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2020年08月10日
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カテゴリ:松尾芭蕉資料室

名家史傳 松尾芭蕉

 


芭蕉

名は宗房、初め金作と称し、

後、甚七郎と改め、

最後に忠左衛門と称す。

風羅坊、桃青、羽翁、釣月、羊角の数号あり。

松尾氏伊賀阿拜郡の人

津侯に仕える。

幼にしで頴悟長して老荘禅学を修め、

俳諧を好み、北村季吟に学ぶ。

西行の風調を慕い、夙世の志あり、

竊に請う一功を樹て、去らんと會。

藤堂侯命を受けて、

江戸小石川の水路を修む。

工夫を董して功を成し、

即日病と称し、暇を告げて去り。

庵を深川に結び、髪を剃りて、

夭々軒桃青と称す。

時に延宝八年、歳三十七歳。

天和三年深川に火起こりて、

庵は焼失する。

後、甲斐・駿河の間に歴遊し、

後ち深川に戻り、一室を造りて居る。

芭蕉一株を植える。

年を経て茂殖繁衍する。

 (衍=はびこる)

桃青愛翫、遂に以って号と為す。

貞享四年、秋、鹿島に遊び、

明年大和を巡り、

元禄二年、陸奥に往き、(奥の細道紀行)

元禄七年秋伊賀に在り、

大阪を歴て南都に赴かんとす。

十月十二日病みて大阪に歿す。

年五十一歳。

芭蕉、俳諧に於いて其妙所を極め、

業を受くる(門人志望)者門前市をなす。

爾来俳諧の風は一変すと云う。

傍ら画を嗜み、

門人森川許六に学び、

雅致を旨とし、墨画多し。

彩色のものは概ね淡彩のみ。

 






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最終更新日  2020年08月10日 10時35分20秒
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