勢参加しており、規約などは追加、修正で原案の跡形が見えなくなるほど熱心に議論されました。予算については協議に入れませんでしたが、新たに２０名の運営委員が選出されましたので、これから面白くなりそうです。共同代表は４名ですが、とりあえず、小林一朗さんと稲村さんが選任され残りの２名は運営委員会で決めることを承認しました。運営委員として、長野から八木さんを推薦し、承認されました。「みどりネット信州」の設立にご苦労されている八木さんは、１１・１２日のアジア太平洋みどりの京都会議には出席されましたが、１３日は慶事のため都合つかず「みどりのテーブル」設立総会は欠席でした。「みどりネット信州」の学習会が２月２１日午後１時３０分塩尻市の「さつき苑」で開催されます。ご出席ください。みどりのテーブル設立総会で「渡辺さと子」（香川県議）さんの挨拶

  2005.02.19

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  アジア太平洋みどりの京都会議２００５に参加しました

  ２月１１日から１３日に京都で開催された国際会議に参加しました。京都議定書が２月１６日より発効するにあたり、アジア太平洋地域の「みどり」が相互交流を深め、情報を交換し、そして政治的な協力の計画を促進する目的で開催されました。国内外から５００人以上が集いました。アジア太平洋諸国の「みどり」の政治勢力、環境運動団体、ＮＧＯ、さらにドイツやアメリカ緑の党などのオブザーバー参加も含め、全部で２６か国、約１００人が来日しました。アジア太平洋諸国からの参加は、オーストラリア、バングラディシュ、韓国、ネパール、ニューカレドニア、ニュージーランド、パプアニューギニア、フィリピン、ポリネシア、スリランカ、台湾、バヌアツ、東チモール、フィジー、インド、パキスタン、ソロモン諸島、タイ、トンガ、中国などで、１か国から複数団体の参加もあります。日本からは、「みどりのテーブル」、「神奈川ネットワーク」、「虹と緑の５００人リスト」が参加しました。私は、みどりのテーブルと虹と緑の５００人リストに参加しております。１１日はAPグリーンズ京都会議のオープニングセレモニーと、新たに設立するアジア太平洋グリーンズネットワークの準備会でした。夜はウェルカムパーティーで盛り上がりました。１２日はセッションとワークショップが開催されました。面白いテーマが多く全部に参加したかったのですが、「市民がつくる平和と安全保障」「増え続けるごみー循環型社会を目指して」「気候変動とみどりの政策」に参加しました。参加者全員で京都議定書発効アピールウォークを行い、交流会でも盛り上がりました。１３日はアジア太平洋グリーンズネットワークの設立総会が開催され、代表の一人に渡辺さと子さん（香川県議会議員）が選出されました。

  2005.02.18

• 「長野県地球温暖化防止県民計画」の行方

  ２月４日（金）午後６時３０分より、長野市の「もんぜんプラザ」において開催された「長野県の地球温暖化対策を進めるための討論会」に参加しました。コペルニクスが主催し瀕死状態の「長野県地球温暖化防止県民計画」を蘇生させ実行に移す方策を見出そうと、計画作りにかかわった当時のメンバーがパネリストになって開催されたものです。地球温暖化対策「県民計画」の基になった「長野モデル」は、県民が主役の「信州・地球温暖化対策研究会」により策定され、２００２年５月に田中知事に手渡されました。田中知事はこれを受けて、長野県環境審議会に諮問し、２００３年４月に「県民計画」が答申されたものです。熱い想いを持った大勢の県民がかかわり、内容も斬新で全国から注目された「県民計画」が、タナザラシ状態にある原因は何かを議論しました。原因は簡単なことで、政策を推進するには条例の制定が必要なのに、これが出来ないからです。出席した須田春海さん（前全国地球温暖化防止活動推進センター長）は、被害者のいない条例は簡単に出来るが、被害者が多く出る条例の制定は難しいと述べています、その通りと思います。また、自動販売機の台数制限や、２４時間営業のコンビニやスーパーの営業時間を制限するより、環境税として課税するほうが効果的と指摘ありました。県議会議員も２名参加されていましたが、前に進めるための対策については、妙案が出ませんでした。須田さんは、知事部局からも、議員からも、条例制定の提案がないならば「県民による直接請求」しかないと言われました。しかし、「県民計画」が策定された経過や内容について、ほとんどの県民は知らされていないので、県民運動に発展させるには当面無理であろうと思います。「長野モデル」や「県民計画」の策定にかかわった人々が、ご苦労ですが、もう一度立ち上がって行動することが結論かな？「ブーメランだ」と叫んでいる人がいました。

  2005.02.05

• 地球温暖化防止活動推進員の研修会に参加しました

  ２００５年２月１６日より京都議定書が発効するに当たり、長野市内のホテルで、第３回長野県地球温暖化防止活動推進員の研修会が開催され参加しました。長野県地球温暖化防止活動推進センターが主催し、温暖化の現状と対策を学び、推進員の「活動事例発表」により推進員同志の情報交換をしました。長野県の温暖化防止活動推進員は知事の委嘱を受けて現在１４３名です。長野県民２２０万人に対し１４３名ですから、これで何が出来るのか疑問は残ります。センター長の茅野實さんもご挨拶の中で指摘されておりました。私は、「生ごみを燃やさない運動」を核に、自分で出来ることは全力で努力し、仲間を一人でも増やす活動を進めて行きたいと思っております。情報交換の中で感じたことは、活動の拠点を持っている推進員には問題ないが、仕事から解放されて第２の人生で、社会貢献したいとして参加してきた人の中に「行政が何もしてくれない」と嘆く人が意外に多いことです。行政のお墨付きで、肩書きを紹介してもらって、準備されたステージに立ってしゃべりたい人です。一人で運動して、周囲から変な人と言われる「環境オタク」になることを怖がっているのです。「環境オタク」になりましょう、みんな「オタク」になれば怖くない。また市町村が環境問題に消極的だとの指摘がありましたが、その地域の住民がそれを望んでいるのではないでしょうか。首長や議員選挙のときに、環境問題に熱心で実行力のある人を掘り起こし、推薦して当選させる努力が必要と思います。環境問題に熱心な人は、選挙に無関心な人が多いと、私は感じています。確かに選挙公約には、候補者全員が、環境・教育・福祉に最大限の努力をしますと言うでしょうが、問題は実行力の見極めです。長野県環境保全協会の専務理事の宮坂さんは、ご挨拶の中で、条例を作り予算をつけるのは行政の仕事であり期待はしているが、心配もしている趣旨の話をしています。国が主導してスタートした推進員制度ですが、長野県は地球温暖化防止県民計画に基づいて活動するわけで、この計画を「絵に描いた餅」にしないためにも、県として「外れそうな褌」を締め直して欲しいものです。

  2005.02.04

• 映画「掘るまいか」を見ました

  須坂市文化振興事業団が主催する、新潟中越地震災害義援金支援上映会に参加しました。山古志村に現存する手掘りトンネル「中山隧道」を記録したドキュメンタリー映画です。地震により心身ともに多大な被害を受けた皆さんへの、支援のつもりで参加しましたが、感動ものの映画でした。村づくり、町づくりの原点がそこにありました。昭和8年から第2次世界大戦を挟んで、16年もかけて１０００mのトンネルを手掘りで完成させた大事業には、2世代にわたる、想像を超えた血と汗と泥にまみれた壮絶な戦いがあったのです。当初、賛成派、反対派の激しい対立で村が２分していたが、関係者の努力により和解し、一致団結して目的達成に邁進し、それを成し遂げた満足感は、大変大きなものがあっただろうと推察されます。生涯学習や町づくりに取り組んでいる皆さんや、行政関係者には是非見てほしい映画です。

  2005.01.31

• 長野県内「若手議員」の集いで講演しました

  講師と言う柄ではありませんが、市民から見た「議会の活性化」をテーマに、何を喋っても良い、との条件で話をしました。参考になったか心配だ！上伊那郡内の自称「若手議員」６名で作っている『ネットワーク次世代』が主催し、長野県内の４５歳以下の地方議員に声をかけて実現した学習会で、２回目と言うことでした。心配しながら出かけました。１月２９日（土）、長野市内のホテルに１８名集まりました。緊張して臨んだものの、面識のある議員さんが、長野市の２人、と大町市１人、箕輪町１人と計４名もおり、安心してしまい漫談になってしまったと、反省しております。私は、須坂市議会の一般質問を６年間にわたり、議場で傍聴してきました。須坂市議会は他市町村に比べ、かなり改革されていると思っていますし、活性化して行く過程を自分の目と耳で確認してきましたので、感じたことを率直に話しました。一問一答方式や対面方式の導入、質問時間制限の緩和もしくは廃止、理事者側からの質問を許す、議会開催日時（土日や夜間）の検討、などの話をしました。ディスカッションでは、合併と住民投票と議会の関係について、議員の皆さんから意見を聞きました。若い議員の皆さんから元気をもらいました。深謝、多謝です。

  2005.01.30

• 「社会福祉法人・すこう福祉会」を支援する会が結成されました

  昨日、迎賓館（須坂市在）において「社会福祉法人・すこう福祉会」を支援する会の、設立総会が開催されました。私も、昨年８月より３回開催された結成準備会に参加し、ボランティアの一員として協力することとなりました。「すこう福祉会」は身体障害者の共同作業・授産施設須坂わらしべ作業所の管理・運営を須坂市より受託しています。事業の拡大と安定化を目指すには、福祉法人格の取得が重要課題でしたが、関係者の絶大なるご尽力により、昨年１０月２９日「社会福祉法人すこう福祉会」の設立が認可されました。新たに土地を取得し、本年９月のオープンに向け施設の建設が進んでおります。事業内容は、現在運営している通所授産施設に加えて、身障者のデイサービスセンターを新たに開設する計画です。街頭募金などの募金活動は、任意団体の「すこう福祉会」であれば出来るのですが、社会福祉法人になると、出来ないのだそうです。そこで、支援する会が生まれました、会員を募集中です、ぜひご参加ください。会費は年間、個人３，０００円、団体５，０００円です。（連絡先電話：０２６－２４８－５２０５）早速、本日街頭募金を行いました。小布施町の「安市」で１０時から１４時までお願いいたしました。「おどらにゃそん」楽団のボランティア演奏もあり、多くの皆さんから募金のご協力をいただきました、有難うございました。

