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山梨県歴史文学館 山口素堂とともに

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2021年03月02日
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カテゴリ:松尾芭蕉資料室

<芭蕉年譜> ☆延宝2年(1674)31才

 

● 3月17日、京都で北村季吟より『埋木』の伝授を受ける。

 

☆延宝3年(1675)32才

 

● 5月、東下申の西山宗因歓迎の百韻に桃青号で一座。連衆は、宗因・磁(じし)画・幽

山・桃青・信章・木也・吟市・少才・似春・又吟。

● 広岡宗信編『千宜理記』に「伊州上野宗房」として発句六句入集。

● 内藤露沽判『五十番句合』に発句二句以上入集(『芭蕉翁句解参考』)。

 

☆延宝4年(1676)33才

 

  山口信章(素堂)と両吟で「天満宮奉納二百韻」を興行し、三月『江戸両吟集』として

板行。

  この年、夏、帰郷、猶子桃印を連れて江戸に下る。北村季吟編『続連珠』に発句六句、

付句四句入集。巻末句引の「武蔵国」の部に「松尾氏、本住伊賀、号宗房桃青」と見え

る。

 

☆延宝5年(1677)34才

 

● この年より四年間、江戸小石川の水道工事関係の仕事に携わる。

● 内藤風虎主催の『六百番俳諧発句合』に二〇句入集。

● 冬、東下中の伊藤信徳を迎え、山口信章との三吟百韻を興行。

 

☆延宝6年(1678)35才

 

   一月、歳旦帳を上梓。旧冬来の信徳・信章との三吟三百韻を『江戸三吟』と題して、

京の寺田重徳から板行。

   一〇月、調和系俳人の『十八番発句合』の判者をつとめる。

  『江戸通り町』

  『江戸新道』

  『江戸広小路』

  『江戸十歌仙』等の俳書に入集。

 

☆延宝7年(1679)36才

 

 望月千春編『かり舞台』に「松尾宗房入道」と見え、すでに剃髪していた。

  西村未達編『俳諮関相撲』に、三都の点者18人の中の一人としてあげられている。

 

☆延宝8年(1680)37才

 

  4月、『桃青門弟二十歌仙』を刊行し、桃青門の存在を世に問。

  8月に其角の「田舎句合」

  9月に杉風の「常盤屋句合」の判詞を書き、『俳諸合』と題して刊行。

栩々斎・華桃園と署名し、『荘子』への傾倒ぶりを示す。

        冬、江戸市申より深川に居を移し、泊船堂と号する。

深川大工町臨川庵滞在中の仏頂  禅師との交渉が始まったのも、この頃であろう。

 

☆延宝9年(1681)38才

 

  春、門人李下より芭蕉の株を贈られ、これが繁茂したので芭蕉庵と号するようになる。

 7月、京の伊藤信徳らの『七百五十韻』を次ぎ其角・揚水・才丸との四吟二百五十韻 

の『俳諧次韻』を刊行。

  7月25日付木因宛書簡が現存する最も古い芭蕉書簡。「はせを」と署名。

 

☆天和2年(1682)39才

 

● 3月、望月千春編『武蔵曲』に発句六旬、一座百韻一巻入集。この俳書によ

って「芭蕉号」が公となる。

        12月28日、江戸駒込大円寺を火元とする大火のため芭蕉庵類焼。高山ビジを頼って

甲斐国都留郡谷村(現在の山梨県都留市)に赴く。

(この時期と内容については一考を要する。別記)

 

☆天和3年(1683)40才

 

 5月、甲斐国より江戸に帰る。

  其角編『虚栗』(六月刊)に「芭蕉洞桃青鼓舞書」として跋文を書き与え、当時の俳諧

観を吐露する。

  6月20日、母没す。享年未詳。

  9月、素堂筆の「芭蕉庵再建勧化簿」成り、寄進者五二名に及ぶ。

  冬、新築の芭蕉庵に入る。

 

☆貞享元年(1684)41才

 

● 8月、門人千里と『野ざらし紀行』の旅に立つ。

  東海道を経て、9月8日帰郷、4、5日間逗留。

  前年没した母の墓参をはたす。

  大和、吉野、山城を経て9月末、大垣の木因を訪ねる。

  冬、熱田から名古屋に入り、野水・荷号・重五・杜国・正平・羽笠と五歌仙、付加表六

句を巻き、『冬の日尾張五歌仙』と題して刊行(荷兮編)

● 12月25日帰郷。

 

☆貞享2年(1685)42才

 

● 2月、奈良に出て、京、近江、尾張、木曽、甲斐を経て、4月末、江戸帰庵。

9月間の『野ざらし紀行』の旅を終える。帰庵後しばらくして、『野ざらし紀行』初稿

成る。

 

☆貞享3年(1686)43才

 

  春、芭蕉庵で衆議判による「蛙」題の二十番句合を興行。芭蕉の、

〈古池や蛙飛び込む水のおと〉の吟が見える。仙化の編で『蛙合』と題して刊行。

  8月、荷号編『春の日』刊行。発句三句入集。

 

☆貞享4年(1687)44才

 

● 8月14日、曽良、宗波を伴い、常陸国鹿島の月見に赴く。

  8月15日夜、鹿島根本寺の前住職、仏頂和尚を訪ねて一宿するが、雨。

  8月25日、『鹿島紀行』成る。この頃『あつめ句』成る。

  10月25日、江戸を立ち『笈の小文』の旅に出る。

  12月末、帰郷。伊賀上野で越年。

 

☆貞享 5年(1688) 45才<元禄元年>

 

  2月4日、伊勢神宮参拝。

  2月18八日、亡父三土二回忌の法要に列席。

  3月19日、万菊丸(杜国)を伴って吉野の花見に出立、高野山、和歌浦、

奈良、大坂を経て、

  4月20日、須磨、明石を巡遊、須磨に一宿。去冬江戸出立以来、本日までの紀行文が

『笈の小文』である。

  4月23日、入京、

 

  5月10日頃、京を出る。

  8月11日、越人と信濃国更科へ名月を見に行き、長野、碓氷峠を経て江戸に帰る。こ

の旅の紀行が『更科紀行』である。

  9月13日、芭蕉庵で十三夜の月見。素堂、杉風、越人、友五、岱水、路通、宗波、夕

勢、蚊足ら参会。






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最終更新日  2021年03月02日 05時49分35秒
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