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人生観は年齢によりどうかわるか
心の教養 『人生の事典』昭和42年」 文学博士 大島康正監修 東京書院
一部加筆 山梨県 山口素堂資料室
一生涯を通じてわれわれを惑わすものであるが、そこには年齢によりおのずと異なった傾向もあらわれてくるのである。 まず青年期における人生観の特色としては、できもしないことを高望みしたり、実現不可能な理想をいだいたりする。そして壁に突きあたったり、実現不可能なことを知ったりすると混乱状態におちいり、なにがなんだかわからなくなってしまう。 …理想…と…現実…の問題に悩まされるのもこの時期からである。青年期は、いっぱんに空想的理想主義者の時代である。 つぎに、中年期にはいると現実主義的な人生観をもつようになる。これは結婚や家庭生活といった現実問題に対する責任がおおいかぶさってくる年代だからである。 また、中年のある時期になると生活も安定し、落ち着きがでてきて現実的理想主義者といった形をとるようになる。そして老年期にはいると、人は霊魂の問題、宗教の問題などに関心を示し、象徴主義的な人生観を持つようになるのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年04月17日 16時34分15秒
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