  2005.01.15

• 「アジア太平洋みどりの京都会議２００５」にぜひご参加ください！

  私も参加している｢虹と緑のネットワーク｣が主催する｢アジア太平洋みどりの京都会議２００５｣のご案内です。*******************************************************みどり＝グリーンズの範囲は幅広く、大きいものがありますが、その基本は「エコロジー、社会的公正、草の根の民主主義、非暴力」という４つの理念に象徴されます。2001年オーストラリア世界大会で採択された「グローバルグリーンズ憲章」にもこの観点からの理念と行動計画が出されています。2001年オーストラリアでの世界大会で世界レベルのネットワークが発足し、このたびの京都会議でアジア・太平洋部門のネットワークを発足させようとしています。現在20か国以上100人からの参加者が見込まれています。グリーンズこそ「市民団体に一番近い政治勢力」日本においては、政治と運動の関係が非常に離れています。グリーンズはドイツで生まれた時から「政治と運動」の関係作りに悩み、「議員ローテーション制」や「代理人制度」といったさまざまな実験を生み出してきました。「非政党的政党」というキャッチフレーズを掲げたこともあります。そうした政治と運動との関係を悩みつくした流れをくんだからこそ、グリーンズは「市民団体に一番近い政治勢力」であるといえます。京都会議の二つの性格今回、日本において開催するにあたり、私たちはこの会議に二つの性格を持たせました。すなわち、11日と13日のグリーンズの総会という部分と、社会フォーラム的な、どなたでも参加できる12日のフォーラム部分です。現在、12日は「環境・平和・多様性」の３つのセッションを実行委員会で用意をしています。その他に、ワークショップという形で持ち込み企画を募集しています。これらのプログラムには自然エネルギー関係、ヤング・グリーンズ、ダム問題関係などの企画が決まっています。さらにこの輪を広げ、多くの団体に参加をいただきたいと思っております。１） ブース出展によるアピールを！２）ワークショップ開催によるネットワークづくりとアピールを！３）もちろん参加者としてのご参加も大歓迎（12日、1日だけの参加もＯＫです）！11日にはシンポジウム「自然エネルギー２００５：ボンから京都へ、そして中国へ」（主催：ハインリッヒ・ベル財団　協力：環境エネルギー政策研究所）も連携イベントとして同日開催されます。12日の温暖化セッション後の交流会場（京都駅前のカフェ・ルネサンス）への移動時間（１８：３０～１９：００）を利用して、京都議定書発効記念アピールウォーク（仮称）を計画しています。イングランド・ウェールズの緑の党がちょうどこの日に、アメリカやオーストラリアなどに京都議定書批准を求めるなどの世界同日アクションを呼びかけており、それに応えるかたちにもなります。

  2005.01.08

• 「みどりの会」一月例会のご案内

  昨年は「災の年」と言われました。その暮れもおしせまって、スマトラ沖・巨大地震が起き、津波による史上最悪の、15万人を越える犠牲者が出てしまいました。日本でも猛暑、台風、地震、浅間山の噴火など、天災が次々に襲って来た一年でした。亡くなられた皆さんの、ご冥福を心からお祈り申し上げます。また、被害にあわれた皆さんの一日も早い再起を心よりお祈りし、お見舞い申し上げます。いかに文明が進んでも自然の偉大さには、計り知れないものがあり、改めて自然との共生の大切さを考えさせられました。天災とは別に、事件・事故が多かった一年でもありました。私は、今年こそ良い年でありますよう、元徳寺において行われた除夜・修正会（二年参り）修行で「正信念仏偈」をあげて、祈念いたしました。さて、設立5年を経過した「みどりの会」ですが、皆さんのご協力により新年を迎えることができました。心より厚く御礼申し上げます。しかし地球環境の破壊は確実に進行しています。特に地球の温暖化は実感させられています。加害者であり被害者でもある環境問題はますます重要になってきました。昨年は、生ごみの堆肥化にチャレンジする一年でした。私は、事務局長の山崎さんと二人で「生ごみ減量アドバイザー養成プログラム」の連続講座を受講しました。生ごみのことが少し分かった気分でいます。長野広域連合のごみ焼却問題は、長野市と千曲市に焼却炉が建設され、最終処分場は須坂市か高山村と決まっております。本年度中に建設場所が決まります。私は焼却炉の建設場所や規模の問題よりも、「ごみの減量化」をもう一度、市民が中心となって真剣に議論する必要がある、と考えております。｢みどりの会｣として推進している「生ごみを燃やさない運動」も今年は、もう一歩進めたいと思いますので、皆さんのご協力をいただきたく、お願い申し上げます。そこで、１月の例会は須坂市・生活環境課・善財課長をお招きして、「生ごみの減量化について」をテーマに懇談会を開催したいと思います。ご出席ください。なお終了後、新年懇親会を予定しておりますのでお含み下さい。日　時　平成17年1月24日(月)　午後7時より場　所　須坂市屋部町集会室（公会堂ではありません）テーマ　「生ごみ減量化について」をテーマに善財課長を囲む懇談会（出欠のご都合を山崎事務局長宛ご連絡下さい、ＴＥＬ245-3514）

  2005.01.04

• 長野県地球温暖化防止県民計画とESD

  「長野県地球温暖化防止県民計画」と「ESD」を考える学習会に参加しました。信州大学教育学部、渡辺教授の呼びかけで、各種団体から大勢の出席がありました。私は長野県地球温暖化防止活動推進員を拝命しており、「県民計画」を積極的に推進せねばならない立場と、「みどりの会」を主宰していることから参加しました。結果は、大変勉強になりました。ところで皆さんESDをご存知でしたか？私は、BSE（狂牛病）は知っていますが、ESDは知りませんでした。Education for Sustainable Development 「持続可能な開発のための教育」だそうです。国連は2005年から2014年の10年間を「国連持続可能な開発のための教育の10年」と位置付けて運動するのです。環境、人権、平和をはじめとして、あらゆるジャンルのネットワークを通して、持続可能な国際社会の構築を目指そうと、学びあう運動です。その運動を推進する日本の組織がESD-Jです。理事の伊藤通子さんが富山から駆けつけてくれまして、ご説明をいただきました。この運動は、国連が世界組織を作り、国から地方に展開すると言うようなものではなく、地域で行われている各団体（自治体も含む）の運動をネットワーク化して、地球規模で「持続可能」の観点から学習しようとするもの、のようです。よく分からないが・・・・。ESD運動が来年からスタートするにもかかわらず、わが「長野県地球温暖化防止県民計画」は一向に進まない、何故だろう。具体的な行動計画がない、県の予算がなく担当者も代わりすぎる、行政に期待し過ぎる、市民に期待し過ぎる、知事のリーダーシップが発揮されていないから、等などいろいろ意見が出ました。私は、全国から注目された｢県民計画｣なのに進まないのは、行政の組織が麻痺状態にあり機能していないからと思います。知事と議会、知事と県職員、県と市町村の関係が対立していては条例も通らない。石原東京都知事がジーゼル車の乗り入れを禁止すると発表したときは、それは無理だと、私は思いました。しかし運送業界や自動車業界など各業界を説得し条例を通し、段階的ではありますが確実に実施されてきました。近隣の埼玉、神奈川、千葉県にも波及しました。自動販売機の台数制限や、コンビニ、スーパーの営業時間制限は条例により規制は可能と思いますが、現状の長野県では実現不可能でしょう。「あきらめない」と思っているが・・・・・。

  2004.12.15

• 農業生産法人を設立しました

  無臭にんにくの生産・加工・販売をしている株式会社オサダが生産加工部門を分離独立させて農業生産法人として有限会社「にんにくふぁーむ」を設立しました。高齢化や後継者不足で農業生産量が減少し、荒廃農地が増大していく中で、安心で安全な農産物を確保するためには、自家生産が必要との認識で生産事業に進出することとなりました。当面は「にんにく」の生産を中心とした事業推進となりますが、将来は農産物全般に拡大する夢を持って立ち上がりました。荒廃農地の改善や雇用の拡大にも貢献したいとはりきっています。生ごみを燃やさないで堆肥化、その堆肥を農地に還元、安全でおいしい農産物を生産し、消費者に届ける、食と農の循環を目指しています。環境にやさしく、安全で安心な食料の提供が目標です。乞うご期待です。

  2004.12.12

• 山口村で越県合併を考える

  越県合併でもめている山口村へ行ってきました。北海道酪農学園大学教授、河合博司氏の現地調査に同行し反対派で会社社長のK氏と、推進派の山口村助役、楯氏に面談しました。両氏とも大変ご多忙にもかかわらず長時間にわたりお話を聞くことが出来ました。現地で生の声を聞くことの重要性を改めて認識しました。昭和33年の昭和大合併時に神坂村が、もめにもめて分村し、一部が越県して中津川市に合併、一部は旧山口村に合併して現在の山口村となった。中津川市神坂地区と山口村神坂地区が県境を挟んで相対している。村内合併推進派の有力者は神坂地区馬籠宿にいるとのこと。旧山口村の若者は中津川方面に勤務している人が多く、買い物も中津川に出かけているので、本年2月に村が実施した投票方式によるアンケート調査で合併賛成が62.28％(投票率91.12％)となった結果はうなずける。しかし気になったことがありました。それは、村民意向調査アンケートを実施する直前に発行した「山口村市町村合併だより」第21号で加藤村長が出したメッセージです。村長は「これまで、どこにも負けない情報提供を行ってきたつもりです。・・・・・自立は、現状を維持できず住民に負担を強いる道であり、合併は、概ね現状を維持し住民生活が守られる道です。この違いをしっかり理解したうえで、投票に臨んで欲しいと思います。」とありました。こんな脅迫じみた誘導しなくても、僅差であったかもしれないが、合併が多数になったと、私は思いました。「合併も自立も、ともに地獄です、どちらの地獄で楽しみますか？」と問いかけるべきです。「どこにも負けない情報提供を行ってきた」と言っている割に、新市（中津川市における山口地区）の将来構想や、反対派の「自律の村づくり構想」の話が聴けなかったのは残念でした。平成合併で全国唯一無二の越県合併は、憲法改正を視野に入れた道州制検討のモデルケースになると、河合教授は話されました。中津川市は観光資源の馬籠宿が欲しい、岐阜県は領土が増えるのでウェルカム。それより歓迎しているのは総務省のようです。田中知事はどうすれば良いのか、これは大問題ですが、私は合併議案の提出はこの12月議会で行うべきと思います。任意協議会の設置は平成14年6月7日であり2年も経過しておりますし、県民意向調査を行うのであれば、今年の2月実施した山口村、村民意向調査の結果が出た時点で行うべきでした。知事は9月議会での議案提出を見送った理由と、12月議会冒頭での議案の提案ができなかった理由を、県民に丁寧に説明し、苦渋の選択をしたとして、県民が選んだ良識（？）ある議会に任せるしかないと思います。提出しなければ議員提案により可決し、知事不信任案も可決すると言う噂も流れてきます。山口村合併の賛否で知事選挙は回避したいのですが。

