さてもさても

書いてよいものなのか迷ってました。
そっとしておかなければいけない、そう思わせる作品だったので。

でも、少しだけ…。お許しを！

『外から少し覗いて、引き返してしまうお客さんもいるんですよ。』
そんな２階建てのビルの屋上に建てられたカフェでの貸切公演。
カフェとかギャラリーとかで見る芝居、好きです。
気が向いたから短編小説の一編を読む、そんな気楽さが。

『自分が楽しいと思えない生活なんて想像できませんね。』

「楽しい」を感じるとき。
もしかしたら、それはとっても身近にあるナニカだったりするのかも。
友人が何気なく口にした一言だったり
自然がつくる風や光が触れたときの感触だったり。

そして、そんな気持ちにさせてくれた相手にかける言葉。

『ありがとう。』

この日は雨。
屋根にあたって弾けるしずくの音色もフワリと羽織ってしまう。
―そんな空間でした。