カテゴリ:山梨(甲斐)の御牧(みまき)の全貌
すなわち、まず第一に上げられる特色は、甲斐が古代からずば抜けた名馬の産地だったということである。 『延喜式』という平安時代の書物をみると、馬を産する紋には、御牧(勅旨牧)と、諸国牧、近 都牧紋の三種があって、そのうち御牧は左右馬寮の直轄のもと、筆頭が甲斐の国で、次が武蔵で四、その次が信濃で十六、その次が上野で九となり、四力国合わせて三十二ヵ所に置かれていた。 この御牧から毎年朝廷に納める貢馬は、甲斐六十疋、武蔵五十疋、信濃八十疋、上野五十疋となっている。 甲斐三御牧というのは 穂坂牧(穂坂・小笠原・上手・朝神の旧村にまたがり、主として茅ケ岳山麓に展開する)。 柏前牧(高根町内・旧樫山地区にある。地名として柏前牧・南牧ヨセ・北牧ヨセ・野馬平・掛札などがある)、 真衣野牧(武川村地内・旧牧原村といった)の三ヵ所で、すべて北巨摩郡下に集中している。このうち穂坂校がのちに小笠原校に移行している。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年12月21日 13時34分20秒
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