  2004.12.06

• 「みどりの会」定例会と忘年会

  みどりの会の定例会と忘年会を開催しました。定例会は長野県地球温暖化防止活動推進センター主催の｢地球の環境を考える｣シンポジウムに｢みどりの会｣として参加しました。（場所：ホテル国際２１）基調講演は「富士山から日本を変える」をテーマにアルピニストの野口健さんです。世界最高峰のエヴェレストに命がけで挑戦し成功した後、エヴェレストの清掃登山を４回も行った体力と気力には感服しました。彼の業績の数々は、プロジェクトのスタート時点から、熟慮に熟慮を重ね、綿密に計画されたものと思っていたが、意外と思いつきで口にしたことから始まっていると聞いた。講演を面白くする演出もあるかと思うが、大プロジェクトは案外、思い付きから出発していることが多いのかもしれません。シンポジウムは｢地球温暖化防止｣をテーマにコーデイネーター：茅野實氏（長野県地球温暖化防止活動推進センター長）パネラーは野口健氏、高木直樹氏（信州大学助教授）、栗田たか子氏（上田市ごみ減量アドバイザー）、岡本一道氏（長野県地球温暖化防止活動推進員、陶工）で面白い話が聴けました。長野県地球温暖化防止県民計画が、たなざらし状態にあることは問題だと、会場から発言あり、パネラーも同じ思いと応じていましたが、全国に注目された画期的な計画であるにもかかわらず、県の担当者がくるくる換わるようでは、計画は進まない。県民計画に基づき条例を制定し、予算付けをして事業推進となるべきが、現状の議会ではすべて反対となるので条例が通らない、これでは職員もやる気が出ない。県内各市町村も県民計画に基づき、市町村単位で温暖化防止計画を策定しなければならないのに、これもまた、まったく進んでいない。環境先進県、長野県の再構築が必要だ。私も長野県地球温暖化防止活動推進員なので責任が重い。

  2004.11.29

• 山口村から考える 「平成の大合併」における県政の役割とは　

  越県合併を考える集会のご案内です。ご参加ください。講師の河合教授には「須坂住民投票の会」でお世話になりました。*******************************************************　山口村の越県合併はどうなるのだろうか。田中知事は１２月県会において合併関連議案を提出するのか、はたして県議会はどういう対応をするのか。合併するかどうかの判断は、地域の人たちの選択に委ねるのが自治の基本だろう。しかし、そもそも「平成の大合併」は国の主導で強引に進められてきた。こうしたなかで、国と市町村の間に立つ県の役割はどうあったらいいのだろうか。予想される県会での田中知事と県議会のバトルの前に、そのあたりをじっくり考えてみたい。　河合博司教授は住民投票に精通しており、これまで長野県内でいくつかの事例調査をしてきている。このテーマを語るうってつけの講師だ。　１２月２日に県会は招集される。もっともホットな状況のなかでの講演会。みなさんのご参加をお待ちします。　日時　１２月３日（金）午後７時～９時場所　長野県勤労者福祉センター　４階教室講師　河合博司さん（酪農学園大学環境システム学部教授）参加費　５００円主催　雑誌「たぁくらたぁ」編集委員会連絡先　090-3558-2558河合博司さん略歴1948年兵庫県生まれ。京都大学法学部卒。98年4月、酪農学園大学環境システム学部開設時に着任。地域環境学科・地方自治研究室。憲法、自治体論、環境政策を教えている（専攻：行政学・自治体論）。酪農学園大学環境システム学部教授。主な著書等「自治体の地球温暖化防止の取り組みからみえてくるもの」『酪農ジャーナル』2004年11月号。 「国民保護法と人間の尊厳」『7・13市民のつどい講演録』第9条の会・オーバー北海道 2004年11月。“「第27次地方制度調査会最終答申」を読む”『北海道経済』2004年2月号。『北海道と憲法』（共著）法律文化社　2001年。『環境システム学序説』（共著）酪農学園大学　1999年。『憲法を生かす力とロマンス』（共著）文理閣　1996年

  2004.11.26

• 国産材利用が、地球を冷やす

  先日、「森のライフスタイル研究所」主催（協力：環境NGOコペルニクス）のシンポジウムに参加しました。講師はウッドマイルズ研究会代表運営委員の藤原敬さんです。京都議定書はロシアの批准により、来年２月発効することが決まったようです。CO2の削減は待ったなしに対応しなければならない喫緊の課題となりました。木質エネルギーに興味を持っていましたが、今回「ウッドマイルズ」と言う新しい指標についてお話があるとのことで出席しました。ウッドマイルズとは木材の産地から消費地までの距離のことで、安いからと言って遠くの木材を利用するのでなく、高くても近くの木材を利用しようとするものです。地球のCO2濃度が上がっているとの情報はありますが、１，０００年、２，０００年も前のCO2濃度は何を基準としているのか疑問を持っていましたがよく分かりました。それは、南極のヴォストーク基地にありました。ヴォストーク基地が有名なのは、地球上の最低気温－89℃を記録したことと、2,330mの氷柱をボーリングにより確保したことです。この氷柱にあるCO2を分析することにより、４２万年間のCO2が年毎に分かるのだそうです。驚きました。分析によると、２００年前からCO2が急上昇しているのです。それは人口の急増と、一人当たりのエネルギー消費量の増加によって爆発的にCO2が増えている。対策として森林を整備して国産材を多用し、木質バイオマスを含む自然エネルギーへの転換が急務とのことでした。

  2004.11.24

• 長野県の住基ネット問題はどうなったのだろう

  全国で話題になった長野県の「住基ネット」問題はどうなったのだろう？長野県が仕掛けた「住基ネット」問題がもとで、大問題になっているのに、長野県はこれで良いのか疑問です。Ejovi Nuwere （イジョビ・ヌゥワァー）氏を知っていますか？　私は知らなかった。彼は、２００３年の秋、長野県内の自治体で行った、住基ネット侵入実験の中心人物であった。侵入実験を行ったことも、その結果についても注目してきたが、実験を行った人物については情報がまったくなかった。今回、ヌゥワァーさんが総務省を相手に損害賠償を求めて裁判を起こすとの情報が入った。１１月２２日記者会見を行うとのことです。ヌゥワァーさんは、2004年11月12日に東京都内で開催されたコンピュータセキュリティ専門家の国際セミナーにおいて、2003年秋に携わった長野県内自治体での住基ネット侵入実験の発見事項と、改善への所見を発表することになっていました。しかし、発表直前になり総務省より発表内容の大幅な変更の要求が日本側主催者を通じてあり、発表そのものが実現できなくなりました。そこで彼は、日本において今後このような公権力による妨害行為が繰り返されないよう、裁判で問題を明らかにすることにいたしました。11月22日東京地方裁判所に、表現の自由の侵害に基づく損害賠償請求の訴訟を提起するとのことです。JCA-NETは、つぎのように分析している。（１）守秘義務について守秘義務契約は長野県と結ばれているので、国がこれを理由として彼の報告を禁止することはできない。技術者は、どのような情報が公開されるべきか、また公開されるべきでないかを判断する能力を持っている。彼らは、ネットワークセキュリティに関する豊富な知識と経験に基礎づけられた能力によって、国際的な場で大きな信頼を獲得してきた。しかし総務省は、その言動からも明らかなように、こうした的確な判断をする知識も経験も持っていない。公共システムの情報セキュリティに関する技術情報は、適切な規準に基づき、適正な範囲で公開され、市民や専門家の自由な討論の対象とされる必要がある。これは、市民に個人情報の安全を提供する上で、有効かつ不可欠な要素である。また、このような適切で積極的な情報公開は、公共システムを運営する国・地方自治体などの市民に対する説明責任の上からも、欠かせないことである。　（２）「住基ネットと庁内LANの混同」についてその範囲の規定にかかわらず、「住基ネット」と「庁内LAN」はネットワークセキュリティを検証する上で密接な関係を持つ。「住基ネット」と「庁内LAN」のネットワークセキュリティ上の関係を検証し、そこに脆弱性が見いだされた場合にはただちに必要な対策を講じることは、「住基ネット」におけるデータ主体者－－地域住民の利益を確保するために、最低限必要な措置である。このような作業は、「住基ネットと庁内LANの混同」ではない。システム運営者とそれに係わる技術者に課された基本任務のひとつである。総務省は「住基ネット」ということばに対して、その具体的な範囲を示していない。また、その範囲を規定する明確な根拠も示していない。2003年秋、総務省が「住基ネット本体」に言及したとき、その根拠は技術的なものではなく、（財）地方自治情報センターが管理・運営を都道府県から受託している機器とネットワーク回線の範囲を指していた。これは単なる制度的範囲であって、技術の適用には何ら関係しない。総務省は、制度と技術を混同している。＜関連情報＞ IDG News Service（英語）のレポート 毎日Interactive記事朝日記事 Web上にある経過レポート（西邑/JCA-NET） pacsec.jp/core04 （日本／カナダの主催者等のリンクもあり） release.japan.cnet.com SIDCとpacsec.jp 『Hacker Cracker』 （Nuwere著　ウィリアム・モロー社刊）の書評ヌーワー報告についての事前の日本語プレスリリース （主催者ではなくヌーワーがCTOをつとめるセキュリティラボ社発）長野県本人確認情報保護審議会（実験報告書等のリンクもあり） 『地域住民と自治体のための住基ネット・セキュリティ入門』七つ森書館刊 2004/9　吉田柳太郎・西邑亨著

