カテゴリ:松尾芭蕉資料室
芭蕉文集 栖 去来(向井氏)
こゝかしこうかれありきて、橘町といふ所に多籠りして、む月きさらぎになりね。風俗もよしや是までにして、口をとぢんとすれば。風情胸中をさそひて、物のちらめくや風俗の庵心なるべし。 家を放下して栖をさり、腰にたゞ百銭をくはへて、柱杖一鉢に命をむすぷ。なしえたり、風情終りに菰をかぷらんとは。 ‐ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年05月30日 17時34分54秒
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