カテゴリ:俳諧資料室
我門へこんな花咲く諷なく 一茶坊 五十年一日の安き日もなくことし漸々妻を迎へ我身につもる 老を忘れて行すゑ幸あらんとねがふことのいと愚しくはづか しけれ凡夫の悲しさいはゞ春の初花に胡蝶の戯るがごとく あきらめがたきは業のふしぎ浅しくなん思ひ侍リぬ 人の世に花はなしとや閑古鳥 我庵は何を申も藪わかな 三日月に天窓うつなよほとゝぎず 人らしく更へもかへけりあさ衣 千代の小松と祝ひはやされ福よ福よと弥陀たのむすべもし らで酒を説ひて 五十婿の天窓をかくす扇かな お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年09月29日 16時11分51秒
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