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2019年04月17日
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カテゴリ:松尾芭蕉資料室

芭蕉、江戸へ

芭蕉の東下には、小沢卜尺または向井卜宅が同道したと伝えられる。卜尺は江戸木舟町の名主で、季吟門の俳人。ト宅は藤堂任口の家臣でこれまた季吟門である。江戸について、草軽をぬいだのはト尺の所とも、杉山杉風の家とも伝えられる。杉風は屋号を鯉屋といい、小田原町に住んでいた幕府御用の魚問屋であり、姉が甲斐に居て天和二年に芭蕉が甲斐に逃れたときに逗留したとの話もあるが、今では確認できない。

 

芭蕉年譜

☆寛文4年(1644)21才

 

●松江重頼編『佐夜中山』に「松尾宗房」の名で二句入集。俳書への初入集。

○元政「扶桑隠逸伝」を刊行する。

〔註〕かれは母を連れ身延山詣でに甲斐に来ている。

元禄八年夏、素堂が妻亡きあと甲斐に来て、身延に詣でたのは、この元政の旅に影響をされた。

 

☆寛文5年(1645)22才

 

●11月13日、蝉吟主催の「貞徳翁士二回忌追善百韻」に一座する。

連衆は、蝉吟・季吟・正好・一笑・一以・宗房、(ただし季吟は脇句を贈ったのみ。

○大坂天満宮連歌所宗匠西山宗因、初めて俳諧に加点。

 

☆寛文6年(1646)23才

 

●4月25日、蝉吟没する(25才)。

内藤風虎編『夜の錦』に発句四句以上入集(『詞林金玉集』による)。

           西鶴、鶴永の初号で『遠近集』に発句三句入集。

 

☆寛文7年(1667)24才

 

           北村湖春編『続山井』に発句二八句、付句三句入集。

 

☆寛文 9年(1559)26才

●荻野安静編『如意宝珠』に発旬六句入集。

 

☆寛文10年(1560)27才

 

           岡村正辰編『大和順礼』に発旬二句入集。

 

☆寛文11年(1561)28才

 

           吉田友次編『籔番物』に発句一句入集。

 

☆寛文12年(1562)29才

 

●宗房判の三十番発句合『貝おほひ』成る。

自序に

「伊賀上野松尾氏宗房釣月軒にしてみずから序す」

と見える。伊賀上野の菅原社に奉納、後に江戸の中野半兵衛方から板行された。

 

           松江重頼編『誹諸時勢粧』に発句一句入集。

           高瀬梅盛編『山下水』に発句一句入集。

 

この年、江戸に下るか。(?)






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最終更新日  2021年04月25日 11時48分36秒
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