アーツブリッジ日記

昨日・今日とＣＳＲの勉強会の合宿に行ってきた。

５０社のＣＳＲ担当者の方達とグループディスカッションを２つ、
そして懇親会などを通して色々な意見交換ができた。
今回は皆さんが悩んでいらっしゃることに対して、
少しではあるが情報を提供できたりしたので
参加意義があったかなと思う。

企業がＣＳＲ部署を設置し始めたのはこの１～２年のことで、
活動のサイクルが回り始めたところという意味では、
まだ結果がでる段階まで達していない。
でもこれから２～３年の間には段々と色々なことが
定着してくるのではないかと思う。

今回のディスカッションテーマで面白かったのは
「ＣＳＲは儲かるか」というもの。
ＣＳＲは儲けるためにするものではないが、
ＣＳＲを長期的な投資としてとらえれば、
それが結果的に会社の利益につながっていくことに
なるのだと思う。

でもそうなるには「守り」のＣＳＲ（コンプライアンスなど）から
「責め」のＣＳＲ（戦略的な環境や社会貢献活動など）の域に
達する必要がある。
この辺の考え方も、時間と共に定着してくるだろう。

これからも私なりに少しでも皆さんの役に立てるような
情報提供をしていきたいので勉強し続けなくては。
でもこれはポジティブな活動なので苦にならない。

企業がこれから社会の中でどういう役割を果たしていくかによって、
日本の将来も大きく影響されてくる。
今こうやって企業がＣＳＲという時流の中で
組織や制度の見直しをしている時期こそ、
方向転換を図るチャンスなのではないかなと思う。
表面的な社会的責任ではなく、
物事の本質を見極めながらの改革を願っている。