  2004.11.21

• ｢風といのちの詩｣上映会

  ドキュメンタリー映画「風といのちの詩」の上映会が明日(20日)開催されます。http://kaze.on.arena.ne.jp場所は、ノルテながの（長野市吉田公民館＝長野電鉄、信濃吉田駅隣接）上映時間は、第一回14時00分より15時30分、第二回18時30分より20時00分です。鑑賞料は、前売り：大人800円　小中学生400円です。　平安堂書店にあります。私も｢風といのちの詩｣上映実行委員ですよろしくお願いします。

  2004.11.19

• ドイツに学ぶ地域自治

  長野県短期大学の築山先生から誘われて、長野県短期大学、国際地域文化専攻特別講義を受講しました。築山先生には大変お世話になっていることもあり、久しぶりに会いたいと思いました。「信州住民投票の会」の設立にかかわってからのお付き合いで「須坂住民投票を考える会」では、度々ご出張たまわりご指導いただきました。講義は「ドイツに学ぶ地域自治」をテーマに日独市民交流フォーラム代表の関口博之氏が講師です。関口氏は妙高高原在住で政党「みどりの会議」のマニフェスト作成委員の一人です。ドイツは国土の５５％が農地で穀物の自給率は１２０％、森林面積は２９％で木材の約８０％を自給しているとのこと。農林業が重視されており「嫁に行くなら農家が一番」と言われているそうです。日本もそのようにありたいものです。日本との国民性の違いは「自律度」の差にあると私は感じました。

  2004.11.15

• 鎌田實氏講演会を聴講し、涙が止まらなかった。

  長野県庁・講堂で開催された「いのち・チェルノブイリからイラクの子供たちへ」の講演を聴いた。講師は諏訪中央病院の鎌田實氏で、ベラルーシでの実績をもとに、イラクへの医療支援を訴えた。先生の著書「がんばらない」「あきらめない」「雪とパイナップル」で書かれている医療現場でのドキュメンタリーを中心に、「いのちを支えるものはなにか」それは「人と人のつながり」、「環境」と「平和」であると語られました。ベラルーシで白血病に侵され、余命いくばくも無くなった子供が食べたいと言ったパイナップルを、日本から医療支援で来ていた若い看護士が雪の降る街を必死で買い求めて歩いたが、売っている店がなかった。そのうわさを聞いた地元の人が、かん詰のパイナップルを病院へ届けてくれた。何も食べなくなっていたその子は一時的ではあったが元気を取り戻した、との話には涙が止まらなかった。医療や福祉の海外への人道支援とは、その国の人々の手によって継続的に医療や福祉が出来るように支援すべきであり、医薬品や医師を送り出して治療に当たらせることではないと。イラクへ４００億円も使って自衛隊を派遣し、水を供給している程度で人道支援といっている小泉総理よ、早く目を覚ましてほしいと思う。鎌田先生は、４００億円とは言わないが、たとえ１億円でもJIMネット（Japan　Iraq　Medical　Network）に補助してもらえれば、イラクで何百人もの子供の命が救える、と訴えています。

  2004.11.07

• 自衛隊イラク派兵の延長はやめてほしい

  ２３号台風に続いて、新潟県中越地震、さらにイラクにおける香田さん拉致殺人事件とショッキングな天災や事件が連続したため、日記を書く元気もなくなっていた。（パソコンまで具合が悪くなった）被災者の皆さんには心よりお見舞い申し上げます。時間の経過とともに、少し落ち着いてきたので元気を出して頑張ろうと思う。私は自衛隊イラク派兵差止訴訟の原告団に参加しています。訴訟の会についてはHPをごらんいただきたい。 http://www.haheisashidome.jp/index.htm第３回口頭弁論が本日１３時３０分名古屋地方裁判所１号法廷で行われた。詳細については改めて報告します。サマワの自衛隊員は、宿営地から一歩も出られない状況にありながら、小泉総理は非戦闘地と認識しているとして、派遣期間の延長を目指している。これ以上、犠牲者が出ることはやめてほしいものだ。１１月７日に鎌田實氏による「イラクへの医療支援について」講演会が開催される。（県庁講堂午後１時３０分）現地では治安悪化により、ジャーナリストやNGOのイラク撤退が報じられている。日本が自衛隊派遣を延長したままでは、鎌田さんや神谷さん達の期待される運動にも、現地での行動に大きな制約が出てくるだろう。"

  2004.11.05

• 「9-11 in Plane Site」 の上映会を開催しました

  バウさん、こと山田和尚さんを招いてのビデオ上映会は、雨にも拘らず大勢の皆さんにご出席頂き、ひとミュージアム上野誠版画館（長野市川中島今井）で開催しました。ペンタゴンの映像には、飛び込んだはずのボーイングの残骸は見つからなかった。乗員、乗客を含め大勢の人が亡くなったと報道されていたので、ショックを受けました。バウさんは、８月末から大量のビデオテープを抱えて、軽トラックに乗り込み、南から北を目指して全国行脚と続けております。長野県内では１０月４日に松本、５日は長野に寄ってくれました。「今月末には北海道で打上だ」と元気に山梨へ向かいました。右足にむくみがあり、体調万全とは見えないけれど、ツアーをやり遂げたい、とする気迫は近寄りがたい殺気を感じました。バウさんは、このビデオを見て犯人探しをするのではなく、アメリカの問題としてアメリカ人が行動をおこして欲しいのだ、と熱く訴えました。現在のアメリカには、自ら国を変える運動が起こることは期待できない。外からの圧力でしか変えられない。日本からアメリカを変えるのだと、スケールの大きい話をしてくれました。沖縄では、アメリカ兵と仲良くなり、スナックで２８人にビデオを見せたそうです。その２８人全員が兵隊をやめると言いだし、その後、一人からバウさんにメールが入り、ビデオを３００本ダビングして仲間に配布したとのこと。彼の目指す運動は確実にひろがっている。公式サイトをご覧下さい。http://www.wa3w.com/911/また主催された「ひと　ミュージアム」の「版画館通信」で詳しく報告されているのでこちらもご覧下さい。http://w2.avis.ne.jp/~hito-art/gaiyou.htm

  2004.10.06

• 山形県長井市の「レインボープラン」に学ぶ

  本日開催の「循環型社会への地域からの挑戦」と題した講演会に出席しました。私は、ＮＰＯ法人「みどりの市民」が主催する、生ごみ減量アドバイザー養成プログラムを受講しておりますが、その連続講座として公開特別講演会が開催され、「みどりの会」の仲間を誘って参加しました。講師は長井市レインボープラン推進協議会の事務局次長の寒河江新一氏です。人口３１，４３１名の長井市民が排出する生ごみが、全く焼却処理されていない上、堆肥化によって農業と結びつけ、さらに生産された農産物を市民である消費者に購入してもらう、循環型社会を形成しているとのことです。年間、生ごみ１，３００ｔ、畜糞５００ｔ、もみがら２００ｔを資源として投入し４５０ｔの完熟堆肥を生産し、いのちのみなもとである土づくりに貢献している。成功したポイントは、平成３年にレインボープランを提案した３名の熱心な市民が各種団体に働きかけ組織化し、行政はサポート役に徹したことと、プランに共鳴した女性の行動力にあると。全くの偶然でしょうが、本日、長野市で開催された「アグリルネッサンス信州」の設立総会において、長井市の環境問題で講演会が持たれたようです。環境の町、長井市が今、注目されている。

  2004.10.02

• 

  モンブラン連峰のトレッキングに行ってきました

  ９月２１日～２７日まで、フランスのリゾート地で有名なシャモニーを基点にモンブランを囲む連峰のトレッキングをやってきました。当地は９月よりシーズンオフとなり、観光客が少ない中で、天候にも恵まれ、人生観が変わるほどの人生最高の旅をしてきました。横山ファミリークラブ主催のパーティーに参加したものです。ペンション「戸隠小舎」の娘さんの、佐々木亜津美さんがシャモニーで山岳ツアーガイドをして居られ、お世話になりました。詳細な報告は改めていたします。しばらくは写真をお楽しみ下さい。

