2311975 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

山梨県歴史文学館 山口素堂とともに

山梨県歴史文学館 山口素堂とともに

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2019年04月23日
XML
カテゴリ:富士山資料室
甲斐のふるうた 富士を詠む

◎富士の山を詠む歌 一首并せて短歌 『万葉集』

   なまよみの甲斐の国 うち寄する駿河の国とことごちの
   国のみ中ゆ出で立てる 富士の高嶺は天雲もい行きはばかり
   飛ぶ鳥も飛びも上るず 
   燃ゆる火を雪もち消ち 降る雪を火もち消ちつつ 言ひも得ず 
   名付けも知らずくすしくも います神かもせの海と名付けあるも 
   その山の堤める海ぞ 富士川と人の渡るもその山の水のたぎちぞ 
   日本の大和の国の鎮めとも います神かも宝ともなれる山かも
   駿河なる富士の高嶺は見れど飽かぬかも

○反歌
   富士の嶺に降り置く雪は 六月の十五日に消ぬれば その夜降りけり
 
◎山部宿禰赤人、富士の山を望る歌 一首并せて短歌
   天地の 分れし時ゆ 神さびて高く貴き 駿河なる富士の高嶺を 
   天の原振り放け見れば 渡る日の影も隠らひ 照る月の光りも見えず 
   白雲もい行くはばかり 時じくぞ雪は振りける 
   語り継ぎ言ひ継ぎ行かむ 富士の高嶺は

○ 反 歌
   田子の浦ゆうち出でて見れば真白にぞ 富士の高嶺に雪は降りける





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2021年04月24日 07時13分44秒
コメント(0) | コメントを書く
[富士山資料室] カテゴリの最新記事


PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

山口素堂

山口素堂

カレンダー

楽天カード

お気に入りブログ

10/27(日) メンテナ… 楽天ブログスタッフさん

コメント新着

 三条実美氏の画像について@ Re:古写真 三条実美 中岡慎太郎(04/21) はじめまして。 突然の連絡失礼いたします…
 北巨摩郡に歴史に残されていない幕府拝領領地だった寺跡があるようです@ Re:山梨県郷土史年表 慶応三年(1867)(12/27) 最近旧熱美村の石碑に市誌に残さず石碑を…
 芳賀啓@ Re:芭蕉庵と江戸の町 鈴木理生氏著(12/11) 鈴木理生氏が書いたものは大方読んできま…
 ガーゴイル@ どこのドイツ あけぼの見たし青田原は黒水の青田原であ…
 多田裕計@ Re:柴又帝釈天(09/26) 多田裕計 貝本宣広

フリーページ

ニューストピックス


© Rakuten Group, Inc.
X