「花魁、そりァ、あんまりそでなかろうぜ」
世の中とはまったく違った文化をもつ、吉原。にぎやか!きらびやか!!
そんな吉原で、仕事の接待を受けることになった田舎モンの次郎左衛門。
お相手するのは吉原一の美女、花魁八ッ橋(沢樹くるみさん。マジきれいだわぁ~)
当然のごとく、次郎左衛門鼻の下デレェ~と一目惚れ。
仕事で儲けたお金(ケタ違い)を全部つぎ込んでしまいます。カモられてるとも知らないで…
なんとか身請けまでにこぎつけた次郎左衛門。
しかし、ドタンバで発した八ッ橋のセリフ。ただただ、耳をうたがい唖然とする。
そんな次郎左衛門に、カゴツルベの悪魔の声がささやく―
沢樹くるみさん、マジきれいだわぁ~。
元宝塚の方なのかぁ~。どうりで、納得。
なにしろ個性豊かなキャラクターがいっぱい出てきて面白かった!!
1番気に入ったキャラは井俣さんの演じた「カゴツルベ」
あの衣装、あのメイク、あの声。カッコイイ!
吉原という独特な世界での、それぞれの愛のカタチ。
自分の愛する人の為に、そして自分の為にあそこまで出来てしまうんだ。
すげぇな。
それもきっと、沢樹くるみさんがキレイすぎるから。
カモがここにもいるようで…(笑)
元ネタは歌舞伎の『籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)』
ザッと書くと、病気を理由に遊女の奥さんをポイッと捨てた次郎左衛門の父親。
偶然、乞食になってしまった奥さんと再会、で惨殺。奥さんの祟りで自分も同じ病気にかかり悶死。
そんな父親の子次郎左衛門もまた遊女と出会い、たまたま手に入れた村正作の妖刀で―
と、まぁ言ってみれば、起こり得るにして起ってしまった因果のモノガタリ。