  2004.09.30

• 「9・11　In　Plane　Site（英語版）」緊急上映

  アメリカからの最新映像入手　　長野にて緊急上映決定！ 「911 In Plane Site(英語版)」　～911はアメリカの自作自演か？～当日は、当映像の日本語版作成中であるグローバルピースキャンペーンより山田和尚さんをお招きし一緒に解説をいただきながら911の真相に迫ります。♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪「9・11　In　Plane　Site（英語版）」緊急上映●日時：2004年10月５日（火）　19：00～21：00●入場料：５００円(飲み物付)※日本語版作成のためのカンパや、全国行脚中の山田和尚さんへの差し入れ大歓迎！●場所　　ひとミュージアム上野誠版画館(電話０２６－２８３－２２５１)※予約なしでも入場可能ですが、人数把握のため以下連絡先へメール又は電話予約をお願いします。●内容： 山田和尚さんに解説をいただきながら「9・11 In　Plane　Site」を見ての勉強会。上映会後は、山田和尚さんとフリートークも実施。●山田和尚さんとは・・・『テロリストは誰？』日本語字幕版の企画/制作を行ったグローバルピースキャンペーン日本事務局代表。現在は、“9・11　In　Plane　Site”英語版の普及と、日本語版の制作のカンパを呼びかける為、全国行脚中。http://www.peace2001.org/gpc/911/911_bow_set.html●主催/協力/連絡先主催：ひとミュージアム上野誠版画館協力：山口長志・岡嵜啓子連絡先：e-mail　ukogoo@mail.goo.ne.jpTEL　鈴木（090-3904-7055）●公式HP：http://www.wa3w.com/911/♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪＜プレス情報＞このビデオに関するプレス記事をご紹介します。週刊金曜日　No.521号(2004.8.27)　金曜アンテナより■9・11事件の真相に迫る映像作品2001年9月11日に米国で発生した「テロ事件」の真相にせまる映像作品 「9・11 ＩＮ ＰLＡＮＥ ＳＩＴＥ」(英語版）が8月20日、東京・参議院議員会館で上映された。米ミズーリ州でラジオ番組のホストを務めるデイブ・ヴォンクライスト氏がテレビで放映された映像を徹底分析している。米国防総省（ペンタゴン）に民間機が突っ込んだとされる事件については▼衝突で開いたとされる穴が航空機よりも小さい▼衝突直後の映像に機体の残骸がない▼離陸直後で大量の燃料を積んでいたにもかかわらず、ペンタゴンの崩れた壁面が燃えていない――などと分析。世界貿易センタービルに衝突した飛行機については、機体の胴体下部に民間機ではありえない燃料タンクのような大きな影が映っていることを指摘し、国際テロ組織による犯罪とするこれまでの“常識”を疑問視している。作品を見た喜納昌吉・参議院議員（民主）は「証拠の隠し方など、沖縄の米軍ヘリの墜落事件と似ている.生々しい映像に衝撃を受けた」とコメント。ヴォンクライスト氏は国際電話で「疑問に対する答えをともに考えていきましょう。世界の平和に果たす日本の役割は非常に大きい」と話した。上映会を主催した市民団体「グローバル・ピース・キャンペーン」によると、この作品は約1カ月前から無料配布を開始、インターネットなどで話題となり、すでに約5000本ほどを配った。同キャンペーンでは日本版（URLhttp://www.wa3w.com/911/）の作成をすでにはじめている。（編集部　伊田浩之）

  2004.09.27

• テロリストは誰？

  フランク・ドリルが編集した『テロリストは誰？』のビデオを購入しました。グローバルピースキャンペーン・きくちゆみさんのMLで紹介があったもので、華氏９１１の映画とも絡んでいると思い早速購入しました。内容はアメリカ政府が第三世界に対し仕掛けてきた「数々の戦争と政権転覆の真相」を描いた１０本の映像によるオムニバス作品です。元CIA 高官ジョン・ストックウェルやラムゼー・クラーク元米国司法長官のインタビューの内容は驚きです。アメリカ国民の税金で運営している「スクール・オブ・ジ・アメリカズ」暗殺者学校にはあきれます。上映会を計画しております、詳細は改めてご案内します。ご期待下さい。

  2004.09.15

• 話題の映画「華氏９１１」を観る

  長野市の千石劇場で上映中の「華氏９１１」を観ました。午後３時５０分からだったので観客は少なかった。それとも関心が無いのかな？アメリカ大統領選における、反ブッシュキャンペーンであり、見事に悪役ブッシュが作られている。日本では選挙妨害で公職選挙法に引っかかる代物です。自由の国、アメリカならではと感心しました。絶対お勧めです、１８００円は安い。ブッシュの「ぽち」と言われている小泉総理の『ぽち物語』の映画を、北野たけし監督でやらないのかなー。

  2004.09.14

• 鎌田慧さんの講演を聴く

  9月11日須坂市メセナホールで「信州岩波講座」が開催され参加しました。「地球は病んでいる」をテーマに鎌田慧氏が基調講演されました。腰の座った骨太のジャーナリスト、との先入観を持って聴講しましたが、穏やかな話し振りのなかに、きらりと光る本物が見え、再評価しました。聴講して印象に残った点を列挙すると。日本の戦後社会は、アメリカ社会を目指して、豊かな社会作りに励んできた「より良い生活追求の時代」であった。そのひずみが、顕在化したのが1967年公害認定された水俣公害であった。金儲けが第一で、食料とエネルギーは輸入すればよいとする国の方針の下で、世界一の自殺国としての競争社会が出来上がっていた。「暗闇でステーキを食べるより、青空の下でたべる梅干が良い」ことを忘れた国民。しかし、出稼ぎ労働者が地元へ戻り、都会を目指さない社会、地域づくりに気がつき始めた。環境を破壊しないで、自分で出来ることをやるやる市民が出てきた。そうか、私も出稼ぎ労働者だったのだ。鎌田氏に言われてはじめて気がついた。鎌田氏の主張は、「みどりのマニフェスト」そのものでした、感激しました。頑張らないで、あきらめない。これは鎌田實氏でした。

  2004.09.13

• 消費者不在で牛肉BSE（海綿状脳症）の検査が緩和されそうだ！

  わが国では牛肉のBSEが発症してから、全頭検査により安全性を担保してきた。検査体制の不備な米国で、BSEが発症してから、わが国は米国からの牛肉輸入を禁止している。吉野家から牛丼が消えたのは、この輸入禁止が原因であり、お気の毒だが、食の安心、安全の為には当然のことでもある。しかし、米国の圧力により全頭検査の方法が緩和されそうである。その理由は、生後２０ヶ月未満の牛は検査しても陰性か陽性か判断できないので、検査を免除しようとするものである。国内で検査免除となれば、米国産牛肉も検査なしで輸入できることになる。現在の検査方法では、２０ヶ月令未満の牛は白黒の判定ができず、灰色なので、検査方法が確立するまで、市場への出荷を禁止すべきところ、検査を免除するとは言語道断である。せめて検査体制の確立までは、全頭検査を継続すべきである、全く消費者を馬鹿にしている。わが国の場合は２０ヶ月令未満の牛を出荷禁止にしても、その影響は少ないと思われる。しかし米国における牛肉の生産は短期肥育であり、２４ヶ月未満が主力であるので、２４ヶ月未満の検査を免除するよう圧力をかけている。２０ヶ月令未満の牛を出荷禁止にすべき日本と、２４ヶ月令未満の検査を免除しようとする米国が交渉しているのだが、乖離が激しく、歩み寄れる問題でないにもかかわらず、ふまじめに交渉している。ガス抜きを目的とした、見せ掛けの交渉には、怒りを通り越して情けなくなってくる。安田節子さんもこの問題では次の通り意見を述べているのでご覧頂きたい。http://www.yasudasetsuko.com/diary/2004_08.html#09

  2004.09.12

• 真田町のリコール署名3,300人を超える

  町長リコールの署名運動は、いよいよ9月5日が最終日となります。昨日、運動関係者のMさんを応援するため電話をしました。大変厳しい運動でしたが必要署名数の3,100人をクリアーし3,300人見当とのことでした。目標の3,500人を目指して、残された数日ですが全力で頑張ります、と力強く話してくれました。合併推進派の13名の議員の内、議長を除く12名が連名で、署名をしないように、とのチラシを全戸に配布し、圧力をかけたそうです。合併の是非は住民投票で、と2度にわたる町民による直接請求の切なる願いを、ことごとく否決した議会が大問題であり、町長リコールの前に議会を解散請求すべではないかと、私は思いました。しかし調査してみると、13名の議員は町長の言いなりで、解散請求をするに値しないとのことでした。合併とは何であるか、住民投票とは何なのか等、全く理解していないし、町長の方針通りに進めるのが議員の、お仕事と思っている人々のようです。町長リコールを成功させて、次には議員の洗脳をして欲しいものです。

  2004.09.03

• 須坂市・高山村の合併に関するアンケートの結果が発表される

  須坂市と高山村において実施された、「合併の方式等に関するアンケート」の集計結果が発表されました。須坂市においては、高山村のアンケート結果（合併反対75.5％）を踏まえて、市議会の全員協議会が開催され、三木須坂市長は高山村との任意合併協議会の解散を提案すると報告しました。須坂市のアンケート結果では、合併賛成が55.74％と、反対の26.16％を大きく上回っていたが、片思いだった。アンケート結果（中学生を除く15歳以上の永住外国人を含む市民が対象）（須坂市） 対象総数 ４６，０９２人回収総数 ３７，７５５人 回収率 ８１．９１％ 新設合併に賛成 １８．１３％ 編入合併に賛成 １５．８６％ どちらでも賛成 １．４１％ （合併賛成合計）（５５．７４％）合併に反対 ２６．１６％ わからない １８．１１％ （高山村） 対象総数 ６，８４７人回収総数 ６，５０５人回収率 ９５．０１％新設合併に賛成 ２１．７５％編入合併に賛成 １０．９５％どちらでも賛成 ５．７０％（合併賛成合計） （１８．０６％）合併に反対 ７５．５０％わからない ６．４４％今回の合併問題は、永井順裕・前須坂市長が任意合併協議会の設立と、新設合併方式を黒岩・高山村長に提案したところから、ボタンのかけ違いが始まった。本年1月に須坂市長選が実施される予定にありながら、昨年の１２月に任意合併協議会を設立してしまったことと、更に提案した永井氏が市長選に出馬しなかったことは私には理解できない。また合併方式を「新設合併で」と先に提案してしまったことは、任意合併協議会が冒頭から混乱する原因となり、今回の合併方式を問うアンケートにつながった。アンケートの対象を、１５歳以上で永住外国人を含む、としたことは評価できるが、須坂市の場合は高山村と同じ内容でなく、長野市との合併の賛否を問う項目があっても良かったのではと思います。私は自律を主張しますが。高山村は須坂市と一緒にアンケートを実施するのではなく、独自にもっと早くアンケートか、住民投票を実施すべきだったと思います。

