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さてもさても

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2008年06月11日
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カテゴリ:歌舞伎

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夏だ!祭りだ!!

劇場入口付近から轟く「うぃ~ん」というモーター音に「…とん」という太鼓の音。
そこにおれれるのは、くいだおれ人形君!このために大阪から応援に駆けつけた熱烈なお出迎え!
イヤでもテンション上がるよ!大阪だぁ~。
毎度見慣れた混み混みのロビーの活気も今回はひと味違って見えて、お祭りだぁ~。

期待を胸に2階席の1番奥の奥のバルコニー席にたどり着いて、1階席を覗いてみると
開演前なのに笹野さん、扇雀さん、彌十郎さん出演者の方々が客席内をう~ろうろ。
さすが1階席オイシいな、とか思ってたらこんな席までカラミの役者さんが来てくれて(泣)
『あれはドイツ帰りの獅子ですわぁ。』
とか舞台上でどんちゃん始まったお祭りを一緒に盛上げてくれました。
『お!なんや、なんかはじまったで。いてまえ!いてまえ!』
そのうち喧嘩が始まり、相手の佐賀右衛門の手下を傷付け捕まる団七(勘三郎さん)の姿。
そして、芝居が始まります。

月日は流れて、団七釈放の日。
髪ぼさぼさ髭ぼーぼー客席まで臭ってきそうな団七も、床屋に入ってきれいサッパリ。イイ男。
になった、と思ったらまた喧嘩。「そりゃ、まずい。」とちょうど夫を迎えに来たお梶が止めに入って
相手を見てみてびっくり。お梶に気付いて突然大人しくなっちゃったこの男、一寸徳兵衛。
実は先日、団七の旧主玉島磯之丞に意見するため乞食だった徳兵衛を雇ってたのでした。
一人の女の事で始まったこの喧嘩、聞けば親分の佐賀右衛門に頼まれたという徳兵衛。
その女というのは磯之丞の恋人傾城琴浦。
救ってくれた夫の守ろうとしている主人の恋人と知り、その人物が自分とも関係あると分かり
お互いの片袖を交換し義兄弟の契りを交わす団七と徳兵衛。
恩ある人たちのために働く人々の、大阪の粋。

勘太郎さん!!
役へのはいり方が尋常じゃないっ!
磯之丞のことは自分に任せて、と三婦に懇願する徳兵衛の妻お辰。
歯痒さと緊張感が、こんな遠くの席までビシビシ伝わってくる!…そして
(説明不足で、なんのこっちゃか分からないと思いますがいろいろあります。)

『そんな顔で、徳兵衛さん何とも思わないかねぇ?』
『あの人が惚れてるのはココじゃない、ココだよ。』

と、胸をポンッとたたく。

ぐっと来たぁぁ~。
ん?でもこんなセリフあったかな。断言できませんがコクーンならではです、多分(汗)
で、このやりとりが後の田島町団七内の場に効いてきて、あんまりだろ徳兵衛よぉ!

そして、そして何と言ってもクライマックス~!!

 


カテコ、カテコ、スタオベ、カテコ…
『ドイツも凄かったけど、お客さんたちドイツを越えました(ハァ、ハァ)。
 やっぱり本場は違う(ハァ、ハァ)』

と言う、勘三郎さんの有難いお言葉にさらに拍手を浴びせまくる客。もちろん自分もその一人(笑)
全体的に大阪の雰囲気が漂ってたか、というと正直ビミョーだけど拍手せずにはいられんのです!

そして、笹野さん!

アンタぁ殺されて当然だよ(笑)






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最終更新日  2008年06月16日 08時32分50秒



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