テーマ:最近観た映画。(40136)
カテゴリ:映画
え~~~ッ!? 今頃ぉ!?って言われそうだが、
先週、「ガリレオ」劇場版=映画「容疑者Xの献身」を観てきたぞ。 そうは言ってもな、これから観るって人もいるだろうからな、 ネタバレはなるべく避けるとしよう。 ま、タイトルやCMスポットからでも、充分推測がつくストーリーなのだが。 いやぁ~~~、にしても切ない。 えらく切ない。 それは予想以上だった。 本編終了後、重く哀切な残像がズシっと圧し掛かる映画だ。 そこにTVシリーズのような謎解きの爽快感は、ない。 それは、湯川学(福山雅治)と事件の鍵を握る人物、 石神哲哉(堤真一)が友人関係にある事も影響しているのだが、 登場人物それぞれが、「そうせざるを得なかった」事情が、 あまりにも悲しく連鎖している事が、大きく影を落としているせいだ。 アクション等などの派手な展開はないが、ストーリーで見せる映画。 常に場面に緊張感があり、最後まで飽きさせる事はない。 いい映画と言えるだろう。 しかし! が、しかし! 自称・名探偵ミヒロには腑に落ちない点もいくつかあったぞ。 まず、警察は指紋も歯型もとれないような遺体を 何故、富樫慎二と断定したのか?という点。 宿帳や所持品では身元の特定とはならないのでは? 次に、証拠品の一つとして自宅で抑えられた、こたつのコード。 しかし、この家にこたつは無かった。 コードだけ取っておく人間なんているだろうか? ここに警察は矛盾を感じなかったのだろうか? まぁな。 警察にとって肝心なのは、あくまでも事件の解決であって 真実の追究じゃあねえからな。 その意味ではリアルっちゃあ、リアルなのかも。(笑) しかし、この推理ミスは見逃せないね! いいかい?湯川先生。 キミはとんでもない思い違いをしているよ。 名探偵ガリレオといえども、友人が絡むとカンも鈍るってワケだ。 え? 事件は見事に解決したじゃないかって? いやいや、本当の意味での「事件」は、まだ終わっちゃいない。 ズバリ言おうか? 石神が恋した相手は、花田靖子(松雪泰子)ではない! 断じてない! 彼が恋したのは、娘の美里(金澤美穂)にだ!! だってさぁ、あの引越しの挨拶のシーンで輝いてたのって、娘の方じゃん。 もう間違いないでしょ、あのキラキラ感。(←危険人物。) 大体さ、35歳と14歳を天秤にかけて、数学教師が35の方とらないでしょ。 14でしょ14、フツー。 統計学的に言っても。 (注・そんな統計はありません!) だから湯川先生が解いたのは、あくまでも表面上の問題で。 ほら、言ってたじゃないか、石神が。 追試の話に絡めて。 「幾何の問題と見せかけて、実は関数の問題」って。 引っかけ問題だって。 あれは、なにも偽装工作のことだけじゃなかったんだよ。 母親と見せかけて、実は娘狙い。 まさかの娘狙い。 ある意味、これが本当の「事件」。 まさかの事に、誰一人気が付かなかった。 ね、これですべての謎が解けた。 本当の事件解決だな! (↑んなワケなし!) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.11.02 22:09:51
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