  2004.08.24

• 「まちづくり条例を考える」講演会、開催のご案内

  「信州住民投票の会」や「須坂住民投票を考える会」で度々お世話になっている、北海道酪農学園大学教授の河合博司氏の講演会が大町市で開催されます。主催は「美麻地域づくりミーティング」で、テーマは「まちづくり条例を考える」です。詳細は下記の通りです、ご出席下さい。--------------------------------------------------------●　北海道　酪農学園大学　河合博司先生　講演会テーマ　「まちづくり条例を考える」***北海道ニセコ町のまちづくり条例を事例に***・日　時　　平成16年　8月　２1日（土）　14：00～15：30　　　　　　　（講演30分・意見交換60分の予定）・場　所　　大町市文化会館南隣 フレンドプラザ大町　2Ｆ　会議室・資料代　　500円 （申し込み不要）●　　懇親会　（参加希望者のみ）先生と膝を交えて意見交換をしたいと言う希望から講演会に引き続き企画しました。参加ご希望の方は、事前に必ずお申し込みください。・時　間　　　16：00～17：00・場　所　　 大町市文化会館 サンアルプス大町　1Ｆ　手打ちうどん　しずかの里　・参加費　　1000円 （軽食代含む）※準備の都合で必ず前日までにお申し込みください。・お申し込み・お問合せ先　　　TEL・ＦＡＸ　0261-29-2262・0261-22-8895（昼間）　前川浩一　　またはEメールにて　sizuka@miasa.ne.jp　　まで（お名前・住所・TEL/FAX・Eメールアドレス・先生への質問などあればそれも添えてお申し込みください。）・主催　：　美麻地域づくりミーティング美麻地域づくりミーティングは、美麻村のメンドシーノ国際交流ボランティア・若手村役場職員有志やその他村民有志などが参加し合併後の地域自治についての勉強会を開催しているグループです。◆河合博司先生のプロフィール1948年兵庫県生まれ。京都大学法学部卒。98年4月、酪農学園大学環境システム学部開設時に着任。地域環境学科・地方自治研究室。憲法、自治体論、環境政策を教えています（専攻：行政学・自治体論）。酪農学園大学環境システム学部教授。

  2004.08.17

• 「みどりのテーブル」第一回連絡会の報告

  8月10日午後1時より「みどりの会議」事務所（新宿）において「みどりのテーブル」連絡会が開催されました。出席しましたので下記報告します。候補者で出席したのは、中村敦夫氏、安田節子氏、小林イチロウ氏、足立力也氏の4名で、他に全国から、区会議員、県会議員、市会議員を始めとして、選挙戦で熱く燃えた市民の、日焼した面々が集い総勢50名以上になりました。冒頭で中村敦夫さんの挨拶がありました。政党としての「さきがけ」が「みどりの会議」となったいきさつや、今回の参院選の結果を踏まえて解散に至った事情説明があり、政党要件を満たさないミニ政党に対する選挙運動の差別問題など、政党代表としての苦しかった状況の説明がありました。本当にご苦労様でした。今後の問題について中村さんは、国民の90万人から負託を受けた「みどりの運動」は確実に大きな流れになるし、またしなくてはならない。それには次の国政選挙にどうチャレンジするかと言うよりも、今回の選挙で分かった通り国政の壁は非常に厚い、10年、15年先を見据えた運動が必要で、各地、各団体（ローカルパーティー）がそれぞれの立場で拡大して行くべきで、特定の個人や団体が中心になるべきではない、「みどりの山頂」を目指し各方面からそれぞれの方法で極めるべき、との持論を展開されました。しかし、今後の問題は今日をスタートに皆さんで決めて行けば良い、との意見が添えられました。稲村、小林、足立さんの若手3名が司会進行して、今後の問題を協議しましたが、議論百出のため纏らず、時間をかけて協議することなり、連絡事務局として稲村、小林、足立、熊野の若手４名に、中山均氏が加わって５名体制で進めることとなりました。

  2004.08.11

• 広島市長秋葉忠利さんの８・６平和宣言を転送します

  広島市長秋葉忠利さんは、政令指定都市としてはじめて常設型住民投票条例を制定しました。私は、昨年10月神戸で開催された「市民版参画条例研究会」主催のシンポジウムでお話を聴きました。今回の８・６平和宣言はすばらしいものでした。老化現象から涙腺が緩んではいますが、聞いていて涙が止まりませんでした。以下転送します。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー平　和　宣　言「75年間は草木も生えぬ」と言われたほど破壊し尽された8月6日から59年。あの日の苦しみを未（いま）だに背負った亡骸（なきがら）――愛する人々そして未来への思いを残しながら幽明界（ゆうめいさかい）を異（こと）にした仏たちが、今再び、似島（にのしま）に還（かえ）り、原爆の非人間性と戦争の醜さを告発しています。残念なことに、人類は未（いま）だにその惨状を忠実に記述するだけの語彙（ごい）を持たず、その空白を埋めるべき想像力に欠けています。また、私たちの多くは時代に流され惰眠（だみん）を貪（むさぼ）り、将来を見通すべき理性の眼鏡は曇り、勇気ある少数には背を向けています。その結果、米国の自己中心主義はその極に達しています。国連に代表される法の支配を無視し、核兵器を小型化し日常的に「使う」ための研究を再開しています。また世界各地における暴力と報復の連鎖は止（や）むところを知らず、暴力を増幅するテロへの依存や北朝鮮等による実のない「核兵器保険」への加入が、時代の流れを象徴しています。このような人類の危機を、私たちは人類史という文脈の中で認識し直さなくてはなりません。人間社会と自然との織り成す循環が振り出しに戻る被爆60周年を前に、私たちは今こそ、人類未曾有（みぞう）の経験であった被爆という原点に戻り、この一年の間に新たな希望の種を蒔（ま）き、未来に向かう流れを創（つく）らなくてはなりません。そのために広島市は、世界109か国・地域、611都市からなる平和市長会議と共に、今日から来年の8月9日までを「核兵器のない世界を創（つく）るための記憶と行動の一年」にすることを宣言します。私たちの目的は、被爆後75年目に当る2020年までに、この地球から全（すべ）ての核兵器をなくすという「花」を咲かせることにあります。そのときこそ「草木も生えない」地球に、希望の生命が復活します。私たちが今、蒔（ま）く種は、2005年5月に芽吹きます。ニューヨークで開かれる国連の核不拡散条約再検討会議において、2020年を目標年次とし、2010年までに核兵器禁止条約を締結するという中間目標を盛り込んだ行動プログラムが採択されるよう、世界の都市、市民、ＮＧＯは、志を同じくする国々と共に「核兵器廃絶のための緊急行動」を展開するからです。そして今、世界各地でこの緊急行動を支持する大きな流れができつつあります。今年2月には欧州議会が圧倒的多数で、6月には1183都市の加盟する全米市長会議総会が満場一致でより強力な形の、緊急行動支持決議を採択しました。その全米市長会議に続いて、良識ある米国市民が人類愛の観点から「核兵器廃絶のための緊急行動」支持の本流となり、唯一の超大国として核兵器廃絶の責任を果すよう期待します。私たちは、核兵器の非人間性と戦争の悲惨さとを、特に若い世代に理解してもらうため、被爆者の証言を世界に届け、「広島・長崎講座」の普及に力を入れると共に、さらにこの一年間、世界の子どもたちに大人の世代が被爆体験記を読み語るプロジェクトを展開します。日本国政府は、私たちの代表として、世界に誇るべき平和憲法を擁護し、国内外で顕著になりつつある戦争並びに核兵器容認の風潮を匡（ただ）すべきです。また、唯一の被爆国の責務として、平和市長会議の提唱する緊急行動を全面的に支持し、核兵器廃絶のため世界のリーダーとなり、大きなうねりを創（つく）るよう強く要請します。さらに、海外や黒い雨地域も含め高齢化した被爆者の実態に即した温かい援護策の充実を求めます。本日私たちは、被爆60周年を、核兵器廃絶の芽が萌（も）え出る希望の年にするため、これからの一年間、ヒロシマ・ナガサキの記憶を呼び覚ましつつ力を尽し行動することを誓い、全（すべ）ての原爆犠牲者の御霊（みたま）に哀悼の誠を捧（ささ）げます。２００４年（平成１６年）８月６日　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　広島市長　　秋　葉　忠　利

  2004.08.06

• 真田町のリコール運動始まる　!!

  上田市との合併推進を巡って、長野県で始めての町長解任の是非を問う、直接請求の署名運動が8月7日より始まります。署名期間（一ヶ月）以内に有権者の3分の1以上の有効署名が集まれば住民投票が行われます。私は、昨年の8月22日、上田市との合併の是非は住民投票で決めようと、立ち上がった真田町民有志の学習会に、北海道の酪農学園大学・河合教授と一緒に参加しました。あれから1年を経過しましたが、住民の皆さんの、町の自律を願うエネルギーの強さに敬意を表するとともに、行政・議会における「住民参画の壁」の厚さを再認識させられました。真田町の住民運動は想像をはるかに超えた壮絶な戦いです。昨年春に行なわれた真田町の、合併に関するアンケートでは、合併反対が多かったにも拘らず、合併推進となった為、アンケート結果を尊重することを求めた署名運動が展開され、議会に陳情し継続審議となりました。その後、２度にわたって「合併の是非は住民投票で」と直接請求をしましたが、議会で否決されてしまいました。住民の意思を無視し続ける、町長と議会には怒りを通り越して、あきれるばかりです。１年にわたる住民運動の結果、とうとう町長解任運動となったわけですが、真田町の自律を願う町民の努力が報われるよう心から祈るものです。

  2004.08.05

• 信州みどりの会議・反省会報告

  長野市郊外の飯綱高原山荘において、7月30日午後7時より一泊で、「信州みどりの会議」の参院選反省会を開催しました。出席者は「信州みどりの会議」が8名で、「みどりの会議・本部」より、田中信一郎事務局次長がご多忙中にも拘らず、駆けつけてくれて、9名による残念会となりました。時間の経つのも忘れ、気がつけば夜中の2時でした。ご出席の皆様、本当にご苦労様でした。選挙戦のスタート時に、このような会議が持たれていれば、もう少し結果が良かったのでは、と反省させられました。しかし、この貴重な経験は次回に活かせる、と確信しました。田中信一郎さんは、31歳と若いけれど、中村敦夫氏の政策秘書で、田中秀征氏の元政策秘書も務めた、わが信州と関係深い方でした。田中さんから、政党「みどりの会議」の内部事情について説明があり、選挙戦におおける、各候補の戦いぶりや、各地のサポーターの様子を報告していただきました。「信州みどりの会議」の今後の対応については、折角出来た組織であるから残すべきとか、ホームページや情報誌を媒体として情報を発信しようとか、定期的に講演会を開催しよう等、いろいろ意見が出ましたが、本部の「みどりのテーブル」で協議が始まるので、経過を見極めながら、改めて協議することとなりました。選挙を戦う為に集まった、自律した個人の勝手連「信州みどりの会議」ですが、共通の理念に基づいて参集した同志であると思います。私、個人としては、組織を再構築して、環境や平和をテーマに政治活動を含む市民運動が継続できたら良いなぁーと、思っています。それから、田中さんの説明で始めて知ったのですが、日本版「緑の党」である「みどりの会議」の理念は、ヨーロッパやオーストラリアの「緑の党」＋「佐久間象山先生」なのです。「緑の党」はガンジーの研究により影響を受けた「ラルフ・ネーダー」が唱えた理念をベースにしています。「みどりの会議」はこのヨーロッパの流れに佐久間象山先生が唱えた日本小国主義、即ち「小さくとも、きらりと光る日本」がプラスされているのです。佐久間象山先生亡き後、明治維新を経て突っ走ってきた大国主義を柱にした近代日本は、政治も経済も、すべての機能が麻痺してしまったのです。今ここで、大国主義を修正し、松代出身の佐久間象山先生に学び、その理念を広く発信すべきではないかと思いました。

