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2021年10月15日
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 挨拶付 『俳諧大辞典』  

 

連句用語。連句において、客が挨拶の発句をすれば、

亭主かその句に応じてただちに脇句を付けるのをいう。

脇は亭主のなすこと、右かしよりいふ。

しかれども首尾にもよるべし.

客発句とて、むかしは必ず客より挨拶第一に発句をなす。

脇も答ふるごとくにうけて、挨拶を付けはべるなり」(白さうし)。    

 

 

 挨拶と滑稽 『俳諧大辞典』 

 

俳論用語。山本健吉の説。

俳句は坐五からもう一度上五へ戻って二度読み、

作者の発見の刻印から思わざる会心の微笑を誘いだされるものであり、

俳諧はこういう談笑の場を互に作者となり読者となって

作りだして来たここらものである。

このことは詠嘆の時同性を抹殺したイメージの総合において行われるため、

断絶と呼応とを機能とする切字という固有の方法を持つと同時に、

個個発見がなくてはならないので、

季題の固定化からの脱皮の努力をよ視る。

現代俳句から芭蕉に遡った論者の主論説の一つであり、

戦後の本質論の代表的なものの一つである。

その著『純粋俳句』所収・初め『現代俳句芸術第一集』にまとめて発表された。

論旨はその後も発展している。






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最終更新日  2021年10月15日 09時03分20秒
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