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カテゴリ:トスカーナ&プーリア旅行記 ’07 7月
こんにちは・・・・ またやってしまいました。どうもまめじゃない様で・・・しばらく更新してない間に、京極夏彦にはまって、徹夜で読書したり、”24”夜通し 1.5倍速でみたりなんてしてたわけじゃないんです。 今回は以前お伺いしたパン屋さんの突撃お昼ご飯です。 イタリアの人って本当に親切で、ちょっと仲良くなると”うちにご飯食べに来ない?”ってほぼいってもらえます。 これって本当に楽しいし、うれしいし、勉強になるんですよね。 小さな街、ウリンニャーノのパン職人マルコはもう、典型適な人もうらやむトスカーナ暮らしなんです。 パン工房を見学している途中、マルコがお店の近くの倉庫に連れて行ってくれました。その中には、見事な 生ハム&サラミがぶら下がっており、 オリーブオイルとワインの樽までありました。 これをみて、もうかなり期待をしていたのですが、その生ハム、サラミ、ワインにオリーブオイルが全て自家製というので、もう 興奮してしまいました。 なんでも、毎年 豚は冬に1頭 農家より買って、それを自分の手で、生ハムやサラミにするそうで、ワイン畑に、オリーブ畑も家のうらにあり、さらに さらに 牛肉はやっぱり決まった農家から 1頭単位で買うそうです。(もちろん親戚一同で分けて、冷凍しておいたのを少しずつ食べていくのですが・・・) それだけじゃありません。 山を持っていて、そこではトリュフもとれるそうで・・・ 果物もそこでかなりの種類収穫でき、ジャムなどにしているです。もう、恐れ入りましたって感じですよね。 仕事がひと段落して、パン工房からは車で5分の自宅に着くと びっくり。イタリアのおうちにしては少し変わった感じの、大きな箱といったお家。聞けば、500年以上も前に小学校だった建物を改築して住んでいるそうです。 写真を撮り損ねたのですが、リビングは大きな教室だったのでしょう、天井は高く、昔ながらのガラスがはめ込まれていて、それはそれは素敵なのです。 そこにドンっと不思議な置物・・・ テーブルにしては・・・・とおもっていたら、家を修復する前は門扉についていた石で、口からは水がでてきたそうです。 裏庭には、釜やらグリルやらもう、わくわくするようなものばかり。極めつけにプールまでありました。うらやましい限りです。 イタリアの人って本当に古いもの修復して美しく見せるのが上手です。古いものほど価値があり、それをみんな誇りに思っているんですよね。見習いたい。 そして、マルコの奥様に ”さあ、テーブルについて頂戴”といわれ 出てきたものは・・・・ まずは自家製のサラミとコッパ。もちろんおいしいに決まってます。 おまけにパンも自家製で(当たり前ですが)焼きたてですからすすんじゃいます。 残念ながら私は下戸なので 自家製ワインは お味見程度でやめときましたが、オリーブオイルはもう、最高です。 そして、お次に出てきたのは、トマトソースのペンネ。 とどめがこちら ビステッカ アッラ フィオレンティーナ。 Tボーンステーキです。 VIVA ITALIA!!! トスカーナの人は今でもこうして お昼っから ちゃーんと優雅にフルコース食べてるんです。 もちろん EUになった今日、生活様式はだいぶ変わってきたようで、家に帰らずパニーノでお昼を済ます人だってたくさんいます。 でも、これこそイタリアのトスカーナの生活なんだと思います。(ちなみに、マルコの年頃の娘さんは”私は肉はいらない”と食べていませんでした。夏なので水着を着ないといけないから肉は食べないそうです。) なんて豊かなんでしょう。イタリア人は人生を楽しむことを本当によく知っている気がします。 この後、デザートにはジェラートとフルーツ。カフェと続き、お土産に自家製のジャムまでいただきました。 今日初対面なのに・・・・なんてすばらしいおもてなし。
実は内心、次回は生ハム&サラミ作りを見たい!とたくらんでいます。
あー思い出したら、おなかすいてきちゃいました。
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