  2004.07.31

• 安田純平さんの講演を聞く（平和を守る市民のつどい）

  須坂市公民館で開催された「第23回平和を守る市民のつどい」に参加しました。講演に先立ち須坂市立森上小学校4年生によるプレイベント「ちいちゃんの影おくり」の合唱がありました。戦争の悲惨さと、命の大切さを一生懸命に歌う姿に、こみ上げるものがありました。司会者の紹介によると、歌って欲しいと、お願いしたのではなく、歌わせて欲しいと申し込まれたそうです。この子供たちの平和を守るには、今の大人たちがよく考えて行動することが肝要で、今がその時期であると強く感じました。講演は、イラク戦争の取材中に拘束されたフリージャーナリストの「安田純平氏」が講師で、2時間が大変短く感じた報告会でした。無事開放された要因は、武器を持っていなかったことと、日本国民が1980年代にイラクに残した遺産のおかげだと、語ったことが印象的でした。自衛隊の派兵についてイラク人は、イラク復興の為、自衛隊株式会社の社員が応援にきてくれると思っていたが、アメリカ支援のため、武器を持って戦車でやってきた、と笑うに笑えない話で、武器には武器で必ず問題がおきると。日本人が残した遺産については、私にも思い当たることがあります。イラン・イラク戦争のとき、撤退しないでインフラ整備に協力したことです。私は当時、商事会社に勤務しており、同僚がバクダットに駐在しておりました。同僚は家族を日本へ帰国させたものの、本人は弾の飛び交う下で、踏みとどまり、命がけでイラクのために頑張ったのです。帰国したときの同僚の顔にあった立派なひげを思い出しました。

  2004.07.27

• みどりの会議・党大会決定事項

  新たな出発へ向け、「みどりのテーブル」を設置し協議して行く事となりました。以下、党大会の報告です。*********************************　みどりの会議は、7月22日、参議院選挙の結果を受けて運営委員会及び党大会を開催しました。　議論の結果、中村敦夫代表委員が公的に政界引退を表明したこと、継承者がいないこと、財政的にこれ以上運営が不可能であること、などから、政治団体としては解散を決定しました。　しかし、みどりの政治運動は大きな流れであり、今後どう取り組んでいくかが重要です。　そこで、新たな出発について話し合う「みどりのテーブル」を設けるために、そのコーディネイトを環境・サイエンスライターの小林一朗氏（34歳）に委任しました。　詳細につきましては、決まり次第お知らせします。　これまでの皆様の多大なご協力に深く感謝致します。　みどりの会議事務局

  2004.07.23

• 玉置浩二は　Ｓｌｏｗ　Ｓｍａｌｌ　Ｓｉｍｐｌｅ　を愛で包む

  参院選のショックで落ち込んでいると、連れ合いから「チケットがあるので、玉置浩二のライブに行こう」と誘われました。安全地帯や玉置浩二の名前は知っていたが、特別に好きな曲もなく、こんな時期にコンサートでもないなー、と思いながら、あいまいな返事をしていると「ぐずぐずしていないで、気持ちを入れ替えて再出発よ」と気合を入れられて、渋々須坂市メセナホールへ同行しました。1200席の大ホールはほぼ満席で、女性が多く、年齢も30から40台なかばと見受けました。60過ぎの爺さんはほとんど見えなかった。玉置浩二が登場し3曲歌って、須坂市が味噌によるまちづくりを推進している事の話などの中で、彼が北海道出身で軽井沢在住であることを知りました。消極的に参加したものの、彼のうたう詩もメロディーも Slow Small Simple そのもので、それを柔らかな　Love　で包んだものであり、感激しました。久し振りのライブでしたが、力を貰いました。謝謝

  2004.07.19

• みどりの会議の皆さんご苦労さんでした”

  残念な結果でしたが、これからです。反省だけでは、何も変わりません。「みどりのテーブル」で検討し、より良い方向を見出そうではありませんか。現職の国会議員で「みどりの会議」に宗旨替えさせたい議員がいます。河野太郎氏です。政・官・業の癒着を憂い、政治家の弱体を批判し続ける氏の最新・国会日記を下記転載します。以下転載******************************************************　　　　　　ごまめの歯ぎしり メールマガジン版 　 河野太郎の国会日記======================================================テレビ朝日が報道ステーションで核燃料サイクルに関して報道をしたとたんにスポンサー筋から強烈なアクションがあったそうだ。報道ステーションは関連企業からのスポンサーはないそうだが、テレビ朝日全体に対するスポンサーの引き上げという圧力をかけているらしい。要するに報道されては困るという政策を必死になって遂行しようとしているのだ。まともなわけはない。間違いを金で隠すのか。やはり経団連の副会長に電力会社の人間が就任するのはおかしいではないか。将来を嘱望されていた中川経産大臣の未来に真っ黒な暗雲がたれ込めてきた。７月６日の記者会見で大臣がとんでもない発言をしている。「核燃料サイクルの使用済み燃料の直接処理コストにつきまして、３月１７日に参議院予算委員会で質問がございましたが、経済産業省資源エネルギー庁として、そのようなデータはございませんという答弁をしたわけでございますけれども、その後、内部で調査をしたところ、平成６年に内部で調査をした資料があることが判明をいたしました。 そこで、私どもといたしましては、これに対する処分を検討いたしました。国家公務員法上の処分と内規に基づく処分がございますが、これは答弁者あるいは答弁資料を作成した責任者に、故意な悪質なものではない、しかし、結果的に事実と違うことを答弁し、国会あるいは国民の皆様方に間違った方向にご理解をさせていかざるを得ないような方向になりかねないということでございますので、以下のとおりの処分をするということを先ほど私が決定をいたしました。」馬鹿言ってるんじゃない！！大臣の発言にもある「直接の答弁資料作成者の担当課長、当時の資源エネルギー庁電力・ガス事業部原子力政策課長安井正也」は、この資料を作った時の総括班長ではないか。資料作成の実働部隊だった人間が今回の虚偽答弁の作成者なのだ。まさに作った人間が隠したのだ。これが「故意な悪質なものではない」はずがない。こいつが自分の机の引き出しにあった資料をロッカーに隠した張本人ではないか。それが口頭での厳重注意だけとは何事か。同じように日下長官も虚偽答弁の口裏合わせをしたのにもかかわらず、内規で最も重い「訓告」だと。中川大臣はどうして国民の方を向くのをやめ、役人のケツを拭くことにしたのだろうか。第二の社会保険庁ではないか。なんで国民に真実を告げないのか。こんな大臣だから役人が政治家をなめまくるのだ。なんで選挙に負けたのか、考えろよ！============================================================■編集：河野太郎■発行：河野太郎●購読申し込み： http://www.taro.org/●解除： 　　http://www.taro.org/●関連ホームページ： http://www.taro.org/●ご意見・お問い合わせ： taro@konotaro.org当レポートに掲載された記事は自由に転載・再配布できます。但し、記事の一部を取り出したり改変しての転載を禁じます。なお、メーリング・リストや掲示板への再配布も許可します。

  2004.07.14

• 「信州みどりの会議」街宣最終日

  ご苦労様でした。選挙戦は「投票箱のふたが閉まるまで」と言われますが、とりあえず、昨日午後8時で終了しました。「信州みどりの会議」勝手連の皆様の特段のご協力により無事終了出来ました。ありがとうございました。街宣車の最終日（10日）は上條、関、松澤（哲）、山口の4人で伊那市を7時に出発。8時飯田駅前で、ギターを抱えた応援団、蟹沢車と合流し第一声。2台でショッピングセンターや住宅街を街宣しながら駒ヶ根市を経由し、前回お世話になった飯島町「風の谷絵本館」で休憩。伊那市アピタで昼食後、蟹沢車と別れ、寺平、原が同乗する松澤（幸）車と合流。11日合併の是非に関する住民投票が行われる南箕輪村を重点的に街宣。箕輪町、辰野町、塩尻市を経由し午後7時に松本駅前到着。佐藤、続木、田口、八木の4名と合流し松澤（哲）の演説をバックに約1時間「Ｇｒｅｅｎｓ20号」の手渡しを行い、8時ジャスにトマイクをＯｆｆにしました。その後、近くのレストランで冷たい飲み物で乾杯しお互いの健闘を称えあいました。近日中に祝勝会を松本で開催することを約束し解散しました。本当にご苦労様でした。

  2004.07.11

• 「ya'ssy」が「木枯らし紋次郎」の応援に

  信州知事の田中康夫氏が「みどりの会議」代表委員の中村敦夫候補の応援に上京することが決まりました。選挙戦最終日の１０日で詳細は未定です。決定次第ご報告します。田中氏は先の衆議選では民主党を応援しましたが、今回の参議選では「みどりの会議」の応援団になってくれました。信州における支持率は最近低下したものの５０％以上を維持しており、「信州ルネッサンス」を推進する先導者です。

  2004.07.02

• みどりの会議・熊野候補が長野遊説します

  熊野もりお候補が7月8日朝8時長野駅前で街頭演説をします。信州大学人文学部卒業で、信州を第二の故郷と公言している普通の若者です。水と空気と平和をこよなく愛し、政治はロックだ!!とギターを抱えて登場します。６月に実施した三日間・７５０ｋにおよぶ信州縦断街宣では多くの皆さんにお世話になりました。８日も街頭でのお手伝いを頂きたくお願いします。

  2004.07.01

• みどりの会議・政見放送の日程

  ■■■■ 政見放送の日程が決まりました■■■■ＮＨＫ総合テレビ１回目　７月１日（木）午前８時５０分ごろから２回目　７月２日（金）午前８時５０分ごろから３回目　７月５日（月）午後１１時１５分ごろから４回目　７月６日（火）午後１１時１５分ごろからＮＨＫラジオ第一１回目　７月５日（月）午後３時２５分ごろから２回目　７月６日（火）午後３時２５分ごろから※　放送を多くの皆さんに見て、聞いてもらえるよう、どんどん宣伝してください！□■□■□■□■□■　日本に環境政党をつくろう♪私達は目指します！□スローな生活□フェアな社会□グローバルな平和※これを実現する、「みどりの参院選マニフェスト」は以下で読めます。http://www.midorinokaigi.org/senkyo/sangiin/manifesto/index.html■私達「みどりの会議」のことを知ってください。http://www.midorinokaigi.org/■私達も「みどりの会議」を応援していますo(*^ー ^*)o池田香代子（ドイツ文学翻訳家、口承文芸研究家）宇井純（沖縄大学名誉教授）上原公子（東京都国立市長）永六輔（作家）大倉正之助（能楽囃子大倉流大鼓奏者）河野昭一（京都大学名誉教授）黒田征太郎（画家、イラストレーター）野田知佑（エッセイイスト、カヌーイスト）辻信一（文化人類学者、環境運動家）なだいなだ（作家、精神科医、老人党党首）藤原信（宇都宮大学名誉教授）船瀬俊介（地球環境評論家）星川淳（作家・翻訳家）本田亮（マンガ家、エッセイスト）三木睦子（元総理　三木武夫夫人）南研子（コンサート・プロデューサー）山崎紫生（高崎商科大学教授）※みなさん（一部）のメッセージは以下で読めます。http://www.midorinokaigi.org/message/index.html■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

  2004.06.30

• エネルギー問題講演会のお知らせ

  「長野ソフトエネルギー資料室」が主催し、「みどりの会」が協賛する講演会が下記の通り開催されます。選挙期間中ですが、おおぜいの参加を希望します。日時：７月４日（日）午後１時３０分から４時まで場所：須坂市シルキーホール３Ｆ大ホール（長野電鉄、須坂駅前）　　　資料代５００円演題：「エネルギー政策転換の最前線からの報告」講師：吉岡　斉氏（九州大学比較社会文化研究院　教授）講師プロフィール１９５３年富山県生まれ、東京大学理学部物理学科卒、同大学院理学研究科博士課程修了、和歌山大学経済学部を経て現職。○総合資源エネルギー調査会（基本計画部会及び需給部会委員）○原子力委員会（総合企画・評価部会委員）著書：「原子力の社会史ーその日本的展開」（朝日選書）他多数

  2004.06.29

• ｢みどりの会議」緊急声明・「イラク多国籍軍参加に抗議」

  先のサミットでのイラク多国籍軍参加の発表は以外でした。また厳しい新たな一歩を踏み出してしまったと感じた人は多かったと思います。小泉首相が帰国しての説明が全く意味不明だ。参加するけれど、指揮下には入らないとは、なんだろな・・・・？「音はすれども姿は見えず、まるであなたは○のようだ」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・　　　　日本のイラク多国籍軍参加に抗議する緊急声明　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００４年６月２１日　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みどりの会議　小泉首相は、先に開かれたシーアイランドサミットで、イラク駐留の多国籍軍への参加を、ブッシュ米大統領に約束し、その後に閣議で決定した。国民間の議論、国会での法制定は、なされていない。　みどりの会議は、そもそも自衛隊のイラク駐留自体を違憲・違法だと考え、一日も早い撤兵を求めている。アメリカによるイラク攻撃・占領には大義がなく、利権目的の侵略戦争であるからだ。　例え、百歩譲って現状を追認するとしても、一切の議論・法制定なしに日本の多国籍軍参加を他国に約束するのは、首相の権限を逸脱した暴挙である。　その上、小泉首相は、自衛隊が多国籍軍の指揮下に入らないという大嘘をついている。合意文書は存在せず、米軍輸送の任務も行うため、小泉首相の言う「口頭了解」で「独立性」が保てないことは、明白である。　小泉内閣は、直ちにイラク多国籍軍参加を撤回し、イラクから自衛隊を撤兵させた上で、総辞職すべきである。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  2004.06.23

• 参院選一ヶ月前の長野県民意識調査報告

  長野県世論調査協会は参議院選一ヶ月前の県民の政治意識を探る世論調査を行い17日発表しました。詳細は下記ＨＰをご覧下さい。http://www.nagano-yoron.or.jp/比例代表区で｢みどりの会議｣は0.1％で６番目となりました。しかし、｢今のところ投票したい政党・候補者がいない｣と回答した人が46.1％もいます。これから、この人たちを、どうしたら取り込めるかです。その他の政党とならず6番目の政党｢みどりの会議｣として認知されたのは、一歩前進です。*******************************************************今回の参院選で、もし投票するなら、比例代表ではどの政党・またはどの政党の候補者に投票したいですか１．自民党　　　　　　　　　　18.6%２．民主党　　　　　　　　　　20.2３．公明党　　　　　　　　　　 3.5４．共産党　　　　　　　　　　 3.7５．社民党　　　　　　　　　　 2.0６．みどりの会議　　 　　　　 0.1７．その他の政党　　　 　　　 0.3８．今のところ投票したい　　政党・候補者はいない　 46.1９．いえない・答えたくない　　 5.5

  2004.06.19

• 第３回「信州みどりの会議」連絡会の報告

  6月13日（日）午後1時30分より松本市中央公民館（Ｍウイング）において、第３回「信州みどりの会議」の連絡会を開催しました。連絡事項、協議事項について下記ご報告申し上げます。長文ですがお許し下さい。１．熊野盛夫氏の信州遊説の報告　　環境政党｢みどりの会議｣の公認候補で信州大学卒の熊野盛夫氏が、6月１．２．３日の３日間、信州縦断の遊説を行いました。早朝の駅前や、日中のスーパーマーケット駐車場などで延べ１５回の立会演説をこなし約１０００枚のチラシも手渡しできました。ご協力いただきました皆様、ご苦労様でした。熊野氏からも丁重なる御礼のメールを頂きました。最終日の３日には熊野氏立会のもと「信州みどりの会議」発足の記者会見を県庁表現センターで行ないました。２．街宣活動について　　現在、「信州みどりの会議」で運行している街宣車は山口が個人的に運行し、告示日以降は使用しないつもりでした。しかし熊野盛夫候補の2号車として告示日以降も街宣活動ができる事となりました。中村敦夫代表のＣＤを流しながら街宣します。長野と富山を守備範囲とし、希望地域に積極的に出かけるので、有効にご利用いただきたい。３．グリーンズ２０号発行　　選挙期間中でも配布できる、「みどりの会議」の機関紙である「Ｇｒｅｅｎｓ」２０号が発行されます。６月１８日印刷完了し、呼びかけ人には５０枚が発送されます、有効にご利用願いたい。４．長野県区の対応について　　比例区は「みどりの会議」又は「１０名の候補者」で戦っていますが、「信州みどりの会議」として、県区の対応を協議しました。無所属で政策理念がほぼ同じ候補を、推薦もしくは支持しては、との意見ある反面、県区には、かかわらないで比例区のみの運動をすべき、との意見も多くありました。協議の結果、各自がそれぞれの判断で対応することとしました。「みどりの会議」の本部推薦であれば問題ないが、「みどりの会議」の理念に共鳴して立ち上がった勝手連の「信州みどりの会議」として、独自に意見の集約を図るのはなじまない、と言うことになりました。以上

  2004.06.15

• 市民参画と住民自治

  遅くなりましたが5月29日の日記を書きます。一日に二つの学習会に参加しました。昼は午後2時から松本で開催されたシンポジウム「住民投票と住民自治」です。シンポジストに沼尾さん（信大教授）小林純子さん（穂高町議）手塚さん（元松本市民会館・住民投票条例請求代表）とコーディネーター安井さん（長野大学教授）により行なわれました。沼尾さんは最近頻繁に行なわれるようになった住民投票の問題点として、内容の議論が不充分で、選挙と同じに勝ち負けにこだわっている。また議会での認識が不足しており、首長や議会の過ちを正す制度であることを理解していないと話されました。小林さんは穂高町の合併を巡る住民投票について、現状と私見を述べました。手塚さんは新市民会館建設に関る住民投票運動について、自らの体験をもとに住民自治論を話されました。話の中で、松本の住民投票運動は、長野県で始めて直接請求した「須坂の体育館建設に関る住民投票」運動に学びながら推進した。条例は議会で否決されたものの、新しい市長の誕生と言う結果をもたらしたと述べました。たしかに私たちは何回も松本へ伺い応援しましたが、このように大きな流れをつくることに協力できたことは感激です。夜は、高山村の「自律した高山村を考える会」が主催した集会に参加しました。栄村の高橋村長の講演「一人ひとりが輝く村づくりをめざして」を聴きました。昭和60年代から自律する村づくりをやってきており、民間手法を大いに取り込み、国からの補助金を当てにせず、村長と言うより株式会社栄村の社長としてすばらしいリーダーシップを発揮された御仁と感銘しました。高山村の皆さんも頑張って欲しいと思いました。

  2004.06.06

• 「信州みどりの会議」の集会のご案内

  来る５月３０日（日）午後１時３０分より、松本市中央公民館（Ｍウイング）視聴覚室３－Ｂで開催します。ご出席下さい。２２日開催された「みどりの旗」を掲げる総決起集会の報告と、信州における今後の対応策について話し合います。街宣車の準備が出来ましたので県内巡回スケジュールも策定したいと思います。

  2004.05.24

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